こんにちは。
陸マイラーのjun(@odakyu_de_go)と申します。
今回は、広島空港IN・佐賀空港OUTの2泊3日旅行。
日程は、2017年11月9日(木)~11日(土)。
- 広島空港IN・佐賀空港OUTの旅行記 (1) 鞆の浦観光
- 広島空港IN・佐賀空港OUTの旅行記 (2) シェラトングランドホテル広島にチェックインして、「吉鮨」で晩飯
- 広島空港IN・佐賀空港OUTの旅行記 (3) 福岡に移動し、「ワイン食堂 根」でオフ会
- 広島空港IN・佐賀空港OUTの旅行記 (4) 武雄温泉に入って、武雄神社、武雄市図書館を訪れる
予定としてはこんな感じ。
1日目は、鞆の浦観光した後、広島泊。
2日目は、博多に移動して、Twitter仲間とオフ会。
3日目は、武雄市観光。
旅行までの準備はこんな感じ。
9月23日に楽天トラベルからザ・ビー福岡天神を予約して、9月25日にシェラトングランドホテル広島をスターポイントを使って予約。
9月29日に、ANA673便(羽田-広島)の特典航空券を予約。必要マイルは7,500マイル。10月3日に、ANA458便(佐賀-羽田)を「旅割28」で予約。
ANAマイルを一気にドカンと貯めたいなら、ANAアメックスの入会キャンペーン利用がおすすめ。
広島から博多までは東海道新幹線を利用するため、スマホだけで新幹線の改札を通過できる「スマートEX」の会員登録も済ませた。
目次
定額タクシーで羽田空港へ
一睡もせずに当日を迎えてしまった。
6時45分に東京無線の羽田空港定額タクシーに乗車。
朝日が眩しい。サイドウィンドウにつけるサンシェード用意してくれると助かるんだけどな・・・
以前、Uberタクシーで乗ったトヨタクラウンロイヤルにはサンシェードがビルトインされていた。
予約時に「余り飛ばさないで」と言っていたお陰で、終始マイルドなスピードだった。それでも、40分で羽田空港に到着。
ANA673便で広島空港へ
お土産を買ってから、ANA PREMIUM CHECK-INに。スーツケースを預ける。
ANAラウンジで少し待機。
ANA673便(羽田-広島)に搭乗。
東京上空は空が澄んでいる。
羽田空港の形がよく分かりますな。
見渡す限りの住宅。東京、凄いな。
富士山北側から見た甲府盆地。甲州ワインの産地。
南アルプスの紅葉が空からも確認できる。
南アルプスと中央アルプスに挟まれた伊那谷。天竜川沿いに南北に広がる。
広島空港に到着したら、CAさんがアナウンスで「宮島の紅葉の見頃は来週16日あたり」と言っていた。ほほぅ。明日早起きできたら、宮島を経由してから博多に行くのもいいかも。
シャトルバスで福山駅へ
今日の広島空港は混んでいる。
券売機で福山駅西口行きのシャトルバスのチケットを購入。1,350円。
10時30分発のバスに乗車。
山陽自動車道を通って、11時35分に福山駅に到着。
福山駅からバスで鞆の浦へ
11時40分発の鞆港行のバスがちょうど出るところだったので飛び乗った。
乗ってから、「あれ、鞆港にスーツケース預けられる所あるのかな・・・?」と不安になる。
ググってみたら、なさそう・・・
スーツケース持ったままの観光超辛いだろう・・・
バスの時刻表を調べてみたら、福山駅から鞆港行きのバスは20分間隔で出ていた。1時間に一本くらいかと思って焦って乗っちゃったよ・・・
ほとんどが山の沼隈半島(ぬまくまはんとう)を南下する。
なお、この半島の西側は半年前に訪れた尾道だ。
バスのアナウンスを元に、観光情報センターに近いバス停「鞆の浦」で下車。荷物の預け場所について聞こう。なお、終点は一つ先の「鞆港」。
鞆の浦観光情報センターで情報収集
鞆の浦観光情報センター。
コインロッカーについて尋ねたら、ここで1個200円で荷物を預かってもらえるとのことだった。よかったー。
鞆の浦が、テレビドラマ『流星ワゴン』の舞台になっていたことは知っていたが、映画『ウルヴァリンSAMURAI』の舞台にもなっていたのか。
現在の時刻は12時20分。
観光マップを手にして出発。
「龍馬の隠れ部屋」がある桝屋清右衛門宅
鞆の浦、のどかな港町。
まずは「龍馬の隠れ部屋」があるという「桝屋清右衛門宅」(ますやせいえもん たく)に向かう。
「いろは丸沈没事件」の後、坂本龍馬が「才谷梅太郎(さいだにうめたろう)」の偽名で宿泊したという。開館日は金土日月祝ということで今日は休館日だった。
昭和13年竣工のしまなみ信用金庫鞆支店
同じ通りに、レトロな造りの「しまなみ信用金庫鞆支店」。調べたら、昭和13年(1938年)竣工。広島の福屋八丁堀本店と同年だね。
参考:広島1泊2日旅行記 (1) ANA675便で広島空港へ、福屋八丁堀本店を訪れる
「しまなみ信用金庫鞆支店」の前の「ともせん」もなかなか古そうだった・・・(笑)
同じ通りに「保命酒」という薬味酒を売るお店。
江戸末期の建築という商家。
福禅寺「対潮楼」に向かうため、細い路地に入る。
福禅寺「対潮楼」から「日東第一形勝」を眺める
福禅寺の本堂。平安時代の天暦年間(950年頃)創建と伝えられる真言宗の寺院とのこと。
多くの韓国人観光客と入れ替わりでの観覧。
本堂の奥にある客殿「対潮楼」は朝鮮通信使の迎賓館。
「対潮楼」からの眺め。手前に弁天島、奥に仙酔島。
正徳元年(1711年)、第8回目の朝鮮通信使として「対潮楼」を訪れた一行は、ここから眺めを「日東第一形勝」(朝鮮より東で一番美しい景勝地)と激賞したという。
なお、坂本龍馬は「いろは丸沈没事件」の賠償金交渉を紀州藩との間で3回行うが、その3回目の談判が行われたのがここ「対潮楼」だったという。
この福禅寺「対潮楼」の南側を見ると、崖の上にお寺が見えた。円福寺という寺で、「いろは丸沈没事件」の際には、紀州藩の宿泊地とされたという。宮﨑駿は、その円福寺の隣の別荘にこもり、『崖の上のポニョ』の構想を練ったということだ。
鞆の浦の常夜灯と雁木
港の方へ向かう。
雁木の復元工事をしていた。
細い路地。
雁木と常夜灯。鞆の浦の代表的な景観が見られた。
「鞆の浦 a cafe」で昼飯
常夜灯のすぐ手前にあるカフェで昼飯にすることにした。
鞆の浦 a cafe (トモノウラ ア カフェ) – 福山市その他/カフェ [食べログ]
サンドイッチもあったが、じゃことアサリのトマトソースパスタにした。
前菜の野菜が瑞々しくて美味しい。
ピリ辛のトマトソースパスタも美味しかった。
鞆港を見ながら食事できる。1,500円と少し高めだが満足。
いろは丸展示館で「いろは丸沈没事件」を勉強する
店の外を出て改めて思った。のどかである。
「鞆の浦 a cafe」の隣の「いろは丸展示館」に。
「いろは丸沈没事件」について詳しく知ることができた。
福山藩ということで、福山藩主で老中首座として「安政の改革」を行った阿部正弘推しであった。勝海舟や永井尚志を登用したのもこの人。
「五卿」が泊まった太田家住宅
次に向かったのが、杉玉が吊るされた「太田家住宅」。
保命酒の独占販売権を福山藩から得て、財を成した旧中村家の建物だという。明治になり、専売権を失うと衰退し、廻船業を営んでいた太田家に継承されたとのこと。
入場料は400円。
自分で見て歩くだけかな、と思ったら、スタッフの女性がつきっきりで早口でガイドしてくれた。
土間の床は、黒い瓦と漆喰の市松文様。
土間の天井は、茶室や床の間の天井に使われる網代天井。
土間を抜けると、炊事場。
海風を利用して火勢を保てるように、石は少し隙間を開けて積んであるとのこと。
炊事場を抜けると、なまこ壁の酒蔵。
瓦には、サイコロの目のようなデザインが施されている。ここは「1」。
ここは「4」。
屋敷に上がる。
文久3年(1863年)の「8月18日政変」で都落ちした「七卿落ち」のメンバーは、8月23日の夜、数時間だけ鞆の浦に立ち寄ったとのことだが、その内の「五卿」は、翌年の元治元年(1864年)7月18日、上洛途中で鞆の浦に立ち寄り、19日から20日にかけて、ここに滞在したとのこと。
なお、元治元年(1864年)7月19日は「禁門の変」が勃発し、長州藩が「朝敵」となった日。「五卿」はこの報告を香川県の多度津で聞き、再び長州に戻ったとのこと。長州征伐の後、「五卿」は大宰府の「延寿王院」に幽閉されることになる。
以下は、太宰府の「延寿王院」を素通りしたした時の旅行記(笑)
「五卿」が泊まったこの部屋からは肉眼で海が望めた。写真では光ってしまっているが。
きゅうきゅうと鳴る鶯廊下。
廊下にもわざわざ変化をつけてある。
番頭さんの気分。
つくろい空間 松右衛門帆でお土産を購入
太田家住宅を出てから、立ち寄った「つくろい空間 松右衛門帆」。
「松右衛門帆」(まつえもんほ)とは、
江戸時代の海運業に大きな発展をもたらした革新的な織帆布「松右衛門帆布」を独自に再現し、その製作者「御影屋(工楽)松右衛門」のようにさまざまな知恵・技術を集約して現代に通じる製品を創造するブランド
とのこと。
「御影屋(工楽)松右衛門」は、港湾整備事業も行っていたようで、この店のポストカードによれば、「彼により造られた江戸の港湾設備【雁木・波止場・船番所・焚場・常夜灯】が全て残るのは日本で唯一鞆の浦だけ」とのこと。
丈夫そうでおしゃれなポーチだったので、妻土産として購入。自分の分も買えばよかった。
御舟宿 いろは
時刻は15時。鞆の浦観光情報センターに戻ることにする。
その途中にあった「御舟宿いろは」(旧・魚屋萬蔵宅)は、「いろは丸沈没事件」の第1回・第2回談判が行われた場所らしい。
ステンドグラスを利用した洒落た建物は、宮崎駿監督のデザイン画をベースにしているとのこと。
バスで福山駅へ戻る
鞆の浦観光情報センターに戻り、スーツケースを回収。
お土産を物色して、鯛茶漬けの素を買った。
※後日、飲んだ後の締めに食べたが、いい出汁が出ていて旨かった。
15時20分発のバスに乗車。
既に述べたように、昨晩一睡もしてないので眠さがピーク。
16時前に福山駅に到着。
続きは以下をご覧ください。