JALで行く金沢1泊2日旅行記 (2) 犀川河畔ウォーク編、です。
前日の旅行記は以下をご覧ください。
ダイワロイネットホテル金沢をチェックアウト
2日目。11時にフロントからのコールで起こされる。14時までのレイトチェックアウトをお願いする。
14時にまたフロントからのコールで起こされる。延泊をお願いしたところ、可能だが部屋の移動が必要だという。それは面倒くさいので、大急ぎで準備してチェックアウトすると伝えた。
今日はどうしようか。犀川の河畔を歩いてみたいが、外は雨が降っているようだ。それなら、加賀温泉にでも行ってみようか。
14:20にチェックアウト。延長料金3,000円をカード払いで。
金沢フォーラスの「シャルマ」で昼飯
外で出ると、僅かに小雨が降っている。
昼飯はじっくり探すのも面倒くさいので、フォーラスでちゃちゃっと済ますことに。
6階のレストランフロアにある「シャルマ」というカレー屋に。
山芋のカレー(左)とひき肉と加賀太(かがふと)きゅうりの入ったカレー(右)。
見慣れた電子マネー決済機があったので、Suicaで払えるかなと思ったが、Suicaだけマークがなかった。金沢駅で交通系電子マネーが使えないせいか?
犀川から「W坂」を上って寺町台へ
外へ出てみたら雨が上がっていた。犀川河畔に行けるな。
スーツケースを駅のロッカーに預ける。あれ、ICOCA使えるじゃん(笑)
前回同様、みどりの窓口はすごい行列だった。券売機は並んでないのにね。
タクシーで桜橋南詰というところまで。
桜橋から上流の飛騨山脈方面。なんとなく昨年のほぼ同じ時期に訪れた松本の薄川(すすきがわ)の風景を思い出す。
犀川の南側は寺町台という高台になっている。
前日の旅行記でも載せたこの地形図を思い出そう。
寺町台に上がるため、このジグザクの坂を登る。
このジグザクの坂は、藩政時代に坂の上に石工の職人町があったことから「石伐坂(いしきりざか)」と呼ばれていたらしいが、明治期には旧制第四高等学校(現・金沢大学)の学生によって「W坂」と呼び習わされるようになったという。
坂の途中に井上靖が「W坂」に触れた一節を紹介した文学碑があった。
なお、「W坂」は「ダブル坂」か「ダブリュー坂」か?
自宅が寺町台にあり、小立野台地にあった教育センターや香林坊への往復で何度もこの坂道を通ったという上野千鶴子は、「W坂」に「ダブリュー坂」とルビを振っている(『ひとりの午後に』)。「ダブリュー坂」が正解らしい。
W坂を登り切った所にちょっとした展望スペースがあった。奥に見える高台は小立野台地。
寺が密集している寺町台に出た。
この歩道にはみ出している桜の巨木は、松月寺の大桜で国の天然記念物。頭打ち付ける人いそうだけど。
寺町台から「つばや坂」を下って犀川へ
民家の間に犀川河畔に降りる坂道があったので再び犀川河畔へ。
この坂も金沢の坂道MAPに載っていた。「つばや坂」だそうだ。
犀川沿いの芝生道、いいね。奥に見えるのは犀川大橋。
さきほど、「松本の薄川(すすきがわ)の風景を思い出す」と書いたが、薄川ほどは清流じゃないな。まぁ、下流だししょうがないか。
犀川大橋に到着。
室生犀星が育った雨宝院
犀川大橋のたもとにある雨宝院。
作家の室生犀星が少年時代を過ごした寺だという。
加賀藩士だった父と身分の低い女性との間に私生児として生まれた室生犀星は、生後まもなく、この雨宝院に養子として出されたのだという。
室生犀星というと、『抒情小曲集』に収められた以下の詩が有名だが、なるほどそういう生い立ちが詠ませた詩だったのかなと思った。
ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食(かたゐ)となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや
ちなみに、犀星というのはペンネームで、犀川の西に生まれ育ったことに由来しているだとか。
文学碑もあった。
タクシーを拾い、金沢駅へ。
旭新温泉という銭湯へ
スーツケースを入れたコインロッカーへ。「お荷物取り出し券」のQRコードを読み取らせると解錠される仕組み。初めて使った。
加賀温泉に行きたかったが時間がない。しょうがないので、タクシーで近くの銭湯へ。
旭新温泉。
番頭さんがいる昔ながらの銭湯。入浴料と貸しタオル(30円)×2。
裸になり浴室へ。シャンプーとボディソープくらいあるのかと思ったがなかった(;^_^A また、番頭さん(女性)のところに行くのも嫌だし・・・
お湯とタオルだけで洗った(;^_^A
43度の湯船で半身浴。温まった。
さて、タクシーを呼んで、金沢駅へ戻る。
18:20発の小松空港行きシャトルバスにギリギリで間に合った。後1分遅ければ乗りそこねていた。あぶねぇ!
海に沈む夕日を見ながら空港へ。
JAL SKY NEXT機材のJAL192便(小松-羽田)のクラスJ
小松空港にはANAプレミアムチェックインカウンターもJGCカウンターもあって驚き。利用者少ないのにね(;^_^A
搭乗便(JAL192便)のクラスJが空いているというアナウンスがあったので、JGCカウンターに取って返して、追加料金1,000円でクラスJに変えてもらった。
JAL SKY NEXT機材の普通席は、普通席でも前後のシートピッチ広くていいのだけど、横幅は狭い。その点、クラスJは横幅も広くて、機内でパソコン操作がしやすい。
今回も楽しい旅だった。
帰ったら、翌日から大阪だ!
次の旅行記は以下になります。