外貨受取手数料が安い銀行を紹介します。
外貨受取手数料は、
- 為替手数料
- 被仕向送金手数料
の合計です。
為替手数料だけ安くても、被仕向送金手数料が高かったら意味ありませんし、逆も然りです。
この記事の眼目は、為替手数料も被仕向送金手数料も安い銀行を探すことです。
為替手数料が安い銀行はどこ?
各銀行の為替手数料は、その銀行の定めるTTMレートとTTBレートの差として求められます。
TTBレート (Telegraphic Transfer Buying rate) |
---|
われわれが外貨を売却するときの為替レート |
TTMレート (Telegraphic Transfer Middle rate) |
その銀行が独自に定める基準レート(仲値) |
TTSレート (Telegraphic Transfer Selling rate) |
われわれが外貨を購入するときの為替レート |
以下の表は、各銀行の為替レートを紹介したページをまとめたものです。
為替手数料=「TTMレート」-「TTBレート」
です。
例えば、2020年5月20日のみずほ銀行の為替レートを見ると、以下のようになっていました。
TTS 電信売り | TTB 電信買い | MIDDLE 仲値 | |
米ドル | 108.98 | 106.98 | 107.98 |
英ポンド | 136.44 | 128.44 | 132.44 |
ユーロ | 119.59 | 116.59 | 118.09 |
この場合、
米ドルの為替手数料は(107.98-106.98)1円、
英ポンドは(132.44-128.44)4円、
ユーロは(118.09-116.59)1.5円です。
米ドルの為替手数料が安いところは他の通貨も安いです。
そこで、米ドルの為替手数料に的を絞って、比較すると以下のようになります。
為替レート | |
ソニー銀行 | 0.15円 |
新生銀行 | 0.15円以下 |
SMBC信託銀行 | 1円 |
三菱UFJ銀行 | 0.25円 |
三井住友銀行 | 0.5円 |
みずほ銀行 | 1円 |
りそな銀行 | 1円 |
住信SBIネット銀行 | 0.04円 |
楽天銀行 | 0.25円 |
赤字のソニー銀行、新生銀行、三菱UFJ銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行が優秀ですね。
被仕向送金手数料が安い銀行はどこか?
外貨を受け取る際には、「被仕向送金手数料」という手数料もかかります。
簡単にまとめたのが以下の表です。
受取可能通貨 | 被仕向送金手数料 | |
SMBC信託銀行 | 18通貨 | 無料 |
ソニー銀行 | 11通貨 | 無料 |
新生銀行+GAICA | 13通貨 | 無料 |
ゆうちょ銀行 | 2通貨 | 条件付き無料 |
三菱UFJ銀行 | 7通貨 | 1,500円~ |
三井住友銀行 | 7通貨 | 1,500円~ |
みずほ銀行 | 7通貨 | 2,500円 |
りそな銀行 埼玉りそな銀行 | 5通貨 | 2,500円~ |
住信SBIネット銀行 | 10通貨 | 厳しい条件付き無料 |
楽天銀行 | 6通貨 | 2,450円 |
優秀なのは、SMBC信託銀行、ソニー銀行、新生銀行+GAICAです。
詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
外貨受取手数料が安い銀行まとめ
為替手数料が安かったのは、ソニー銀行、新生銀行、三菱UFJ銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行でした。
被仕向送金手数料が安かったのは、SMBC信託銀行、ソニー銀行、新生銀行+GAICAでした。
まとめると、以下のようになります。
為替レート | 被仕向送金手数料 | |
ソニー銀行 | ○ | ○ |
新生銀行+GAICA | ○ | ○ |
SMBC信託銀行 | △ | ○ |
三菱UFJ銀行 | ○ | △ |
住信SBIネット銀行 | ○ | △ |
楽天銀行 | ○ | △ |
外貨受取手数料が安い銀行は、
と結論づけていいんじゃないかと思います。
ちなみに、ソニー銀行と新生銀行+GAICAは、Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬の受取先銀行としてもおすすめです。