東京在住のjun(@odakyu_de_go)と申します。
金沢や軽井沢や高崎に行くときに北陸新幹線を使います。
北陸新幹線は、高崎駅-上越妙高駅の間はJR東日本により運営され、上越妙高駅-金沢駅の間はJR西日本により運営されています。
そのため、JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」でも、JR西日本のネット予約サービス「e5489」でも北陸新幹線の特急券を購入できます。
ケース別、北陸新幹線に安く乗る方法を紹介します。
「e5489」のJ-WESTカード会員限定の「eきっぷ」という選択肢を持っているとお得ですよ。
目次
一人で北陸新幹線に乗る場合
一人で北陸新幹線に乗る場合は、モバイルSuicaを使うのが最も安くなりますよ。
乗車日「当日」に特急券を購入するケース
以下は、乗車日「当日」に東京-金沢の「はくたか517号」の特急券(普通車指定席)を買う場合の運賃比較です。
えきねっと | 通常:14,380円 |
---|---|
モバイルSuica | 通常:13,620円 |
e5489 | 通常:14,380円 eきっぷ:13,730円(J-WESTカード会員限定) |
iPhone、Android端末、Apple Watchをお持ちの方なら、Suicaアプリを入れて、モバイルSuica特急券で乗るのが最も安くなります。
東京-高崎、東京-軽井沢でも同じ結果になります。
乗車日「前日」に特急券を購入するケース
以下は、乗車日「前日」に東京-金沢の「はくたか517号」の特急券(普通車指定席)を買う場合の運賃比較です。
えきねっと | 通常:14,380円 トクだ値:12,940円 |
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モバイルSuica | 通常:13,620円 スーパーモバトク:12,250円 |
e5489 | 通常:14380円 eきっぷ:13,730円(J-WESTカード会員限定) e早特1:12,360円(J-WESTカード会員限定) WEB早特1:12,940円 |
この場合も、モバイルSuicaで特急券を購入するのが最もお得になります。
東京-高崎、東京-軽井沢でも同じ結果になります。
モバイルSuica登録カードはビューカードがおすすめ
モバイルSuica登録カードをJRE CARDなどのビューカードに設定すれば、Suicaオートチャージも利用できます。
ビューカード以外ではSuicaオートチャージは利用できません。手動チャージとなります。
Suicaオートチャージ設定を行うと、Suica残額を気にせず、自宅から金沢までの改札をすべてスマホで通過できます。
JRE CARDでモバイルSuica特急券を購入した場合は、JRE POINT還元率が「1.5%」になるのもお得です。
JRE CARDは、新規入会でJREポイントが貰えるキャンペーンを実施中ですよ。
グループで北陸新幹線に乗る場合
家族や友人などグループで北陸新幹線に乗る場合は、「e5489」のJ-WESTカード会員限定の「eきっぷ」「e早特」が有力な選択肢になります。
「e5489」は、JR西日本のネット予約サービスです。「えきねっと」のJR西日本版です。
乗車日「当日」に特急券を購入するケース
再び、乗車日「当日」に東京-金沢の「はくたか517号」の特急券(普通車指定席)を買う場合の運賃比較表を見てみましょう。
えきねっと | 通常:14,380円 |
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モバイルSuica | 通常:13,620円 |
e5489 | 通常:14,380円 eきっぷ:13,730円(J-WESTカード会員限定) |
モバイルSuicaで特急券を買うのが最も安くなるのですが、モバイルSuicaでは本人一人分の特急券しか購入できません。
モバイルSuica会員が、家族や友人の分の特急券を購入することはできないのです。
グループで北陸新幹線に乗る場合は、モバイルSuicaという選択肢は消えるのです。
その結果、最も安い運賃は、J-WESTカード会員限定の「eきっぷ」となります。
東京-金沢で一人あたり片道650円(14,380円-13,730円)安くなります。往復で1,300円安くなります。
家族4人なら、片道2,600円、往復で5,200円安くなります。
東京-高崎、東京-軽井沢でも同様に「eきっぷ」が有利になります。
きっぷの受取には、J-WESTカードと予約番号、電話番号(下4桁)が必要です。
乗車日当日に少し早めに東京駅に行って、券売機で発券するのがいいでしょう。
券売機で発券する前であれば、列車発車時刻の6分前まで、インターネット上で何度でも手数料無料で変更が可能です。
発券後は、1度だけ「みどりの窓口」で時間のみの変更が可能です。
券売機で発券する前であれば、一人あたり560円で払い戻しも可能です。
ただし、一度券売機で発券してしまうと、払い戻しがJR東日本の北陸新幹線の各駅ならびに東京都区内の主な駅の「みどりの窓口」でできない可能性があります。駅の対応がまちまちです。
きっぷの受取は直前に行うのがおすすめです。
乗車日「前日」に特急券を購入するケース
次に、乗車日「前日」に北陸新幹線の特急券(普通車指定席)を買う場合の運賃を比較してみましょう。
北陸新幹線は列車によって、「トクだ値」の割引率が違うということを頭に入れた上で御覧ください。
トクだ値の割引率 | |
はくたか(東京⇔金沢) | 10% |
かがやき(東京⇔金沢) | 10% |
あさま(東京⇔長野) | 10%もしくは15% |
東京-金沢(はくたか517号)
東京-金沢間を結ぶのは「はくたか」と「かがやき」です。「あさま」は長野止まりとなります。
以下は、乗車日「前日」に東京-金沢の「はくたか517号」の特急券(普通車指定席)を買う場合の運賃比較表です。
えきねっと | 通常:14,380円 トクだ値:12,940円 |
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モバイルSuica | 通常:13,620円 スーパーモバトク:12,250円 |
e5489 | 通常:14,380円 eきっぷ:13,730円(J-WESTカード会員限定) e早特1:12,360円(J-WESTカード会員限定) WEB早特1:12,940円 |
モバイルSuicaが選択肢から消えた場合、最も安い運賃は、e5489で購入できる「e早特1」(J-WESTカード会員限定)になります。
「トクだ値」と比べた場合でも、東京-金沢で一人あたり片道580円(12,940円-12,360円)安くなります。往復で1,160円安くなります。
家族4人なら、片道2,320円、往復で4,640円安くなります。
変更する場合は、一度払い戻しの上、新規で予約することになります。
東京-軽井沢(はくたか575号)
以下は、乗車日「前日」に東京-軽井沢の「はくたか575号」の特急券(普通車指定席)を買う場合の運賃比較表です。
東京-軽井沢間の「はくたか」には「トクだ値」の設定がありません。グレー地に横線は、売り切れではなく「元から設定がない」という意味です。
えきねっと | 通常:6,020円 |
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モバイルSuica | スーパーモバトク:5,240円 |
e5489 | 通常:6,020円 eきっぷ:5,350円(J-WESTカード会員限定) |
モバイルSuicaが選択肢から消えた場合、最も安い運賃は、e5489で購入できる「eきっぷ」(J-WESTカード会員限定)になります。
東京-軽井沢(あさま627号)
以下は、乗車日「前日」に東京-軽井沢の「あさま627号」の特急券(普通車指定席)を買う場合の運賃比較表です。
「あさま627号」の「トクだ値」の割引率は「10%」です。
えきねっと | 通常:6,020円 トクだ値:5,410円 |
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モバイルSuica | スーパーモバトク:5,240円 |
e5489 | 通常:6,020円 eきっぷ:5,350円(J-WESTカード会員限定) |
(グループで北陸新幹線に乗り)モバイルSuicaという選択肢が消えた場合、最も安い運賃は、e5489で購入できる「eきっぷ」(J-WESTカード会員限定)になります。
東京-軽井沢(あさま629号)
以下は、乗車日「前日」に東京-軽井沢の「あさま629号」の特急券(普通車指定席)を買う場合の運賃比較表です。
「あさま629号」には「トクだ値」の設定があります。割引率は「15%」です。
えきねっと | 通常:6,020円 トクだ値:5,110円 |
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モバイルSuica | スーパーモバトク:5,240円 |
e5489 | 通常:6,020円 eきっぷ:5,350円(J-WESTカード会員限定) |
「トクだ値」の設定があり、しかも、その割引率が15%の「あさま629号」に関しては、「えきねっと」で「トクだ値」を購入するのが最もお得です。
「トクだ値」は売り切れているのに、「e早特1」は残っているケース
こういうケースもあります。
「えきねっと」の「トクだ値」は売り切れているのに、「e5489」の「e早特1」はまだ残っているケースです。
例えば、来月11月23日に家族4人で東京から金沢へ行くとします。
「えきねっと」では「かがやき509号」の「トクだ値」は既に売り切れです。
家族4人(内一人子供)の合計運賃は50,330円になります。
一方、「e5489」では、まだ「e早特1」(J-WESTカード会員限定)が残っています。
家族4人(内一人子供)の合計運賃は43,250円になります。
その差7,080円。
北陸新幹線を利用する上では、「e5489」のJ-WESTカード会員限定のきっぷという選択肢を持っていると割とお得です。
「エクスプレス予約」も使えるJ-WESTカード「エクスプレス」がおすすめ
J-WESTカードには、以下の2種類あります。
年会費(税込) | エクスプレス予約 | |
J-WESTカード「ベーシック」 | 0円 | × |
J-WESTカード「エクスプレス」 | 1,100円 | ◯ |
J-WESTカード「ベーシック」なら実質年会費無料ですので、東日本在住の人でも持っていて損はありません。
私はSuicaオートチャージが使えるJRE CARDはもちろんですが、J-WESTカードも持っています。
私が持っているのは、東海道・山陽新幹線の「エクスプレス予約」が使える、J-WESTカード「エクスプレス」です。年会費1,100円です。
※J-WESTカード「ベーシック」では「エクスプレス予約」は利用できません。
当日、東京駅-新大阪駅間の特急券を「エクスプレス予約」で取るだけで、「スマートEX」より900円は得します(片道)。
エクスプレス予約 | スマートEX | |
東京⇔新横浜 | 2,270円 | 2,810円 |
東京⇔名古屋 | 10,310円 | 11,100円 |
東京⇔京都 | 13,070円 | 13,970円 |
東京⇔新大阪 | 13,620円 | 14,520円 |
東海道・山陽新幹線を年に1回でも利用する方は、J-WESTカード「エクスプレス」がおすすめです。
J-WESTカードは、特急はるか(新大阪駅⇔関西空港駅)、サンダーバード(大阪⇔金沢)、特急しらさぎ(米原⇔福井)、快速マリンライナー(岡山⇔高松)などのきっぷを購入する場合も、役立ちます。
J-WESTカード会員限定の安い「eきっぷ」が購入できるからです。
J-WESTカード「エクスプレス」のメリットは、以下で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。