こんにちは。
ポイントとマイルを貯めてあちこち旅行するのが好きな、jun(@odakyu_de_go)と申します。
今回はアマン京都宿泊記です。
日程は、2019年12月18日(水)~19日(木)
11月1日に洛北の鷹峯地区にアマン京都がオープン。
今年6月に行ったアマネムでの「心が洗われるような」体験が忘れられなかったので、アマン京都も是非泊まってみたいと思いました。
目次
- 旅行当日までの準備
- アマン京都の位置とその来歴を確認する
- のぞみ31号で京都駅へ
- 地下鉄とタクシーを利用してアマン京都へ向かう
- アマン京都にチェックイン
- アマン京都の「芒」
- アマン京都の敷地内を散策(夕方)
- アマンスパの温泉(夕方)
- ザ・リビング パビリオン by アマンで夕食
- 部屋でE-1サッカー選手権を見る
- アマン京都の檜風呂
- アマン京都の和朝食
- 「天ヶ峰」に向けて散歩
- アマン京都のトレッキングコース
- アマンスパの温泉(朝)
- アマン京都をチェックアウト
- アマン京都近くのお寺を参観(光悦寺)
- アマン京都近くのお寺を参観(源光庵)
- アマン京都近くのお寺を参観(常照寺)
- 御土居史跡公園
- 「ザ・リビング パビリオン by アマン」でカレー
- のぞみ238号で帰路に
- アマン京都の良かったところ
旅行当日までの準備
6月に泊まったアマネムは、アメックスプラチナのファイン・ホテル・アンド・リゾート(FHR)で予約した。
その結果、
- アップグレード
- レイトチェックアウト
- 朝食無料
- 100米ドル分のレストランクレジット
といった特典が得られた。
アマン京都もFHR経由で予約したかったが、私が予約を検討している時期にはまだFHR対象外。
仕方ないので、11月4日に、ホテル公式サイトから一番安い「芒(すすき)」を予約。
料金は、サービス料・諸税合わせて153,800円。
アマン京都の客室は、高い方から順番に、
- 鷲ヶ峰パヴィリオン
- 鷹ヶ峰スイート
- 蛍(ほたる)
- 楓(かえで)
- 楢(なら)
- 芒(すすき)
となっている。
153,800円払っても、一番安い部屋である。
アマン京都からの予約確認メールには、宿泊日14日前以降のキャンセルは宿泊料金全額のキャンセル料金が発生するとのこと。強気だ(苦笑)
宿泊日8日前に、
アマン京都は、自然が織りなす美しい森と、時を重ねて創り上げた静謐な庭の中にあり、それぞれのお部屋までの小径や高台へ誘う石段の中で、自然を感じ、心からお寛ぎいただける特別な空間です。
より素敵なご滞在となりますよう、ご到着に際し下記ご教授いただければ幸いでございます:
・ご宿泊の皆様のお名前(漢字とフリガナ)
・アレルギーや苦手食材の有無
・ご来館方法(電車・お車)ならびにご到着予定時刻お履き物
ホテル内は太古の息吹を感じる石畳が多くございますので、お足元が気にならないスニーカーなどフラットシューズでお過ごしになることをお勧めいたします。
ご到着情報・交通手段について
お車お手配をご希望の場合はどうぞお申しつけくださいませ。
ご料金・アクセスマップは添付資料をご参照いただけますようお願い申し上げます。
とのメールが来た。
旅行前日に、改めて予約確認メールを見ると、私が間違えたらしく、宿泊者数が2になっていた。
宿泊者数の訂正と「鷹庵」での晩飯の予約、「ザ・リビング パビリオン by アマン」での朝食の予約をお願いするメールを送る。
アマン京都の位置とその来歴を確認する
旅行記をスタートさせる前に、アマン京都の位置とその来歴を確認しておく。
アマン京都の住所は、京都市北区大北山鷲峯町1番。
航空写真モードのGoogle Mapsを見れば分かる通り、左大文字山から繋がる鷹峯三山(鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、天ヶ峰)の麓に位置し、その斜面に沿って、宿泊棟、レストラン棟、スパ棟が配されている。
その来歴。
アマン京都公式から引用すると、かつてこの辺りは「江戸初期に琳派の創始者、本阿弥光悦が居を構え、芸術村として栄えた」場所で、アマン京都オープンの前は、「かつての所有者が織物美術館を創ることを夢見て、年月をかけて庭をはぐくんできた」場所とのことだ。
その森と調和するような建物群を設計したのは、アマン東京、アマネムも手掛けたケリー・ヒル・アーキテクツ。
オーストラリアのパース出身の建築家ケリー・ヒルは、アマン京都のオープンを見ることなく、2018年に亡くなっている。
ヒルのホテルデザインに対する哲学は、ローカリティを追求し、文化を理解し、周辺の環境に寄り添い風土に溶け込む空間をつくりあげることであった
のぞみ31号で京都駅へ
当日朝にアマン京都からメールが来ていた。
あいにく「鷹庵」は水曜日が定休日とのこと。
また、朝食に関しては予約の必要がなく、7:00-11:00の間に会場である「ザ・リビング パビリオン by アマン」に行けばいいとのこと。
19時から「ザ・リビング パビリオン by アマン」での晩飯の予約をお願いする。
東京駅までの道中にアマン京都周辺のスポットを調べる。
秀吉が築かせた「御土居」跡を見に行くのは面白そうだ。
御土居は天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が,長い戦乱で荒れ果てた京都の都市改造の一環として外敵の来襲に備える防塁と,鴨川の氾濫から市街を守る堤防として,天正19年(1591)に多くの経費と労力を費やして築いた土塁です。
台形の土塁と堀(堀の一部は川,池,沼を利用)からなり,その延長は22.5キロメートルに及び,東は鴨川,北は鷹ヶ峯,西は紙屋川,南は九条あたりにそって築かれました。土塁の内側を洛中,外側を洛外と呼び,要所には七口を設け,洛外との出入口としました。鞍馬口,丹波口などの地名はその名残です。
アマン京都がある鷹峯地区は、当時、御土居の外(=洛外)。
本阿弥光悦がこの地を徳川家康より拝領した当時は、 「近江丹波などより京都への道に、用心あしき、辻切追はぎをもする所あるべし」(『本阿弥行状記』)と、治安の悪いところだったらしい。
近傍の「血天井」「悟りの窓」「迷いの窓」が見られるらしい源光庵が面白そうだったが、あいにく、庫裏改修工事のため長期拝観休止中だった。
東京駅到着後、エクスプレス予約で12:10の「のぞみ31号」を予約。
参考:ビュー・エクスプレス特約で東海道・山陽新幹線に乗る方法とそのメリット
昨日から胃の調子がイマイチで、温かいものを飲みたかったので、八重洲中央南口にある「ビュー・ゴールドラウンジ」に寄って、熱いほうじ茶を頂いた。
今日は私の他に2名の方が利用していた。
乗車中は、先週の上田・金沢旅行記を書いていた。
14:30前に京都駅に到着。
地下鉄とタクシーを利用してアマン京都へ向かう
地下鉄に乗り換えて、北大路駅へ。
北大路駅からはUberでタクシーを呼んでアマン京都まで行こうかと思っていたが、北大路駅の目の前にタクシー乗り場あったのでその必要なかった。
左大文字って見たことがなかったので、左大文字が見える場所に寄ってもらった。
これだけど、今の時期だとよく分からないね。
15:10にアマン京都の敷地の前で降ろしてもらう。
アマン京都にチェックイン
最初の門。
もう一つの門。
なにか見えてきた。
私を見つけたスタッフが走り寄ってきて、荷物を持ってくれた。
これが鷹庵だった。
市場が水曜日休みのため水曜日を定休日にしているとのこと。寿司屋の鑑のような店だ。
この門の先にアライバルラウンジがあった。
アライバルラウンジはアマネムにもあった。チェックイン、チェックアウトを行う専用棟だ。
アライバルラウンジの内部。
アマネムのそれより狭い。
アーモンドと和三盆のお菓子をいただく。お茶はローズヒップの入ったほうじ茶。
間違って2名で予約していたので、「お連れの方は?」と言われた(苦笑)
敷地内の施設の案内を受けて、チェックイン。
私の先にチェックインをしていたカップルはカートで移動していったので、私もそうなのかなと思ったら、「遠くにある棟(鷹ヶ峯スイート、鷲ヶ峰パヴィリオン)のお客様はカートで案内することもあるが、近くの棟のお客様は歩いていかれる」とのことだった。
はたして、私の予約した「芒」はアライバルラウンジのすぐ隣だった、、、
階級社会、、、笑
なお、アライバルラウンジ前から伸びるこの道をずっと登っていくと、「天ヶ峰」と呼ばれる場所に到達するらしい。明日行ってみよう。
アマン京都の「芒」
これがアライバルラウンジのすぐ隣りにある「芒」棟。
2階と1階があるが、私は2階だった。
15:45くらいに、靴を脱いで部屋に入り、一通りの説明を受ける。
入った瞬間、民家が見えてしまったので、少しテンション下がったのは否めない、、、苦笑
リビング部分はこんな感じ。2名で予約しちゃったから、ツインベッドになってるね。
畳の部屋にダイニングテーブルとローテーブルが置かれている。
引き出しに浴衣とパジャマ。
畳はまっさらで綺麗。
水回りエリアにはスリッパが用意されている。
上の写真の奥がトイレ。
このバカでかいヒノキの風呂がこの部屋の一番の目玉かもね。
大きいから湯船にお湯がたまるまで30分くらいかかると言われた。
洗面所。
綿棒などはこんな容器に収納されている。
引き出しの中にイタリア製の歯ブラシや、夜暗いときに使う懐中電灯などが。
フカフカのタオルがたくさん用意されている。
鍵とDO NOT DISTURBの標識。
窓からの眺め。
ベッドに寝そべった状態からの眺め。
とりあえず温かいもの飲みたいということで、お湯を沸かして緑茶を頂いた。お茶請けは豊富にあるよ。
アマン京都のサイトマップ。
まずはアマンスパに行って温泉に浸かってこよう。
アマン京都の敷地内を散策(夕方)
16:40頃に部屋を出る。
芒棟の目の前にあるのが、「ザ・リビング パビリオン by アマン」というレストラン。
テラス席。アマネムにもこういうテラス席あったね。
どこかの雑誌の取材スタッフが色々写真を撮っていた。
レストランのスタッフに空いている時間を聞くと、18時くらいとのことだったので、晩飯時間を19時から18時に変更。
テラスの前にケリーヒル・ガーデン。
ケリー・ヒルを顕彰したプレートがあった。
ザ・リビング パビリオン by アマンが面したこの通り沿いにあるのが、「楢(1階)」「楓(2階)」という棟。
しめ縄と地蔵が並ぶ一帯があった。
奥まったところに「蛍」という棟。
この先を向かうとアマンスパがある。
なお、上の写真の右の崖の上に鷲ヶ峰パヴィリオンと鷹ヶ峯スイートがある。
山裾の斜面に沿って階級社会が形成されている・・・笑
アマンスパの温泉(夕方)
アマンスパの入り口。
ちょうど誰も利用者がいなかった。
スタッフ立ち会いのもと、許可を得て、撮影させてもらった。
温泉成分。
内風呂。洗い場は3つ。
露天風呂。
露天風呂を独占。
これはよかった。
風呂場には階級社会はない(笑)
体ポカポカの状態での帰り道が気持ちよかった。
ザ・リビング パビリオン by アマンで夕食
17:30頃部屋に戻って、すぐに「ザ・リビング パビリオン by アマン」へ。
アラカルトの他に、洋食のコース料理と、和食のコース料理(2名から)があった。
選択の余地ないので、洋食のコース料理に。
まずクラフトビール。グラスが面白い。
スジアラ(アカジンミーバイ)のカルパッチョ。
聖護院大根、ゆず、芽ネギが添えられ、カラスミをふりかけてくれる。
伏見の日本酒の仕込み水に使われているという、伏水(ふしみず)。
ビールの後はリースリングの白ワイン。香りが良く美味しい。
二品目はフィッシュアンドチップスと書かれていたが、出てきたのはこれ。
サワラに糸状のポテトが巻かれていて、下にはマッシュポテト。
糸状ポテトの塩っけと、マッシュポテトの甘み。
サワラもふっくらしてて旨くて、今この記事書いていてももう一度食べたくなる逸品だった。
京猪と百合根のグラタン。グラタンの中にゴロッとした猪肉が入っている。猪肉はあっさりしている。ヘルシンキで食べたトナカイに似ている。
パルメジャーノチーズとごぼうとビーツのパウダーがかけられている。
赤ワインをもらう。
近江牛のサーロインはとろける。山椒と赤ワインのソースが添えられている。
これはリゾピラフ。
ごぼう、さつまいも、かぼちゃといった根菜の入ったピラフ。
きのこ出汁のスープが付いていて、リゾットにもできるという品。
「洋風お茶漬け」という感じ。
これはミモザというデザートの前の口直しの品。
オレンジシャーベット、はっさく、ブラッドオレンジのジュレをシャンパンで和えている。
最後にコーヒーと丹波栗のモンブランとほうじ茶のジェラート。
満腹。
一人で来ていたのは私だけだったけど、始終、スタッフが気を遣ってくれて、楽しい食事となった。
20時過ぎには結構空いてきていた。
帰り際に明日の朝食について聞くと、朝食は美味しい湯豆腐が食べられる和食がおすすめとのことだった。そうしよう。
星がきれいだった。
部屋でE-1サッカー選手権を見る
部屋に戻った後、E1選手権の韓国戦を見る。
FC東京の攻撃の要の一人であるナ・サンホが韓国代表に選出され、守りの要である渡辺剛が日本代表に選出されていて、両者のマッチアップが見られるかも知れないからだ。
ここを開けるとテレビ。
ただ、ナ・サンホは出場していて、活躍していたが、渡辺剛は出場機会がなかった、残念。
その後、NHKの「歴史探偵」の本能寺の変特集が面白くて見入ってしまった。
来年のNHK大河ドラマの主人公は明智光秀だし、京都サンガの新スタジアムも完成するし、来年は亀山が熱くなりそうだね。
私は京都サンガの新スタジアムの内覧会の際に、今まで一度も泊まってことがなかった翠嵐ラグジュアリーコレクションに泊まる予定だよ。
アマン京都の檜風呂
さて、風呂に入って寝よう。
明日は12時チェックアウトか。
もう一度、アマンスパの温泉にも入りたいし、「天ヶ峰」にも行きたいし、近くの光悦寺や御土居も見に行きたいし、どういう予定にしようかな。
とりあえず早起きしないことには始まらないな。
水回り部分を素足で歩いて気付いたが、床暖房(?)になっていた。
ゆず湯のいい香り。
風呂入った後、素足で畳歩くときの気持ちよさを久しぶりに味わった。
愛子さんが天皇皇后両陛下と『この世界のさらにいくつもの片隅に』をご覧になり、しかも、『あまちゃん』のファンだったというニュースが流れてきて、とても嬉しい気分になった。いい気持ちのまま就寝。
アマン京都の和朝食
7時に起床。
昨晩、晩飯後、何も食べてないからちゃんとお腹すいてるわ。
私も年だし、そろそろ夜遊びも卒業かな・・・笑
7:30前に「ザ・リビング パビリオン by アマン」に。朝の空気が気持ちいい。
なんと、誰もいなかった。
9:00くらいに来る人が多いらしい。
暖炉に近い席に陣取って、この機会に内観を撮影。
テラス席も。
和朝食に。ご飯かお粥を選べた。
おめざのはっさくジュース。
和食御膳。
カレイに大根おろしともろみ味噌が添えられている。
ワゴンサービスで湯豆腐。醤油かポン酢か選べて、薬味も自由に選べる。
ご飯は合鴨農法と言われる有機農法で造られているそうだ。
御飯と味噌汁と湯豆腐をおかわり。朝から健康的によく食べた。
1時間くらいで部屋に帰る。
京都新聞が届けられていた。
「天ヶ峰」に向けて散歩
9時前に「天ヶ峰」に向けて散策開始。
なお、アマン京都内の「天ヶ峰」と呼称されている場所のことであり、天ヶ峰と呼ばれる(実際の)山とは異なる。
すぐに舗装されてない道になる。
苔で滑りやすいので注意。
苔むした石段の階段を登っていくと天ヶ峰。
この石もよく集めたよねぇ、という感じ。
「天ヶ峰」に到達したが、そこから何か眺望が望めるわけではなかった。
帰りのほうが危ない。
アマン京都のトレッキングコース
部屋には戻らず、鷹ヶ峯パヴィリオン、鷲ヶ峰パヴィリオンの方に歩いていく。
その先はトレッキングコースとなっている。
不安に思いながらも進んでいく。
スタッフの方が、「鹿とか猪を見かける」と言っていたが、普通に出くわしそうな雰囲気だ。「花札」の世界。
凄い急坂になる。
足を踏み外さないように慎重に降りていった。雪の札幌でも役立った滑り止め付きの靴を履いてきてよかった。
「禅(Zen Garden)」というスペースに。
こんなところを降りてきた。
敢えて行くべきではなかったかもしれない・・・笑
「禅(Zen Garden)」からの下り道。苔むした石畳。
眼下にアマンスパ。
ここが「和(Nagomi Dining Deck)」という場所。春先などはここでピクニックもできるらしい。
降っていく。
右手は鷹ヶ峰パヴィリオン。
アマンスパの温泉(朝)
そのままアマンスパに向かった。
温まるなぁ。
誰もいなかったのでまた許可取って撮影させてもらった。昨日のは夕方で暗かったからね。
露天風呂。
こんな巨石をよく集めたよなぁ。まるで城のようだ。
アマン京都をチェックアウト
10:15頃に部屋に戻って、ゼロカロリーのコカ・コーラで水分補給。
なお、冷蔵庫内の飲み物は、アルコールと扉のジュース以外は無料だよ。
京都新聞に目を通してから、帰り支度。
荷物をアライバルラウンジで預かってもらって、近場を散策しよう。
11:45にアライバルラウンジでチェックアウト手続き。
料金は、宿泊費と飲食代で190,165円。
内訳は以下。
宿泊料金 | 153,800円 |
夕食 | 30,993円 |
朝食 | 6,072円 |
その他 | 1,300円 |
合計 | 190,165円 |
スタッフがアマン京都オリジナルのバゲージタグをスーツケースにつけてくれた。
※アマンは、各ホテルが宿泊者にオリジナルのバゲージタグをプレゼントしているとのこと。
アマン京都近くのお寺を参観(光悦寺)
徒歩でまず光悦寺に向かう。
「異常気象時通行規制区間」との看板が。
警戒しながら進む。
狭い道に前からも後ろからも車が来て危ないわ。
確かに大雨で土砂崩れが起きそうなところだ。
途中にあった浄土宗吟松寺の壁にはコケ類が大繁殖していた。
その後、急坂に。
坂の途中に「古道 長坂道入口」。丹後、若狭に続く道。
坂の上から見たところ、何パーミルあるんだ?
光悦寺に到着。
繰り返しになるが、この辺り一帯は、元和元年(1615年)に徳川家康から本阿弥光悦に与えられた土地だそうで、本阿弥光悦は一族や工匠を住まわせて、一大文化村を築いたらしい。
本阿弥光悦は熱心な日蓮宗の信徒であったらしく、ここ光悦寺も、後に紹介する常照寺も日蓮宗のお寺。
現時点の標高は159メートル。
西に鷹峰三山、東に遠く東山を望めるロケーションとなっている。
細い参道を進んでいくと、拝観案内があった。一人400円。
内部は見学できないが、いくつかの茶室を外から見ることができる。
三巴亭。
寂寥軒。
本阿弥庵。
光悦垣。
敷地内の南端にある本阿弥庵の前からは京都市内方面を望むことができる。
ズームして見えた高台は建勲神社のところかな?
鷹峰三山の説明。アマン京都の鷲ヶ峰パヴィリオン、鷹ヶ峰パヴィリオン、天ヶ峰もこれに由来している。
さきほど見た下の写真の右の山が鷹ヶ峰。
鷲ヶ峰と右奥に天ヶ峰。
なお、花札の8月の絵札の「芒」はこの鷹峯三山がモデルだそう。
アマン京都近くのお寺を参観(源光庵)
光悦寺を出た後、歩いてすぐ近くの源光庵へ。こちらは曹洞宗のお寺。
現在は拝観休止中。
「血天井」「悟りの窓」「迷いの窓」を見てみたかったんだけど、残念ね。
アマン京都近くのお寺を参観(常照寺)
歩いてすぐ近くの常照寺へ。
これは当時天下随一の太夫と謳われたらしい二代目吉野太夫が寄進したという吉野門。
帯塚。
本堂で常照寺と吉野太夫に関するビデオを見る。声優は津嘉山正種さんだった。
ビデオ内で説明されていた丸窓は見られなかった。残念。
御土居史跡公園
この後は御土居史跡公園へ。
常照寺の前にUberを手配して、御土居史跡公園近くの佛教大学の前で降ろしてもらう。
これか。
鷹峯旧土居町とはこのような形であるらしい。この形で御土居が築かれたんだね。
「わが国に数少ない都市をめぐる城塞の史跡」という記述があった。
御土居の高さは、御土居の下の建物の3階部分に相当してるから、相当高いよ。
しかも、御土居の外は天神川(紙屋川)が削った峡谷となっている。
これは鉄壁の防御だな。
これも繰り返しになるが、アマン京都も光悦寺も秀吉が造った御土居の外にある。
また、Uberでタクシーを呼んで、ホテルへ戻る。
「ザ・リビング パビリオン by アマン」でカレー
14時頃、アマン京都に到着。
「ザ・リビング パビリオン by アマン」で昼飯を食べて帰ろう。
昨晩、担当してくれた若いお兄ちゃんに、「インルームダイニングで一番人気のメニューは?」と聞いたら、野菜たっぷりカレーのチキングリルトッピングとのことだった。
昼飯はそれに決めた。
アフタヌーンティのお客さんで忙しいみたいで少し時間がかかった。
スリランカ出身のシェフが考案したというカレー。
御飯の量が多いかと思ったが、ご飯の進むカレーで完食。
おいしかった。
タクシーを呼んでもらい、それまで外のテラスで待っていた。
スタッフが気を遣って、毛布を持ってきてくれたよ。
のぞみ238号で帰路に
鞍馬口駅で降りて、地下鉄で京都駅へ。
京都駅到着後、エクスプレス予約で「のぞみ238号」を予約。
帰路についた。
行きもそうだったけど、iPhoneのモバイルSuicaで東海道・山陽新幹線に乗れるのホント便利よ。
アマン京都の良かったところ
- 巨大な檜風呂
- 湯上がり気持ちいい畳の部屋
- アマンスパの露天風呂
- 「洛外」の言葉を体感できる僻地感
- その敷地内での森林浴
この旅行記を書いているのは2019年の12月27日だが、アメックスプラチナのコンシェルジュデスクに確認したところ、2019年12月19日より、アマン京都が「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」の対象になったらしい。
次は仮に「芒」を予約しても、空室状況によって「楢」以上にアップグレードされる可能性あるし、12時からのアーリーチェックインも期待できる。
16時までのレイトチェックアウト、朝食無料、100ドル分のレストランクレジットのプレゼントは確約だ。
チェックアウト時間が16時なら、もう一度アマンスパの温泉に入れるね。
今回より確実にコスパが良くなるので、また是非伺ってみたいものだ。