今回は2泊3日の那覇旅行。
日程は、2019年6月14日~16日。
きっかけは、牧志公設市場の閉館。
牧志公設市場が6月16日を以って、現在の市場での営業を終了すると知り、見納めに行こうと思った。
牧志公設市場のことを調べていたら、6月14日に「洞口依子 那覇市第一牧志公設市場界隈~のら猫街歩き&トークライブ」というイベントが開催されると知り、こちらにも参加することにした。
洞口依子さんと言うと、自分がまだ学生だった頃に見た『CURE』や『ニンゲン失格』などの黒沢清監督作品に出ていた女優さんだ。
また、那覇の知り合いの女の子が現在妊娠8ヶ月なので、大きなお腹を見てこよう。
目次
旅行までの準備
ANA SKYコインと、e JALポイントを使って、以下の航空券を購入。
日付 | 便名 | 座席 | 時刻表 |
---|---|---|---|
6/14 | ANA 471 | プレミアムクラス | 羽田11:30-14:20那覇 |
6/16 | JAL 918 | クラスJ | 那覇18:35-20:55羽田 |
ANAマイル⇒ANA SKYコイン、JALマイル⇒e JALポイントと、いずれもマイルを利用したので、今回の現金支出はゼロで済んだ。
ANAアメックス入会キャンペーンで最大○万マイル獲得できるチャンスです!!
ポイントサイト「ハピタス」経由で楽天トラベルにアクセスして、国際通り沿いで牧志駅からも近いダイワロイネットホテル那覇国際通りを予約。
2泊で25,000円。こちらも楽天ポイントを24,900ポイント使ったので、現金支出は100円で済んだ。
「ハピタス」では紹介入会キャンペーンも実施中。
ANA471便のプレミアムクラス
11時に羽田空港第2ターミナルに到着。今日はやけに人が多い。
ANA471便はスターウォーズジェットだった。
昨晩の内に、未見の洞口依子さん初主演映画の『ドレミファ娘の血は騒ぐ』(監督:黒沢清)をアマゾンプライムからダウンロードしておいた。
それを機内で見ようと思っていたが、元々「日活ロマンポルノ外注作品として製作」された映画ということで、ヌードシーンが多く出てくる。
その場面を見ているところをCAさんに見られたら恥ずかしすぎる(笑)
梅雨前線の影響で、揺れる揺れる。
Premium GOZEN。美味しく頂いた。
『ドレミファ娘の血は騒ぐ』の視聴は諦めて、『マイレージ、マイライフ』を再見。
解雇される人の役で、『セッション』の怖いおじさん(J・K・シモンズ)と、『ハングオーバー2』の面白おじさん(ザック・ガリフィアナキス)が出ているのを発見した。
結末を知ってから再見すると、アレックスの微妙な表情の意味が分かるようになるね。
『マイレージ、マイライフ』は、マイルやホテル上級会員の話も少し出てくるので、マイラー、ホテラーにもおすすめ。
定刻どおりに那覇空港に到着。
風はまだ強いが、嵐は過ぎ去ったあとだった。
この記事では詳しく触れなかったが、「プレミアムクラスを利用するとどんなメリットがあるか」については、以下を参考。
ダイワロイネットホテル那覇国際通りにチェックイン
ゆいレールで牧志駅まで。
宿泊先のダイワロイネットホテル那覇国際通りは、牧志駅からペデストリアンデッキで直結していた。
これは雨の日にも便利だね。
15:10にチェックイン。
部屋はスタンダードダブル<禁煙>。
「チリツモ」だが、こういうホテルもポイントサイト経由で予約すると少し得するよ。
この後、コンビニに水とビールを買い出しに。
ホテルは、「さいおんスクエア」という複合商業施設を構成する一要素となっている。
「さいおんスクエア」の外観。
「さいおんスクエア内」には、ファミマやドラッグストアも入っているのでこれまた便利。
ちなみに、「さいおん」というのは琉球王国の政治家の「蔡温」に由来する。
部屋に戻った後は、機内で見られなかった『ドレミファ娘の血は騒ぐ』の続きを見ていた。
与儀公園でガーブ川を見る
今日のイベント「洞口依子 那覇市第一牧志公設市場界隈~のら猫街歩き&トークライブ」は、18時に「てんぶす那覇」前に集合。
その前に、暗渠ではないガーブ川が見られる与儀公園に行ってこよう。
ということで、17:20にホテル前からタクシーを拾う。
が、渋滞でなかなか進まずやきもきした。
17:45に与儀公園に到着。
与儀公園内には、小倉で造られたというD51が展示されていた。
昔は中には入れたようだが、今はフェンスに囲まれている。
小倉生まれD51がここに那覇に展示されている理由は、以下の記事に詳しい。
D51を沖縄に贈ろう――。そう考えたのは、当時門司駅旅行センターにいた山田辰二郎さん(83)はじめ、国鉄の人たちでした。1972年の沖縄の本土復帰と国鉄100年の記念事業として、沖縄の子供たちを北九州市に招待することを企画。この年の夏、那覇市内の小学5、6年生計72人が、里親となる国鉄職員の家を訪れました。
これがガーブ川か。この後、暗渠となって、水上店舗の下を流れるのだね。
時刻は17:50過ぎ。
歩いて、てんぶす那覇へ向かう。
ひときわ高い建物は以前泊まったハイアットリージェンシー。
こちらのお店の名前は、「GARB DOMINGO」。
今日のトークイベント会場の、水上店舗の「浮島ブルーイング」。
暗渠のガーブ川がこの下を流れているから「水上店舗」。
この店の下をさっきのガーブ川が流れている。
牧志公設市場前。
「洞口依子 那覇市第一牧志公設市場界隈~のら猫街歩き&トークライブ」
18:15に「てんぶす那覇」前に到着。
結構参加者いるみたい。
ちなみに、「てんぶす」とは沖縄方言で「へそ」の意味だそうだ。
受付をして、参加賞とパンフレット、洞口依子さん直筆イラスト入りのうちわを貰う。今日はめちゃくちゃ暑いのでうちわはありがたい。
受付の人によると、私と同姓同名の知り合いがいるそうで、東京から参加の私がその人かなと思われていたらしい(笑)
18:30に街歩きスタート。
まずは現在いる「てんぶす那覇」について説明を受ける。
「てんぶす那覇」は、国際通りの名の由来になったアーニー・パイル国際劇場の跡地。
以下は、案内してくれた平良竜次さんと當間早志さんの共著『沖縄まぼろし映画館』からの引用。
一九四八(昭和二十三)年一月二十一日、米国軍政府の正式認可第一号の常設映画館(認可を受けずに映画・芝居興行を打っている小屋はすでに複数存在していた)として、現在の「てんぶす那覇-那覇市ぶんかテンブス館」の手前にある広場辺りにオープンした。
当時の「国際通り」は米軍の物資集積地以外に何もない田舎の一本道だったが、伝説的な逸話を数多く持つ実業家・高良一(はじめ)が、戦争で全てを失った住民に娯楽を与えたいと米軍関係者に掛け合って敷地を確保。新余曲折を経て開館にこぎ着けた。伊江島で戦死した従軍記者アーニー·パイルの名を館名にしたのも、当時の支配者である米軍から良い印象を持たれようという苦心の表れだったといえる。
「てんぶす那覇」から平和通り商店街への抜け道を通る。
平和通り商店街から「てんぶす那覇」への通路の入口は、かつてこの地に存在した「平和館」という映画館の表玄関であったそうだ。
『沖縄まぼろし映画館』によれば、「平和館」のオーナーも高良一であり、隣接するアーニー・パイル国際劇場の姉妹館的な位置づけだったとのこと。
この後、「マチグヮー」の映画のロケ地となった場所を探訪して、フィルムに焼き付けられた当時の街並みと今を重ね合わせていく。
数十人がぞろぞろと歩いているので、「何の集団?」と訝しんでいる人も多かった(笑)
19時に第一牧志公設市場の2階へ。
組合長の話を聞く。
牧志公設市場は新しく生まれ変わるが、今の市場の「味」を残しつつの移転にしたいと思っているとのこと。
19:30に浮島ブルーイング前に到着。
ここも『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』のロケとなったとのこと。
洞口依子さんがこの映画おすすめと言っていたので、後で見てみたい。
20時から、浮島ブルーイングで貴重な那覇の昔の映像を見る。
土地勘のある那覇っ子はどっと湧いている。
個人的には、以下のツイートで触れた、公設市場が現在の位置に決まった経緯が面白かった。
洞口依子さんの「那覇市第一牧志公設市場界隈~のら猫街歩き&トークライブ」
「国際通り」の名の由来になった「アーニーパイル国際劇場」とは別に、仲井眞元知事の父親がオーナーの「中央劇場」というのがあって、そのライバル同士の綱引きから公設市場が現在の位置に決まったという話が面白かった。
— jun (@odakyu_de_go) 2019年6月16日
22時前に終了。
熱い中1時間街歩きした後に、2時間刺激的な映像を見たので、心身ともにクタクタになった。
「かわじ」で晩飯
晩飯は「かわじ」にしよう。
電話で混み具合確認したら、カウンターは空いているとのこと。
タクシーを拾って、22時過ぎに松山にある「かわじ」に到着。
1年ぶりくらいかな?
若い板前のお兄ちゃんの正面でいろいろつまみを注文。
一人で来たのは初めてだな。
こういうのちびちびつまみながら、ちびちび日本酒飲むのが一番好きだな・・・
多分、ここに初めて来たのは4年前なので、このお兄ちゃんとも4年の付き合いか・・・としみじみ。
「今回はじめてゆっくり話せて嬉しいです」と言われて、連絡先聞かれて、ちょっと嬉しいおじさんなのでした(笑)
24時過ぎにホテルに戻り、部屋で迎え酒。
久保建英関連の情報を探りながら27時前に寝た。
続きは以下をご覧ください。