こんにちは。
jun(@odakyu_de_go)と申します。
今回は呉に1泊、岡山に1泊する旅行記です。
日程は2018年8月7日(火)~9日(木)。
目次
呉・岡山2泊3日旅行の準備
今年は毎月海外を目標としていたのだが、8月は妻の仕事が忙しく、海外旅行はNGと言われた。
西日本豪雨の影響で、呉市内の飲食店になかなか人が来ないと聞いた。また、倉敷美観地区の飲食店も同様と聞いた。
体力ないのでボランティアはできないが、飲みに行くくらいならできるということで、呉・倉敷行きを決意。
呉に1泊して、岡山に行く途中で倉敷に立ち寄り、岡山に1泊しよう。
マイルを使って、往復の飛行機を予約
7月26日に、BAマイル(4,500マイル)を使って、行きのJAL261便の特典航空券を発券。
ANA SKYコイン(23,390コイン)を使って、帰りのANA658便のプレミアムクラス航空券を発券。
日付 | 便名 | スケジュール |
---|---|---|
08/07 | JL261 | 羽田13:30-広島14:50 |
08/09 | NH658 | 岡山16:50-羽田18:10 |
ホテルの予約
7月26日、呉阪急ホテルのツインルームを予約。15,500円。
さらに同日、IHG ANA公式サイトからANAクラウンプラザホテル岡山の「プレミアムフロア モデレートダブル」を予約。ANAスーパーフライヤーズ会員専用プランで13,950円。
呉と岡山の晩飯場所を予約
晩飯場所として、「寿司芳」(呉市)と「みや古」(岡山市)という寿司屋を予約した。
「寿司芳」は、映画『この世界の片隅に』にも登場する寿司屋と知って、秒で決めた。すずさんが朝日町に迷い込む場面で登場する。
「みや古」に決めた理由は、食べログのレビューから「大将がおしゃべりで構ってくれそうだったから」。
単身乗り込むカウンターだけの寿司屋で、隣がカップルや同伴で、大将が寡黙な人だと気詰まりだからね(苦笑)
BAマイルで取ったJAL261便で広島空港へ
12時40分に羽田空港に到着。
行きのJAL261便は、BAのマイルで取った特典航空券。
JGCカウンターで予約番号を見せて、搭乗券発行。
スーツケースを預けて、窓際席に変更。
「BAマイル⇒JAL国内線特典航空券」というオプションは、国内線手配で大変重宝している。
搭乗後はしばらく「カンパイ広島県!広島秘境ツアーズ」を読んでいた。
俳優の斎藤工さんは、映画版『海猿』の1作目のロケで、長いこと呉で合宿をしていたらしく、呉線の思い出を語っている。
「広島といえば、佐々部清監督の『夕凪の国 桜の国』という映画が印象に残って」いると語り、映画館がない地域のために「cinema bird」という移動映画館のプロジェクトをやっているという斎藤工さんに凄い好印象を持った。
東京は曇り空だったので、外の景色も見てなかったのだが、機長からのアナウンスで雲の上に頭を出している富士山を見ることができた。
一方、西は快晴で岡山空港もはっきりと確認することができた。
尾道水道。ここを脱走受刑者が泳いで渡ったのだね。
参考:尾道水道、60代の地元出身者は「泳いで渡った」 。 海上保安庁は「絶対に真似しないで」
2017年の5月に尾道を訪れている。
三原市高坂町上空。緑がきれいだね。
定刻通り、14:50に広島駅に到着。
シャトルバスで呉駅前へ
広島空港到着後、呉駅までのバスのきっぷを購入。片道1,340円、往復だと2,300円
15時半のバスに乗車。
豪雨被害の影響で、広には行かないとのアナウンスがあり、慌てているおばさんがいた。広に行くには、阿賀駅で降りて、バスに乗り換える必要があるとのこと。
山陽自動車道を西に進み、高屋ジャンクションで東広島・呉自動車道へ。
昨晩からハマっている呉市PR動画「呉IN-呉IN」※を聴きながら、呉市にインするのは格別。
※THE BLUE HEARTSの「TRAIN-TRAIN」の替え歌。
灰ヶ峰の裏の方から呉市の中心部へ。
この高速と一般道の合流地点が凄く混んでいたな。
休山トンネルをくぐって、呉市の中心部へ。
16時半過ぎに呉駅前に到着。
気温は33度。暑い!
呉阪急ホテルにチェックイン
宿泊する呉阪急ホテル。
11階の33平米の部屋。
枕元には、後付でコンセントとUSBポートが設置されていた。
部屋は東向きで、休山が見える。
廊下の南側に向いた窓からは、大和ミュージアム方面への連絡通路と、呉港のクレーンの頭が見える。
時刻は17時過ぎ。
19時に予約している晩飯までの間にサクッと観光してこよう。
堺橋と小春橋
呉阪急ホテルの眼の前に森田食堂。
SNSで昨日、のんさんが電撃訪問したことを知った。
もう、のんさんは呉にはいないのかな?
駅前通りを東に行った後、蔵本通りを北上。
堺橋。
この歴史を感じさせる堺橋は、1927年竣工。呉空襲にも耐えて現存している。
映画『この世界の片隅に』では、すずと周作が語らう小春橋の奥に見える橋として登場している。当時は路面電車が走っていたそうだ。
堺橋から灰ヶ峰。奥に見えるのが小春橋。
堺橋をもう一度。
さて、小春橋に。
1990年に建て替えられたという小春橋。
連続テレビドラマ版『この世界の片隅に』では、すず(松本穂香)と周作(松坂桃李)の逢い引き場面は、小春橋ではなく堺橋でロケが行われたようだ。
1990年に建て替えられた小春橋では時代背景に合わないからね。
小春橋からの灰ヶ峰。輪郭くっきりしたきれいな灰ヶ峰が見られてよかったよ。
ちなみに、右に見えるのはかき船という居酒屋。
今歩いてきたルートを地図に示すとこんな感じになる。
下士官兵集会所
ふぅ、暑い、汗が滝のよう。
時刻は17時半。
堺川沿いの木陰で小休止してから、映画に登場する旧・下士官兵集会所へ向かう。
17時50分頃、めがね橋(地名)に。呉線の高架橋の奥に見えるのが、旧・下士官兵集会所。
映画『この世界の片隅に』では、すずが周作の忘れ物を届けに行く場面で登場する。
片淵監督によると、「建てられた当初はスクラッチスタイルでモダンなスタイルでしたが、今は赤レンガ色に塗られてしまっています」とのこと。
海上自衛隊呉集会所として利用されていたようだが、2017年に閉館したとのこと。
海上自衛隊呉集会所を通り過ぎた後、左折して、美術館通りへ。
この通りは、すずと晴美が海軍病院に入院中の円太郎を見舞うときに歩いた通り。
通りにある呉市美術館では『この世界の片隅に』原画展を開催中だが、今日火曜日は休館日。皆さん、気を付けて。
美術館通りを登りきったところにあるのが、呉医療センターへの階段。
この階段の上に、海軍病院があったとのことだ。
時刻は18時過ぎ。
「全国タクシー(現・GOタクシー)」アプリでタクシーを呼んでみたが、捕まらなかった。
美術館通りを歩いていたら、足元に戦艦大和の一生をデザインしたマンホールが設置されていることに気づいた。
竣工時の装備と、捷一号作戦のときの装備、菊水作戦のときの装備の違いまで表現されていて、マニアックだ。
呉市立美術館の原画展に行くときは足元に注目です。
呉で生まれた「戦艦大和」の一生をデザインしたマンホールがあります。
装備の変遷まで描いてあって面白い。#この世界の片隅に pic.twitter.com/4tV5mnwlzh
— jun (@odakyu_de_go) 2018年8月7日
めがね橋付近でタクシーを拾って、18時半近くにホテルへ。
19時から寿司屋を予約してるが、ちょっと時間的に厳しいので、連絡して30分遅らせてもらった。
シャワーを浴びて、着替えて、偶然のんさんと遭遇するような神展開ないかなーと期待しながら、タクシーで寿司芳へ。
寿司芳
寿司芳に到着。
いい感じの大将と女将さんが迎えてくれる。
カウンターにおっちゃんが4人。奥から順に常連さんという印象。
のんさんはいない(笑)
まずは、生ビールで喉を潤す。
刺盛ちょこっとづつを貰う。旨い!
テレビではカープ戦がかかっていて、常連さんと思われる人はカープの話題で盛り上がっている。
ヨナキという貝の塩焼きを貰う。これ旨いな。
女将さんに「『この世界の片隅に』に出てきたお寿司屋さんなんですよね?」と聞いてみた。
先々代の時、朝日町で営業していたそうだ。戦後、現在の地に。
お店の方は、お客さんに言われるまで映画に登場していることは知らなかったらしい。
たまに私みたいな映画ファンが訪れてくれるとのこと。
うなぎの塩焼き。
上手いツマミで酒が進む。
華鳩、宝剣、富久長と呉のお酒を飲んでいった。
隣の人は川越在住なんだが、広島に単身赴任で、今は呉出張らしい。
元ラグビー部というガタイのいい人で、災害ボランティアをやっていると言っていた。偉いなぁ。
旅行記を書いている、と言ったら、サイトを教えてと言われたので紹介して、かわりに名刺をもらった。めっちゃ一流企業の人だった。
鱧の湯引き。
焼きたらこ。
イカ、まぐろ、穴子の握り。
どちらかというと、関西の濃いめの醤油は苦手だ(笑)
隣の人が帰った後は、その隣の地元のおっちゃんと話していたのだが、女将さんが「この方と話し合うと思いますよ」と。なんと、のんさんファンとのこと(笑)
穏やかな人で、話しやすかったな。
女将さんはビジネスカードをメインで使っていてて、マイルをe JALポイントに換えて旅行に行ったりするとか言っていた。しかも、クラブオフ(クラブオフのメリットはこちら)を活用しているとのこと。「e JALポイントで飛ぶとまたマイルが貯まるんですよね」と。そうそう(笑)
ここでマイル話ができるとは(笑)
最後に持ち帰り寿司を頼む。
7時半に入店で11時半近くまで滞在。
飲んだお酒は、ビール1に、日本酒4合か5合。
料金は15,500円。
カードで払いたかったが、できれば現金とのことだったので、現金で。
楽しい時間を過ごせた。
タクシーを呼んでもらい、ホテルへ。
タクシーの運転手さんに景気を聞いたが、やっぱり、景気悪いとのこと。
鉄道も寸断されてるし、周りには被災してる人もいるからねぇ、と。
部屋に戻って、おみやげで貰った寿司でラスト。
泥酔でベッドに沈み、そのまま朝まで。
翌日の旅行記は以下をご覧ください。