尾道・広島・福岡2泊3日旅行記の「(2) 尾道観光で文学のこみち、千光寺、猫の細道、艮神社を訪れる」です。
前後の旅行記とあわせてご覧ください。
- 尾道・広島・福岡2泊3日旅行記 (1) JAL255便で広島空港へ、三原城跡を訪問する
- 尾道・広島・福岡2泊3日旅行記 (2) 尾道観光で文学のこみち、千光寺、猫の細道、艮神社を訪れる
- 尾道・広島・福岡2泊3日旅行記 (3) シェラトングランドホテル広島にチェックインして、「鮨処ひと志」で晩飯
- 尾道・広島・福岡2泊3日旅行記 (4) 広島から福岡に移動し、博多に移動、天神の「ザ ホーシーズ マウス」でオフ会
- 尾道・広島・福岡2泊3日旅行記 (5) 太宰府天満宮に参拝して、ANA262便で羽田空港へ
尾道ラーメンたに 尾道駅ビル店で昼飯
12時過ぎに尾道駅に到着。
駅のロッカーに荷物を預けようとしたが、駅舎を建て替えるとかで閉鎖中だった。ポートターミナルに荷物預かりがあるそうなので、向かう。
※後日、私が訪れた日の3日後に現駅舎での運用を終えると知った。
荷物をここに預ける。なお、写真は荷物引取後に撮影したもの。
さて、身軽になった。まずは尾道ラーメンを食べに行こう。
ポートターミナルと尾道駅の連絡通路から。あの城はなんだろう?
駅ビル内の「尾道ラーメンたに」へ。
尾道ラーメン たに 駅ビル店 – 尾道/ラーメン [食べログ]
スープ飲むと最初は醤油ラーメンっぽい。その後豚骨の旨味が出てくる。天かすみたいに浮いてる背脂と一緒にスープ飲むと旨い。
麺は柔らかいんのだけど、噛み切りづらく、もっと固めだとよかったなぁ、と。
滞在時間15分ほどでササッと退店。
千光寺山ロープウェイに乗る
駅前からタクシーに乗り、千光寺山ロープウェイの乗り場へ。
黄緑色に輝く大クスノキを越えていく。
山頂駅からの眺め。
山頂駅から歩いてすぐのこの展望台へ。
尾道水道を一望できる。
川のようにみえるけど、対岸は瀬戸内海に浮かぶ「向島(むかいしま)」なのよね。その先にも島が続いて、四国まで続く「しまなみ海道」を形成する。
文学のこみち
千光寺に寄りたいので帰りは歩いて下る。
「文学のこみち」と名付けられた道を下っていく。徳富蘇峰、正岡子規、金田一京助、志賀直哉、林芙美子など尾道に滞在した文人の言葉が巨石に刻まれている。
途中、こんな狭い箇所も。
尾道。文学のこみち。 pic.twitter.com/jyVOdL5g0g
— jun (@odakyu_de_go) 2017年5月22日
※後日、尾道三部作の一つ『転校生』(大林宣彦監督)を見たら、小林聡美と尾美としのりが動画の場所でチンピラに絡まれていた(笑)こんなところで喧嘩は危ないよ(笑)
千光寺
千光寺の境内に。巨石を背に建っている。
鐘楼。なんと撞いてはいけないらしい(笑)
鐘楼からの眺め。「ここ海光台から尾道の古寺十五ヶ寺が見えます」との案内があった。
尾道にお寺が多いのは以下のような事情らしい。
自然の良港を持つ尾道は、平安時代の嘉応元年(1169年)、備後大田荘(後、高野山領)公認の船津倉敷地、荘園米の積み出し港となって以来、対明貿易船や北前船、内海航行船の寄港地として、中世・近世を通じて繁栄をとげました。港町・商都としての発展は各時代に豪商を生み、多くの神社仏閣の寄進造営が行われました。
巨石に刻まれた梵字。
こんなアドベンチャラスなものもあった。石鎚山鎖修行。
大学生くらいのグループが盛り上がりながらチャレンジしてた。私は・・・今度来たときチャレンジしよう。
さて、降りるぞ。
天寧寺の三重塔。1388年(嘉慶2年)に、室町幕府第2代将軍・足利義詮が建立したという。
猫の細道
天寧寺の前で道が二手に分かれ、左に行くと「猫の細道」だそうだ。行ってみる。
ちょこちょこ猫がいる。猫のオブジェも色々。
尾道。猫の細道。 pic.twitter.com/WaqLjlp6kM
— jun (@odakyu_de_go) 2017年5月22日
そして、レトロ過ぎる建物。
私が尾道を訪れたちょうど1週間後に『ブラタモリ 尾道』が放送された。
尾道を特徴づける「坂道の家と路地」。寺が集まる聖なる場所だった山に民家が進出するようになったのは、明治の鉄道建設がきっかけだったという。
鉄道建設で立ち退きにあった人が山に移り住むようになり、現在の尾道の景観ができたとのこと。三原城の本丸を貫く山陽本線が尾道の景観も変えたのね。
艮神社
「猫の細道」を抜けると、左に見えてくるのは、ロープウェイから見た「艮(うしとら)神社」の大クスノキ。さっきは上から、今度は下から。
後日、尾道三部作の一つ『時をかける少女』を見たのだが、主人公を演じた原田知世がタイムリープをする場面で、この艮神社が登場していた。
ロープウェイ乗り場まで戻ってきた。
「茶房こもん」で一休み
疲れたので、ロープウェイ駅前にある「茶房こもん」というカフェで一休み。
茶房こもん (さぼうこもん) – 尾道/喫茶店 [食べログ]
ワッフルが売りっぽいが、晩飯の寿司が控えているので、アイスクリームのエスプレッソがけに。
30分くらい滞在して、15時前に退出。
なお、この「茶房こもん」も『転校生』のロケ地として使われていた。
おのみち映画資料館
ロープウェイ乗り場から南下して、おのみち映画資料館に向かう。
アーケード街の尾道商店街を横切る。元は西国街道であったらしい。
南に行くと、今通っている道が出雲街道であったことの石碑が。『ブラタモリ 尾道』によれば、ここから出雲街道を通って約30km北に、大荘園である「備後大田荘」があったらしい。
尾道市役所があった。『東京物語』では、笠智衆演じるおじいちゃんは元尾道市役所職員という設定だった。
市役所のちょうど反対側におのみち映画資料館がある。
入場料は500円。
撮影は禁止だった。撮ってはいけないようなものではなかった気がするが。
1階に小津安二郎コーナーと尾道ロケ写真、2階に新藤兼人のコーナーがあった。
『東京物語』のロケ地マップをよく観察。
『東京物語』の冒頭に出てくる常夜灯は、この近くの住吉神社の常夜灯なんだね。この後見に行こう。
滞在時間は15分ほどだった。
ポートターミナルに戻る
通りからさっき登った千光寺山が見えたが、凄い。
住吉神社へ到達。ちょうどおばさんが賽銭箱の集金に来ているところだった(笑)
住吉神社の常夜灯。
すぐ近くの商店街。惹かれる。
海岸沿いを歩いて、ポートターミナルに向かう。
「日本一短い船旅」だそうだ。
足早だったけど、坂と海と寺の街・尾道を楽しめたね。
次回は鞆の浦へのクルーズも楽しそうだな。
手荷物預かり所で荷物を引き取る。
時刻は16時前。
タクシーで新尾道駅へ向かう。
続きは以下をご覧ください。