クレジットカードの会員募集において、MGMマーケティングが隆盛を極めております。
MGMとは、「Member Get a Member」の略です。
MGMマーケティングとは、クレジットカードの既存のMemberが「口コミ」で新たなMemberを獲得するマーケティング手法のことです。
簡単に言えば、「友達紹介プログラム」になりますね。
クレジットカード会社としても、募集にかかるコストを低減させることができて好都合のようです。
ご存知かもしれませんが、アメリカン・エキスプレス・カードは、公式サイトから入会するよりも、「友達紹介プログラム」を通じて入会した方がお得です。場合によっては初年度年会費が無料になったりします。
楽天カードも「紹介キャンペーン」を実施していて、やはり、普通に公式サイトから入会するより「紹介キャンペーン」を利用して入会した方がお得となっています。
実は、リクルートカードにもこの「紹介キャンペーン」が存在します。
リクルートカードの「紹介キャンペーン」はお得なのかそうではないのかを検証します。
リクルートカードの「紹介キャンペーン」はお得?
既にリクルートカードに入会している会員は、会員専用の「紹介URL」を発行できます。
この紹介URLをメール、Facebook、Twitterの好きな手段で友達に紹介することができます。
「紹介した人」は得をする
紹介者が「紹介URL」を友達に案内します。
その友達がその「紹介URL」から申込みを行い、無事にカードが発行されると、「紹介した人」には、紹介者1名につき2,000ポイントのリクルートポイントが進呈されます。
10名に紹介すれば、紹介者は合計20,000ポイントのリクルートポイントを手にすることができます。
「紹介された人」は得も損もしない
一方、「紹介された人」はどうでしょうか?
「紹介された人」が紹介URLからリクルートカードを発行しても、ボーナスポイントは何も貰えません。
もちろん、リクルートカードが通常実施している新規入会キャンペーンの対象にはなります。
よって、得もしませんし、損もしません。
結論
結論は以下のようになります。
「紹介キャンペーン」でリクルートカードに入会しても、入会者は損もしないし得もしない。
ただし、「紹介した人」には恩恵がある。
リクルートカードの「紹介キャンペーン」を、他のカードの「紹介キャンペーン」と比較すると以下のようになります。
紹介した人 | 紹介された人 | |
---|---|---|
アメリカン・エキスプレス・カードの「紹介プログラム」 | 得 | 得 |
セゾンアメックスカードの「紹介プログラム」 | 得 | カードによる |
JCBカードの「紹介キャンペーン」 | 得 | 得 |
楽天カードの「紹介キャンペーン」 | 得 | 得 |
ANAカードの「マイ友プログラム」 | 得 | 得 |
JALカードの「会員ご紹介プログラム」 | 得 | – |
リクルートカードの「紹介キャンペーン」 | 得 | – |
三井住友VISAカードの「VISAフレンド」 | 得 | – |
イオンカードの「紹介キャンペーン」 | 得 | 場合による |
ライフカードの「お友達紹介キャンペーン」 | 得 | カードによる |
J-WESTカードの「ご紹介プログラム」 | 得 | 得 |
エポスカードの「紹介番号」 | 得 | 得 |
エムアイカード プラスの「お友達ご紹介特典」 | 得 | カードによる |
リクルートカードは「紹介キャンペーン」で入会するより「ポイントサイト」経由がお得かも
リクルートカードの「紹介キャンペーン」は、「紹介した人」にはお得だが、「紹介された人」には何のお得もないことを確認いたしました。
これからリクルートカードに入会する人には、既存会員を見つけて「紹介キャンペーン」を利用するよりも、「ポイントサイト」を利用したほうがいいかもしれません。
「ポイントサイト」とは、広告主(リクルートカード)と広告利用者(私達)の中間に立つ業者です。
広告主(リクルートカード)
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ポイントサイト
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広告利用者(私達)
私達がポイントサイトに会員登録をして、そのポイントサイトからリクルートカードに入会すると、そのポイントサイトから(現金化可能な)ポイントを貰えます。
例えば、私がよく利用しているモッピー経由でリクルートカードに入会すると、500円相当のポイントを獲得できます。※2020年4月2日現在。
それは、広告主であるリクルートカードがポイントサイトに広告宣伝費を支払っているから、です。
広告主であるリクルートカードは、「この広告費を使って、リクルートカードの会員を募集してよ」とポイントサイトに言っているわけですね。
私達はポイントサイト経由でリクルートカードに入会することで、その広告宣伝費の一部を貰うことができるわけです。
逆に言うと、リクルートカードの公式サイトから直接申し込んでしまうと、その広告宣伝費の一部を貰い損ねることになるわけです。
リクルートカード入会で「自分が」得したい場合は、「ポイントサイト」経由での入会がおすすめですよ。
現在は報酬額が500円と低いですが、時期によっては5,000円超に跳ね上がることもあります。
その時期にポイントサイトからリクルートカードに入会すれば、
- ポイントサイトからの報酬
- 新規入会キャンペーンのボーナスポイント
の2重取りも可能ですよ。
既存のリクルートカード会員を見つけて「紹介キャンペーン」を利用するのも一つの手ですが、自分ひとりで完結できる「ポイントサイト」を利用するのも一つの手です。
以下の記事、ポイントサイトリクルートカードの報酬額を比較していますので、ご覧ください。