札幌・小樽1泊2日旅行記の「(3)「北2西8」の道路のカーブを確認し、ビヤケラー札幌開拓使で一杯飲んだ後、ANA78便で帰路に」です。
これまでの旅行記とあわせてご覧ください。
- 札幌・小樽1泊2日旅行記 (1) 「松尾ジンギスカン 小樽支店」で昼飯を食べ、北のウォール街散策、「小樽 天然温泉 湯の花」へ
- 札幌・小樽1泊2日旅行記 (2) ANAホリデイ・イン札幌すすきのにチェックインして、「薄野 鮨金」で晩飯
- 札幌・小樽1泊2日旅行記 (3)「北2西8」の道路のカーブを確認し、ビヤケラー札幌開拓使で一杯飲んだ後、ANA78便で帰路に
札幌の「条丁目」の基準点へ
モンベルのインナーを着たまま、暖房も付けたまま寝てしまったので、暑くて10時近くに起きた。
その後、着替えて、二度寝。12時前に起きたがまだ眠い(前日1時間半睡眠)ので三度寝。15時前にようやく起床。
飛行機の時間(19:30)を確認して、今日したいこと、できることを検討。
サッポロファクトリーで開拓使ビールを飲みたいな、と。あと、『ブラタモリ 札幌』を見て気になっていた北海道庁裏手の不自然に曲がった道路も見に行きたいな、と。
準備して16時前にお出かけ。タクシーでテレビ塔の前へ。
テレビ塔は、札幌市街地を南北に分ける大通と、東西に分ける創成川の交わる地点にある。そして、ここは「碁盤の目」状に整備された札幌市街地の住所表記(条丁目)の基準点にもなっている。
豊平川の支流の創成川。
昨日KIOSKで買った手袋はスマホ対応ではないので、スマホで写真を撮るときはいちいち手袋を外さなければならない。今日の気温はマイナス2度なので、手袋外してのスマホいじりはつらい・・・
又タクシーを拾い、北海道庁の裏手の北大植物園前へ。
北海道庁裏手のカーブした道路へ
ここは北海道庁裏手の「北2西8」のT字路。
直線道路が直角に交わる「碁盤の目」状に設計された札幌市街地にあって、ここだけ奇妙にカーブしているというのが『ブラタモリ 札幌』で取り上げられていた。
以下のGoogle Mapを参照。
歩いてみると、確かにはっきりカーブしている。道路に面したマンションの壁面もカーブしている。
『ブラタモリ 札幌』で明治32年の地図が紹介されていたが、このマンションがあった場所には大きな池が表示されていた。その池を避けるために道路が曲げられたということだった。面白いね。
そして、なぜこの場所に大きな池があったかというと、この辺りは扇状地の扇端部にあたり、(アイヌの人が「メム」と呼ぶ)湧水が多い場所だったかららしい。そのため、開拓の拠点としても最適だったそうだ。
この曲がった道路を撮るために素手でiPhoneいじっていたから相当かじかんでしまった。
タクシーを拾う。現在時刻は16:30。開拓使ビールを飲む時間はなんとかあるようだ。サッポロファクトリーのレンガ館へ向かう。
ビヤケラー札幌開拓使で開拓使ビール
サッポロファクトリーのレンガ館。煙突が目印。
事前に調べておいた開拓使ビールが飲める「ビヤケラー札幌開拓使」へ。
札幌開拓使 サッポロファクトリー店 (サッポロカイタクシ) – バスセンター前/ビアホール・ビアレストラン [食べログ]
NHKの連続テレビ小説『あさが来た』で、ディーン・フジオカが演じる五代友厚が開拓使官有物払下げ事件(1881年)に関わるが、開拓使が作った「開拓使麦酒醸造所」(1876年設立)が今の「サッポロビール」の前身の一つだそうだ。
その「開拓使麦酒醸造所」の設立に携わったのは、五代友厚と共に薩摩藩遣英使節団としてロンドンに留学した村橋久成。事件を受けて、払下げは一旦中止となったが、1886年に大倉喜八郎の大倉商会に払い下げられている。
このビヤケラー札幌開拓使も、1907年にビール樽の貯蔵庫として増築されたものだそうだ。
開拓使ビール(ろ過)、旨い!雰囲気のあるところで飲めて最高。
ちなみに、ビヤケラー札幌開拓使はANAマイルが「100円=2マイル」貯まる提携店だった。
後日、ANAマイレージクラブの利用明細見たら、しっかり22マイル積算されていた。
外へ出ると、アトリウムのライトアップがまばゆい。舞い散る雪も合わさって素敵だ。
サッポロファクトリーの3条館の中にサッポロファクトリーカードセゾンのカウンターがあった。審査結果が即日わかるクレジットカードで紹介しているカードの内の一枚だ。
参考:即日発行(即日審査)・即日受取できるクレジットカード一覧
パンフだけ貰う。先ほど訪れたビヤケラー札幌開拓使などサッポロファクトリー内の優待店で、サッポロファクトリーカードセゾンを使うと5%割引になるらしい。
タクシーを拾い、ANAホリデイ・インへ。
また運転手わからず、住所番地を伝える。最近リブランドされたのかな。
2014年4月21日に、ラマダホテル札幌がANAホリデイ・イン札幌すすきのにリブランドされたらしい。最近、ホテル名変わったから、運転手さん分からなかったのだね。
ANA78便で羽田空港へ
17:30頃、部屋に戻り、急いで帰り支度。ANA78便の出発時刻は19:30。おみやげ買う時間あるかな。。。
タクシーで札幌駅に向かうが、結構道が混んでる。
カードの使えないタクシーだったので、予め1万円札でお釣り出るか聞いておいた。大丈夫でよかった。
18:25の快速エアポートに乗る。
普通席は満席だったので通路に立ちっぱなし。本来なら19:02に着く予定が、10分近く遅れた。小走りでANAのカウンターへ。
スーツケースを預けて、専用保安検査場を抜ける。
一応これで乗り遅れることはなくなった。
ANA FESTAでおみやげを購入。息子の希望はマルセイバターサンド、娘はぬいぐるみだった。
ファイナルコールで滑り込み。
息を切りながら、リュックを荷物入れに。お土産の入った紙袋も、と思ったが、重量があり、荷物入れの中では中身が出ちゃいそうだったので、添乗員さんに預かってもらうことに。
前日の深酒、且つ、走ったものだから喉が渇いた。早くビール飲みたい。
20:15頃、Premium GOZENの提供開始。エビスビールが旨い!
なお、サッポロ黒ラベルには「SINCE 1876」と記されているが、これは先ほども触れたようにサッポロビールの前身の開拓使麦酒醸造所が1876年に設立されたから。同じサッポロビールのエビスビールには「BORN 1887」と記されているが、これはエビスビールを販売していた日本麦酒醸造会社の設立年が1887年であるから。両社と大阪麦酒(アサヒビールの前身)は1906年に合併している。
あと、ご飯が温かった。嬉しいね。
札幌の日本料理屋「潤花」の提供。
先行機が滑走路に部品を落としたとかで、着陸する滑走路に変更があり、到着時間が予定より5分遅れた。
2016年の初旅行。無事に終わって良かった!
次回は家族旅行でトマムへ。