モバイルSuicaで東海道・山陽新幹線に乗る方法は2つあります。
「ビュー・エクスプレス特約」を利用する方法と、「スマートEX」を利用する方法です。
それぞれの利用方法とそのメリット・デメリットを紹介します。
目次
モバイルSuicaで東海道・山陽新幹線に乗る2つの方法
「ビュー・エクスプレス特約」を利用して、東海道・山陽新幹線に乗る方法
まず最初に、「ビュー・エクスプレス特約」を利用して、モバイルSuicaで東海道・山陽新幹線に乗る方法を紹介します。
「ビュー・エクスプレス特約」を利用するには、ビューカードが必須となりますが、とてもメリットの多い利用法です。
以下のものを用意してください。
モバイルSuicaアプリのフッターメニューのチケット購入・Suica管理⇒登録クレジットカード情報変更から、ビューカードを登録してください。
次に、モバイルSuicaアプリのフッターメニューのチケット購入・Suica管理⇒ビュー・エクスプレス特約⇒ビュー・エクスプレス特約申込とタップして、「ビュー・エクスプレス特約」に申込みをしてください。
「ビュー・エクスプレス特約」に同意した日を起算日として、2ヵ月後に「エクスプレス予約」の年会費1,000円(税別)が、登録したビューカードから引き落とされます。
「ビュー・エクスプレス特約」申込みから2~3週間程度で、ビューカードの登録住所宛に「エクスプレス予約会員証」が届けられます。
エクスプレス予約会員証が届いたら、モバイルSuicaアプリのフッターメニューのチケット購入・Suica管理⇒エクスプレス予約(JR東海)から、会員登録を行ってください。
EXアプリを起動して、発行された会員IDと登録したパスワードでログインしてください。
「エクスプレス予約」が可能になります。
「スマートEX」を利用して、東海道・山陽新幹線に乗る方法
次に、「スマートEX」を利用して、東海道・山陽新幹線に乗る方法を紹介します。
まず、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Dinersのクレジットカードを用意してください。
「スマートEX」ホームページへアクセスし、「ログインパスワード」「クレジットカード」「交通系ICカード情報」等を登録して会員登録を行ってください。
モバイルSuicaの「交通系ICカード情報」は、モバイルSuicaアプリの「i」ボタンをタップして、確認してください。
JEから始まる「SuicaID番号」がそれです。
登録したメールアドレスに会員IDを記載したメールが届いたら、会員登録完了です。
EXアプリを起動し、発行された会員IDと登録したパスワードでログインしてください。
すぐに「スマートEX」が利用できます。
「ビュー・エクスプレス特約」のメリット・デメリット
「ビュー・エクスプレス特約」のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
「ビュー・エクスプレス特約」のメリットは、「エクスプレス予約」が使えることです。
「エクスプレス予約」と「スマートEX」とは全く違います。
以下の比較表をご覧ください。
ビュー・エクスプレス特約(エクスプレス予約) | スマートEX | |
年会費 | 1,100円 | 0円 |
予約方法 | EXアプリ、スマートフォン、PC | |
予約変更 | EXアプリ、スマートフォン、PCから無料で変更可能 | |
価格例(当日) | 東京⇔新大阪:13,620円 新大阪⇔博多:13,490円 | 東京⇔新大阪:14,520円 新大阪⇔博多:15,400円 |
乗車方法 | モバイルSuica | モバイルSuica |
グリーンプログラム | 対象 | 対象外 |
価格例(当日)を御覧いただきたいのですが、「ビュー・エクスプレス特約(エクスプレス予約)」と「スマートEX」では料金が全く異なります。
「ビュー・エクスプレス特約(エクスプレス予約)」の方が、10%くらい安いです。
「ビュー・エクスプレス特約(エクスプレス予約)」の年会費として1,000円(税抜)かかりますが、東京⇔新大阪を片道1回利用すれば元が取れてしまいます。
また、「ビュー・エクスプレス特約(エクスプレス予約)」は、グリーンプログラムの対象になります。
ビュー・エクスプレス特約(エクスプレス予約)で乗車すると、利用区間に応じて、登録不要で自動的にポイントが貯まります。
東京発着のポイント積算例です。
利用区間 | 蓄積ポイント |
---|---|
東京⇔新横浜 | 10ポイント |
東京⇔名古屋 | 50ポイント |
東京⇔京都 | 90ポイント |
東京⇔新大阪 | 90ポイント |
新大阪発着のポイント積算例です。
利用区間 | 蓄積ポイント |
---|---|
新大阪⇔岡山 | 20ポイント |
新大阪⇔広島 | 50ポイント |
新大阪⇔博多 | 110ポイント |
ポイントを一定数貯めると、普通車指定席の値段でグリーン車が利用できます。
必要なポイント数は、予約の区間に関わらず、以下のようになっています。
利用の列車 | のぞみ | ひかり | こだま |
必要ポイント数 | 1,000 | 800 | 600 |
東京-新大阪間を6往復すると、1回「のぞみ」のグリーン車に乗れる計算ですね。
一方、「スマートEX」はこのグリーンプログラムの対象外です。
デメリット
デメリットは4つあります。
- 年会費が1,000円(税抜)かかること
- ビューカードが必要となり、東海道・山陽新幹線の料金の決済はビューカードに限定されること
- モバイルSuicaの決済用ビューカードを、他のクレジットカード(他のビューカードを含む)に変更した場合、「ビュー・エクスプレス特約」は自動的に解除され、予約・変更等ができなくなること
- 利用開始まで約2-3週間かかること
です。
ただ、メリットの大きさに比べたら大したことないと思います。
「スマートEX」のメリット・デメリット
メリット
「スマートEX」のメリットは3つあります。
- 無料で利用できること
- すぐに利用開始できること
- 登録クレジットカードをVisa、Mastercard、JCB、American Express、Dinersから自由に選択できて、自由に変更できること
旅行日が迫っている場合は、とりあえず「スマートEX」を使うのがいいでしょう。
登録クレジットカードを自由に選択できるので、東海道・山陽新幹線の料金の決済でも、いつも貯めているポイントを貯められます。
デメリット
「スマートEX」のデメリットは、「エクスプレス予約」のメリットの裏返しですね。
「スマートEX」で利用できる料金は、「エクスプレス予約」に比べると10%くらい高いです。
そして、グリーンプログラムの対象外となります。
デメリットがメリットを大きく上回っています。
モバイルSuicaで東海道・山陽新幹線に乗る2つの方法のまとめ
モバイルSuicaだけで東海道・山陽新幹線に乗れると本当に便利です。
その方法としては、
- ビュー・エクスプレス特約
- スマートEX
の2通りあります。
年に2回以上、東海道・山陽新幹線に乗るのなら、利用開始まで多少手間がかかりますが、「ビュー・エクスプレス特約」を利用するのがおすすめです。
以下の記事も併せて読むと、より理解が進むかと思います。