金沢1泊2日旅行記の「(4) 犀川から「W坂」を登って寺町台へ、「つばや坂」を下って再び犀川へ」です。
前後の旅行記もあわせてご覧ください。
- (1) 「レ・サヴール」でランチを食べ、珠姫の菩提寺「天徳院」を訪れる
- (2) 金沢城の内惣構の名残らしき高低差を確認した後、主計町を散策
- (3) ダイワロイネットホテル金沢にチェックインし、片町の「森しげ」で晩飯
- (4) 犀川から「W坂」を登って寺町台へ、「つばや坂」を下って再び犀川へ
- (5) 犀川大橋のたもとの雨宝院を見て、旭新温泉に入って、JAL192便で帰路に
ダイワロイネットホテル金沢をチェックアウト
2日目。11時にフロントからのコールで起こされる。14時までのレイトチェックアウトをお願いする。
14時にまたフロントからのコールで起こされる。延泊をお願いしたところ、可能だが部屋の移動が必要だという。それは面倒くさいので、大急ぎで準備してチェックアウトすると伝えた。
今日はどうしようか。犀川の河畔を歩いてみたいが、外は雨が降っているようだ。それなら、加賀温泉にでも行ってみようか。
14:20にチェックアウト。延長料金3,000円をカード払いで。
金沢フォーラスの「シャルマ」で昼飯
外で出ると、僅かに小雨が降っている。
昼飯はじっくり探すのも面倒くさいので、フォーラスでちゃちゃっと済ますことに。
6階のレストランフロアにある「シャルマ」というカレー屋に。
山芋のカレー(左)とひき肉と加賀太(かがふと)きゅうりの入ったカレー(右)。
見慣れた電子マネー決済機があったので、Suicaで払えるかなと思ったが、Suicaだけマークがなかった。金沢駅で交通系電子マネーが使えないせいか?
犀川から「W坂」を上って寺町台へ
外へ出てみたら雨が上がっていた。犀川河畔に行けるな。
スーツケースを駅のロッカーに預ける。あれ、ICOCA使えるじゃん(笑)
前回同様、みどりの窓口はすごい行列だった。券売機は並んでないのにね。
タクシーで桜橋南詰というところまで。
桜橋から上流の飛騨山脈方面。なんとなく昨年のほぼ同じ時期に訪れた松本の薄川(すすきがわ)の風景を思い出す。
犀川の南側は寺町台という高台になっている。
前日の旅行記でも載せたこの地形図を思い出そう。
寺町台に上がるため、このジグザクの坂を登る。
このジグザクの坂は、藩政時代に坂の上に石工の職人町があったことから「石伐坂(いしきりざか)」と呼ばれていたらしいが、明治期には旧制第四高等学校(現・金沢大学)の学生によって「W坂」と呼び習わされるようになったという。
坂の途中に井上靖が「W坂」に触れた一節を紹介した文学碑があった。
なお、「W坂」は「ダブル坂」か「ダブリュー坂」か?
自宅が寺町台にあり、小立野台地にあった教育センターや香林坊への往復で何度もこの坂道を通ったという上野千鶴子は、「W坂」に「ダブリュー坂」とルビを振っている(『ひとりの午後に』)。「ダブリュー坂」が正解らしい。
W坂を登り切った所にちょっとした展望スペースがあった。奥に見える高台は小立野台地。
寺が密集している寺町台に出た。
この歩道にはみ出している桜の巨木は、松月寺の大桜で国の天然記念物。頭打ち付ける人いそうだけど。
3年後、松月寺の近くに谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館が誕生する。
寺町台から「つばや坂」を下って犀川へ
民家の間に犀川河畔に降りる坂道があったので再び犀川河畔へ。
この坂も金沢の坂道MAPに載っていた。「つばや坂」だそうだ。
犀川沿いの芝生道、いいね。奥に見えるのは犀川大橋。
さきほど、「松本の薄川(すすきがわ)の風景を思い出す」と書いたが、薄川ほどは清流じゃないな。まぁ、下流だししょうがないか。
犀川大橋に到着。1924年に竣工したという。
続きは以下をご覧ください。