こんにちは。
陸マイラーのjun(@odakyu_de_go)と申します。
モスクワ4泊6日旅行記の「(4) トレチャコフ美術館へ」です。
- (1) JAL421便(成田-モスクワ)ビジネスクラス搭乗記
- (2) ドモジェドヴォ空港からアエロエクスプレスでモスクワ市内へ
- (3) モスクワ マリオット ロイヤル オーロラ ホテルにチェックイン
- (4) トレチャコフ美術館へ
- (5) 赤の広場へ行き、ホテルメトローポルの「SAVVA」でディナー
- (6) ルジニキ・スタジアム、モスクワ大学を見学して雀が丘へ
- (7) FUMISAWA SUSHIへ
- (8) スパルタク・スタジアムとCSKAモスクワ・スタジアムを見に行く
- (9) モスクワ土産と「Brasserie Most」のディナー
- (10) JAL422便(モスクワ-成田)ビジネスクラス搭乗記
以下がこの記事の目次です。
ラウンジで朝食
4時半頃目が覚める。
カーテンを開けて寝てしまっていた。
もう既に明るい(笑)
2時間くらい、昨日の旅行記を書いていた。
8時に朝食会場のラウンジへ。
ノートに名前と部屋番号を記入する。この形式は初めてだな。
利用者はあまりいない。
どーんと生々しいものが並ぶ。
そして、カロリー高そうなパンも。
エッグスタンドに入ったゆで卵は、ボイル3分のものと6分のものがあった。
こんな感じで朝食にした。
エッグスタンドに入った卵の食べ方が分からなかったのでその場でググった(笑)
食べながらも今日の予定を考える。
モスクワ観光の定番っぽい「赤の広場」に行きたいところだが、今日は昼過ぎまで雨予想。
室内レジャーを楽しもうか。
それならトレチャコフ美術館かな?
9時にラウンジを出る。
なお、朝食はエリート特典で無料。
簡単にMarriott Bonvoyの「プラチナ会員」になれる方法を以下で紹介しているので参考に。
トレチャコフ美術館
2階の朝食会場を見たら、そこそこの入りだった。こちらの方が種類も多そうだね。
気付いたら、娘からFacetimeが来ていたので、こちらからかけた。
「旅行楽しんでね」と言ってくれるのが嬉しい。
最近、Facetimeメッセージのやり方を知った娘はやり取りするのが楽しくて仕方ないようだ。
トレチャコフ美術館に行くことに決め、10時過ぎにUber Taxiを呼ぶ。
ホテルを出たら、想像以上に雨脚が強い。
タクシー車内からも、ピンク色の強い花(桜?)が目立つね。
10:35頃、目的地に到着。
しかし、それらしき建物はなく、「あれ、もしかして、今日休み?」と思ったが、単に運転手が建物の裏手に案内しただけだった。
トレチャコフ美術館正面。
前の人を抜かさないように並んでいるのだが、アジアのおばちゃんおじちゃんがガンガン体当ててくるし、どんどん抜いてくる。
まったく。
Kaccaでチケットを購入。VISA、Mastercard、JCB、UnionPayが使える。残念ながらAMEXは使えず。
チケット購入後、入口に向かったら、ダメダメみたいな指摘を受ける。まず、傘を持っているのがダメ、バッグもダメ。
折りたたみ傘をリュックにしまう。バッグを持っていても入場を許されてる人がいたので、そのまま入ろうとしたら、またダメダメと指摘を受けた。
「さっきの人はOKだったじゃん?」みたいなジェスチャーをしたら、お前のは大きすぎるとのこと。すんません。
11時過ぎから鑑賞開始。
と言っても、予備知識ないから、『地球の歩き方』の解説を参考にして、有名所だけピンポイントで見ていく戦法にした。
トレチャコフ美術館はフラッシュを使わなければ写真撮影OKなのも嬉しいところ。
ピンクの服を着たおばさんに見えたが、タイトルは『桃を持った少女』(ヴァレンチン・セローフ)。
これはミハイル・ヴルーベリの部屋にある巨大壁画「幻の王女」。
同じくミハイル・ヴルーベリの「白鳥の王女」。アール・ヌーヴォーっぽい感じを受ける。
同じくミハイル・ヴルーベリの「デーモン」はジョジョっぽい。
爺さんと少女の結婚式「不釣り合いな結婚」(ヴァシーリー・プーキレフ)。少女の沈んだ顔が。
ソローキン「Spanish Beggar-Girl」。
ブリューロフ「Horsewoman」。
イワーノフの「The Appearance of christ to the people」は、色の明暗と遠近法が印象的な作品。
クラムスコイの「Неизвестная / An Unknown Lady」。
トロピーニン「画家の息子の肖像」。
8室は空いてなかった。
スリコフの「The Morning of the Streltsy Execution」には、「赤の広場」が描かれている。
スリコフの「モロゾワ公爵夫人」。
レーピンの「クールスク県の十字架行進」
この辺からレーピンの絵が面白いなと思うようになる。
この後紹介するのは全てレーピン。
「ノヴォデヴィチ女子修道院の皇女ソフィア」。この大迫力の貫禄と後ろの怯えた目をした子ども。このとき私は窓の外の悲惨に気付いていなかった。。。
その一方、自分の奥さんはこんな愛らしく描いている。
「ザポロージエ・コサック」の絵はどこにあるか分からなかったので、うつらうつらしている学芸員のおばあさんに聞いたら、案内してくれた。気になる作品があったら、ジェスチャーで聞いてみるといいよ。
「イワン雷帝と息子イワン」は、飾ってなかった。どこかに貸出中か?
この「予期せぬ帰宅」は、どういう状況と色々気になるし、男が滝藤賢一さんに見えて仕方がなかった。
トルストイの肖像や、ムソルグスキーの肖像もあった。
意外に楽しめたね。
13時くらいに鑑賞終了。2時間くらい歩いてたのかな。
翌年、日本で「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」展が開催されたので岡山まで見に行った。
トレチャコフ美術館のレストランでランチ
荷物を引き取る。
朝飯食べたのが8時なので、お腹空いてきた。
以下の看板は、上からカフェ、レストラン、ビジネスランチ。キリル文字の読み方の勉強しておくと読めるよ。
カフェはこんな感じ。学食っぽい。
2階のレストランへ行った。
雰囲気いいレストラン。
メニューをじっくり見て、ピロシキを2つとボルシチとスティルウォーターを頼んだ。
他にも気になるメニューあったけど。
ピロシキ。外はパリッとしていて中はふわふわのパン生地の中に餃子の具のようなものが。旨い旨い。
ボルシチは最初そのまま食べて、途中からサワークリーム入れて味の変化を楽しんだ。
1時間くらいかけて昼飯を食べた。
ここでもウェイター・ウェイトレスは足早に給仕している。これがスタンダードらしい。
レーピン像とピョートル大帝像を見に行く
外へ出てみたら、晴れてるラッキー。
近くにレーピンの像があるみたいなので見に行こう。あと、そこからモスクワ川沿いに西に行くと、ピョートル大帝の巨大像もあるみたいなので見に行こう。
レーピン像の方に歩いていく途中で、黄色い四角いバッグを背負った電動キックボードの男とすれ違った。モスクワでもUber Eatsみたいなサービスがあるみたい。
これ、使ってみたい。
モスクワ川に掛かる橋にはハートマークが。
その先にはカップルがよくやるハート型のカギが大量につけられてあった。これは万国共通なのか。
レーピン像。
この後、モスクワ川に沿って西側へ進む。
渋滞の道路の間に立って、なにやら紙を掲げてるおばちゃんを見かけて「危なっかしすぎるなぁ」と通り過ぎたら、今度は、渋滞の道路の間に立って、花を売ってるおじさんを見かけた。
急に雹が降ってきた。
そして、風が急激に強くなってきて、傘を支えるのが辛くなってきた。
建物の下に入って収まるのを待つ。
困ったことになった。
雨風が弱くなってきたので、徒歩再開。
ようやく見れたよ。
ピョートル大帝は、モスクワからサンクトペテルブルクに首都を移動させたので、この像の建設には反対があったと『地球の歩き方』に書いてあった(笑)
Uber Taxiの親切な運転手
さて、帰ろう。
GoogleMapsを頼りに、タクシーが拾えそうなプレジデントホテルの方に向かう。
Uber Taxiを呼んで、建物の下に入って待避。
そしたら、おっちゃんが話しかけてきた。でも、ロシア語なので何言っているかわからない。
「どこから来たんだ?」みたいな質問されたので、「イポーニツ」と言ったら感心された。
そのおっちゃんは「ベラルーシ」みたいな言葉を言っていたので、ベラルーシ出身なのかもしれない。
どうも酒臭いのだが(笑)
その後、その人の知り合いの若い男が来て、その男に「やつは日本から来たんだって」みたいなことを伝えていた。煙草を勧められたが断った。
タクシーでホテルに向かう。
しかし、渋滞でなかなか前に進まない。
運転手はぶっきらぼうな男だったが、私が観光客だと分かると、めぼしい建物を指差して教えてくれるようになった。
これなんだろう?
写真を撮るのに邪魔にならないように、バックミラーに付いているお守りをどかしてくれたり、親切だった。
降りる際に、「日本から来ました」のロシア語翻訳を見せて、スパシーバと。
運転手「おぉ、分かった」みたいな感じで反応してくれて嬉しい。
ホテルに着いたのは16時10分頃。さっきは雹と突風で大変だったのに、こんな快晴だよ(笑)
この旅行記の続きは、以下でご覧ください。