上田・金沢旅行記の「(4) 鈴木大拙館と谷口吉郎・吉生記念金沢建築館を訪れ、かがやき512号で帰路に」です。
これまでの旅行記もあわせてご覧ください。
- 上田・金沢旅行記 (1) あさま611号で上田駅へ、上田城跡を見て、「Fika」で晩飯
- 上田・金沢旅行記 (2) バリューブックスのブックカフェを見てから、旧北国街道の柳町を訪れ、「おお西」で昼飯
- 上田・金沢旅行記 (3) ANAクラウンプラザホテル金沢にチェックインして、「すし屋 小桜」で晩飯
- 上田・金沢旅行記 (4) 鈴木大拙館と谷口吉郎・吉生記念金沢建築館を訪れ、かがやき512号で帰路に
鈴木大拙館へ
10時に一度起きたが、二度寝して、12:30に起床。昨日の内にレイトチェックアウト頼んでおいて正解だった。
いい天気だ。
心が洗われそうな鈴木大拙館に行くことにする。
鈴木大拙は、金沢市出身で、禅文化を世界中に広めた仏教哲学者だ。
13:15にホテル前からタクシーに乗る。
運転手によると、鈴木大拙館に行く人は外国人が多いそうだ。
10分くらいで鈴木大拙館に到着。
建物の設計は、MOMA新館、京都国立博物館 平成知新館、GINZA SIXなどを手掛けた谷口吉生。
昨年見に行った「京のかたな」展の展示場所が京都国立博物館 平成知新館だったね。
鈴木大拙館を囲んで散策路が用意されていたので、建物の中に入る前に周囲を散策する。
平日の昼間ということもあり、人もまばらで静かだ。
松風閣庭園。
この辺りは、加賀藩の筆頭家老・本多家の下屋敷跡だそうだ。
散策路途中の「水鏡の庭」を望む場所から。
これは「露地の庭」。
散策路から本多の森公園へ。
本多の森公園の森の中に入ると紅葉の落ち葉が敷き詰められていた。
行き止まりまで行くとベンチが2つ用意されていて、青年が座っていた。
青年いわく「ここに座るように語りかけられている気がして」。
建物内の展示はまだ見てないけど、周囲の散策路がとてもいい情緒を醸し出している。
散策を楽しんだ後、建物内へ。
入館料は310円。
玄関棟から回廊を通って、展示棟へ。
展示棟は、展示空間と学習空間に分けられていて、展示空間には鈴木大拙の書画や写真が展示されている。
ばあさん二人が大声で話し合っていて、情緒をぶち壊してくれる。何しにここに来たんだよ。
「露地の庭」に面した学習空間には鈴木大拙の著作や関連本が並んでいる。
ここで絵本を呼んで、ばあさん二人をやり過ごした。
「水鏡の庭」の向こうに思索空間棟。来館者自らが思索することを目的として設置された建物だそうだ。
「水鏡の庭」に面した回廊を通って、玄関棟へ戻る。
おばちゃんの喧騒を除けば、いい時間を過ごせた。
おみやげコーナーを見ていたら、別の客とスタッフの会話から、谷口吉生が設計した「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」という施設が最近オープンしたことを知った。
谷口吉郎(金沢市生まれ)はいうまでもなく、谷口吉生の父親だ。
次はそれ見に行こうということで、タクシーを呼んでもらう。
谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館
運転手に行き先を伝えたら、「前から知ってたんですか?」と驚かされた。
谷口吉郎・吉生記念金沢建築館はまだ知名度が低い施設なのかも知れない。
以前訪れた「W坂」の前を通って、寺町台地へ。
これか。
1階は受付とカフェとショップで、地下1階が企画展、2階が常設展という構成。
ここは犀川沿いの河岸段丘の崖の上に建っているので、このような構成になったのだろう。
企画展は写真撮影禁止。
企画展で谷口吉郎の作品群のあらましを知る。
以下のwikipediaを見てもらえれば分かると思うが、千鳥ヶ淵戦没者墓苑、東宮御所、ホテルオークラ東京本館メインロビー、帝国劇場(ロビー・客席)、東京国立博物館東洋館、東京国立近代美術館、迎賓館和風別館、沖縄戦没者慰霊碑など、おびただしい数の設計をしている。
2階へ。
現存する迎賓館赤坂離宮和風別館「游心亭」の主和室が原寸大で再現されている。
木材のいい匂いがする。
その前には水庭が犀川と溶け合うかのように設置されている。
同じく茶室も再現。
1階へ戻る。
1階のカフェでお茶菓子付きのコーヒーを頂き、小休憩。
さて、帰るか。15:50に退出。
犀川の川辺を散策
谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館の裏手から犀川方面に降りる。
崖下から撮った建築館。
犀川。
冠雪した北アルプス。
犀川大橋付近でタクシーを拾って、ホテルに戻る。
金沢駅西口に建設中のハイアットセントリック金沢とハイアットハウス金沢
スーツケースを受け取ったあと、西口に建設中のハイアットセントリック金沢とハイアットハウス金沢を見に行く。
躯体は完成して、内装工事中みたい。
西口ってほとんど利用しないけど、大型ホテルの完成で人の流れも変わるかな?
かがやき512号のグランクラス
金沢駅に戻って、モバイルSuicaで16:47発の「かがやき512号」のグランクラスを予約。
JR西日本管轄の金沢駅から、JR東日本管轄駅の大宮駅までのきっぷは、JR西日本の「e5489」で取るほうが安かった。
昼飯食べそこねたので、グランクラスの軽食を昼飯代わりにしようと。
グランクラスは最後部の車両。
グランクラスの座席配列は、1-2。
乗車後はルイボスアールグレイのハーブティを貰って、しばらくこの旅行記の下書きを書いていた。
書き終わってから、軽食とスパークリングワインを頂く。
ばら寿司だった。
スパークリングワインは山形県の高畠町のシャルドネを使ったもの。さっぱりとフルーティ。
食後にビールも。
これは、高崎駅西口にある有名建築家が設計した駐車場を通過しているところ。
大宮駅で下車して、電車を乗り継いで帰った。
旅行記ご覧頂き、ありがとうございました。
4週連続の国内旅行。ラストは来週のアマン京都宿泊!