こんにちは。
ポイントとマイルを貯めてあちこち旅行するのが好きな、jun(@odakyu_de_go)と申します。
3年前、JGC会員の平均世帯年収に関する記事を書きました。
当然、「そのSFC版も」と思ったのですが、当時は、それを書くだけの資料が見つかりませんでした。
しかし、今、改めて調べてみると、SFC会員の平均世帯年収を推し量れる資料が見つかりました。
全⽇空商事の広告メディア事業部がリリースしている以下の「ANA MEDIA KIT」(Ver.1 2020/4/8)です。※PDF
目次
「ANA MEDIA KIT」とは何か?
「ANA MEDIA KIT」とは何か?
「ANA MEDIA KIT」は、全⽇空商事の広告メディア事業部がリリースしている「広告主向け」の資料です。
この資料の目的は、
「ANAを利用している顧客は優良顧客なので、機内誌・機内販売カタログや、ANA SKY VISION(機内前方の大型スクリーンや客室通路上部の⼩型モニター)・SKY CHANNELなどに広告出稿してみませんか?」
というアピールですね。
営業さんが携えている資料だと思われます。
SFC会員を含むANAプレミアムメンバーの属性データ
『ana-logue』(エーエヌエー・ローグ)という、ANAプレミアムメンバーの自宅に届けられる会報誌があります。※
※2020年冬号を以て配布は終了。以降はデジタル版に移行しました。
ANAプレミアムメンバーとは
- ANAダイヤモンド会員
- ANAプラチナ会員
- ANAスーパーフライヤーズ会員
です。
冒頭で紹介した「ANA MEDIA KIT」の中に、このプレミアムメンバー向け『ana-logue』の媒体データが紹介してあり、ANAプレミアムメンバーの年齢・役職・世帯年収が紹介されていました。
あくまでもプレミアムメンバー全体の年齢・役職・世帯年収ですが、ここからSFC会員の年齢・役職・世帯年収も推し量れるのではないでしょうか。
では、紹介していきます。
SFC会員を含むANAプレミアムメンバーの年齢
SFC会員を含むANAプレミアムメンバーの年齢は、以下のようになっています。
10代~20代 | 1% |
30代 | 12% |
40代 | 27% |
50代 | 41% |
60代 | 15% |
70代 | 4% |
40代から50代で7割近くを占めています。
ANAラウンジの年齢構成とも符合するのではないでしょうか。
ちなみに、ANAの一般の搭乗者の場合、少し年齢層が下がります。
30代~50代で74%となります。
※2017年4⽉ANA搭乗者へのインターネット調査(回答者:2016年4⽉~2017年3⽉ANA国際線・国内線利⽤者)
SFC会員を含むANAプレミアムメンバーの男女比
SFC会員を含むANAプレミアムメンバーの男女比が気になるところですが、資料にはありませんでした。
その代わり、「ANAメディアキット」(2023年11月発行 Ver.28)で一般のANA搭乗者の男女比は確認できました。
※2019年9月 ANA便搭乗者へのインターネットアンケート調査結果(回答者:2018年4月から2019年3月 ANA国際線・国内線搭乗者)
男性65%、女性35%。
参考までに、JGC会員とJALカードの上級会員に送付される『AGORA』読者の男女比は、男性78%、女性22%でした。
SFC会員を含むANAプレミアムメンバーの役職
次に、SFC会員を含むANAプレミアムメンバーの役職です。
経営者・役員 | 19% |
会社員(管理職) | 40% |
会社員(一般職) | 17% |
士業(医師・弁護士・会計士など) | 4% |
その他 | 20% |
経営者・役員、会社員(管理職)だけで59%、士業(医師・弁護士・会計士など)も合わせると63%です。
※2017年4⽉ANA搭乗者へのインターネット調査(回答者:2016年4⽉~2017年3⽉ANA国際線・国内線利⽤者)
SFC会員を含むANAプレミアムメンバーの世帯年収
さて、本題の、SFC会員を含むANAプレミアムメンバーの世帯年収のグラフです。
500万円以下 | 5% |
500~1,000万円 | 29% |
1,000~1,200万円 | 16% |
1,200~1,500万円 | 15% |
1,500~3,000万円 | 23% |
3,000~5,000万円 | 4% |
5,000万円以上 | 2% |
答えたくない | 6% |
58%が世帯年収1,000万円以上。
そして、平均世帯年収は1,468万円。
東大生の親の年収より高そうですね。
ちなみに、ANAの一般搭乗者の世帯年収分布は以下。
ANAの一般搭乗者でも、平均世帯年収1,156万円で、全国平均(544万円)の約2倍とのこと。
高所得層が相当平均を押し上げているのでしょうが・・・
※2017年4⽉ANA搭乗者へのインターネット調査(回答者:2016年4⽉~2017年3⽉ANA国際線・国内線利⽤者)
平均年収以下ではSFC会員になれないのか?
SFC会員を含むANAプレミアムメンバーの平均世帯年収を知って、驚いた人も多いのではないでしょうか。
実際、ANAプラチナメンバーになるためには、
1月~12月の期間に、「プレミアムポイント」を50,000ポイント(うちANAグループ便で25,000ポイント)以上の搭乗実績。
が必要です。
そのための費用は、50万円を下らないでしょう。
一般的には、ANAプレミアムメンバーになることができるのは、大企業の出張族か、お金に余裕のある人かと思われます。
ところで、私は2015年に、いわゆる「SFC修行」を敢行。
ANAプラチナメンバーになって、スーパーフライヤーズカードを発行しました。
そのためにかかった費用は・・・わずか1万円ほどです。
どういうことかと言うと、ポイントサイト「ハピタス」でポイントを貯めて、それを「90%」の換算率でANAマイルに交換。
そのANAマイルをANA SKYコインに交換して、ANA SKYコインを修行費用に充てたのです。
当時「ソラチカルート」と呼ばれた、以下のルートです。
この一連の交換により、「ハピタス」の100,000円相当のポイントは、90,000マイルのANAマイルに交換できました。
そして、ANAゴールドカードを持っていれば、90,000マイルを、その1.6倍のANA SKYコインに交換できます(下表)。このANA SKYコインを修行費用に充当して、ほぼポイントサイト報酬だけでSFC修行したのです。
会員ステータス/ANAカード種類 | |||
交換マイル数 | 交換後コイン数 | ||
10,000マイル | 13,000(1.3倍) | 12,000(1.2倍) | |
20,000マイル | 28,000(1.4倍) | 26,000(1.3倍) | 24,000(1.2倍) |
30,000マイル | 45,000(1.5倍) | 42,000(1.4倍) | 36,000(1.2倍) |
40,000マイル | 64,000(1.6倍) | 60,000(1.5倍) | 48,000(1.2倍) |
50,000マイル | 85,000(1.7倍) | 80,000(1.6倍) | 60,000(1.2倍) |
その後、この「ソラチカルート」は封鎖されてしまいましたが、2024年の現在は、以下の「モッピー」発の「nimocaルート」が有力です。
nimocaルートの詳細は以下で詳しく解説していますので、興味のある方はご覧ください。
今はこのルートでANAマイルを稼ぎ、「トクたびマイル」(※通常より少ないマイルで交換できるサービス)で効率よく特典航空券に交換しています。
東京や大阪在住者でも使おうと思えば使えますよ。