こんにちは。
マリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)のポイントをそこそこ保有している、jun(@odakyu_de_go)と申します。
いきなりですが、以下のような問題を考えてみましょう。
潤沢なマリオットボンヴォイポイントを保有する一家が、夏休みに「オキナワ マリオット リゾート&スパ」(カテゴリー6)の7連泊を考えています。
往復の航空券は、ANAマイルをANA SKYコインに換えて、手配する予定です。
この一家が、Marriott Bonvoyのポイントを、「カテゴリー6のホテルの7連泊+100,000マイル」のトラベルパッケージに換えるのは得なのでしょうか?損なのでしょうか?
目次
トラベルパッケージは得なのか損なのか考える
トラベルパッケージとは何か?
トラベルパッケージとは何か?
Marriott Bonvoyのポイントで交換できる商品の一つです。
Marriott Bonvoyのポイントを使って、
Marriott Bonvoyホテルの7連泊
+
提携航空会社のマイル
の「セット(パッケージ)」に交換することができます。
提携航空会社は、UA、ANA、JAL、BAなど40社から選べますよ。
Marriott Bonvoy提携航空会社40社を見る(ここをタップで開閉できます)
- エーゲ航空
- アエロフロート ボーナス
- エアロメヒコ クラブプレミエ
- エアカナダ アエロプラン
- エアチャイナ フェニックスマイル
- エールフランス/KLMフライングブルー
- ニュージーランド航空 Airpoints™
- アラスカ航空マイレージプラン
- アリタリア航空ミッレミリア
- ANAマイレージクラブ
- アメリカン航空
- アシアナ航空アシアナクラブ
- アビアンカ航空 LifeMiles
- ブリティッシュエアウェイズ Executive Club
- アジア マイル
- 中国東方航空イースタンマイルズ
- 中国南方航空
- コパ航空 ConnectMiles
- デルタスカイマイル
- エミレーツ スカイワーズ
- エティハドゲスト
- フロンティア航空 EarlyReturns®
- 海南航空
- ハワイアン航空 HawaiianMiles®
- イベリアプラス
- 日本航空 (JAL) マイレージバンク
- ジェットエアウェイズ JetPrivilege®
- 大韓航空スカイパス
- LATAM航空 LATAMPASS
- ルフトハンザ Miles & More
- Multiplus
- カンタス フリークエントフライヤー
- カタール航空プリビレッジクラブ
- サウディア航空
- シンガポール航空クリスフライヤー
- 南アフリカ航空 Voyager
- サウスウエスト航空 Rapid Rewards
- TAPポルトガル航空
- タイ国際航空
- ターキッシュエアラインズ Miles&Smiles
- ヴァージンアトランティック航空フライングクラブ
- ヴァージンオーストラリア ヴェロシティーフリークエントフライヤー
トラベルパッケージの交換に必要ポイント
トラベルパッケージの交換に必要ポイントは下表のようになっています。
宿泊するMarriott Bonvoyホテルの「カテゴリー」と付属する「マイル数」(50,000マイル or 100,000マイル)によって、交換に必要なポイントが決まります。
7泊+50,000マイル | 7泊+100,000マイル | |
カテゴリー1-4 | 255,000ポイント | 330,000ポイント |
カテゴリー5 | 315,000ポイント | 390,000ポイント |
カテゴリー6 | 435,000ポイント | 510,000ポイント |
カテゴリー7 | 495,000ポイント | 570,000ポイント |
カテゴリー8 | 675,000ポイント | 750,000ポイント |
オキナワ マリオット リゾート&スパは、カテゴリー6のホテルです。
よって、
オキナワ マリオット リゾート&スパの7連泊
+
提携航空会社のANAの100,000マイル
を手に入れようとすると、510,000ポイント必要になります。
ちなみに、ユナイテッド航空(UA)のMileagePlusマイルに交換する場合は、10%マイルが増量されます。
つまり、以下のようになります。
交換に必要ポイント数は変わらず、獲得できるマイルが10%増えます。
7泊+55,000マイル | 7泊+110,000マイル | |
カテゴリー1-4 | 255,000ポイント | 330,000ポイント |
カテゴリー5 | 315,000ポイント | 390,000ポイント |
カテゴリー6 | 435,000ポイント | 510,000ポイント |
カテゴリー7 | 495,000ポイント | 570,000ポイント |
カテゴリー8 | 675,000ポイント | 750,000ポイント |
「ホテル7連泊」と「マイル」をそれぞれ別々に調達した場合の必要ポイントを考える
ところで、オキナワ マリオット リゾート&スパの7連泊と、100,000ANAマイルをそれぞれ別に調達するといくらかかるでしょうか?
つまり、パッケージではなく、それぞれ個別に調達するといくら掛かるでしょうか?
ホテル7連泊に必要なポイント数
夏休みですので、オキナワ マリオット リゾート&スパはピークシーズンが適用されると思われます(仮定)。
無料宿泊に必要なポイント数は、1泊あたり60,000ポイントになります。
オフピーク | レギュラー | ピーク |
---|---|---|
40,000 | 50,000 | 60,000 |
Marriott Bonvoyホテルは、4泊すると5泊目が無料になるので、7連泊に必要なポイント数は、60,000×6=360,000ポイントになりますね。
オフピーク | レギュラー | ピーク |
---|---|---|
40,000×6 | 50,000×6 | 60,000×6 |
ANAマイルの調達に必要なポイント数
Marriott Bonvoyポイントは、
3,000ポイント=1,000マイル
でANAマイルに交換できますが、60,000ポイント一気に交換すると、5,000マイルのボーナスマイルが貰えることはご存知ですね?
以下のようになります。
60,000ポイント=25,000マイル(20,000マイル+5,000マイル)
両辺を4倍すると、
240,000ポイント=100,000マイル
ANAマイル100,000マイルに必要なポイント数は、240,000ポイントとなりますね。
パッケージと別々調達を比較
トラベルパッケージで「オキナワ マリオット リゾート&スパの7連泊+100,000ANAマイル」を手に入れようとすると、510,000ポイント必要でした。
一方、「オキナワ マリオット リゾート&スパの7連泊」と「ANAマイル100,000マイル」をそれぞれ別々に入手すると、360,000+240,000=600,000ポイントかかることが分かりました。
トラベルパッケージを使ったほうが、90,000ポイントお得ですね。
結論
トラベルパッケージを使ったほうが、90,000ポイントお得。
しかし、今回はピークシーズンという想定でした。
もし、レギュラーシーズンなら、オフシーズンならどうなるでしょうか?
以下のようになります。
オフピーク | レギュラー | ピーク | |
---|---|---|---|
7連泊(6泊)[b] | 240,000 | 300,000 | 360,000 |
10万マイル調達[c] | 240,000 | 240,000 | 240,000 |
トラベルパッケージ[a] | 510,000 | 510,000 | 510,000 |
差し引き[a-b-c] | -30,000 | +30,000 | +90,000 |
ピークシーズンなら「トラベルパッケージ」を使ったほうが90,000ポイントお得ですが、レギュラーシーズンなら30,000ポイントのお得にとどまります。
そして、オフピークシーズンなら「トラベルパッケージ」を使うと、30,000ポイント損します。
「トラベルパッケージ」に交換する場合は、パッケージではなく、ホテルとマイルを別々に調達したほうがお得な可能性があるということに留意、というのが結論になります。
トラベルパッケージの損得早見表
以下は、
- 「7連泊+50,000マイル」のトラベルパッケージ
- 「7連泊+100,000マイル」のトラベルパッケージ
に交換した場合の損得早見表です。
青字ならトラベルパッケージが有利、赤字なら別々に調達したほうが有利です。
7連泊+50,000マイルの場合
ホテルカテゴリー | オフピーク | レギュラー | ピーク |
---|---|---|---|
1 | -105,000 | -90,000 | -75,000 |
2 | -75,000 | -60,000 | -45,000 |
3 | -45,000 | -30,000 | -15,000 |
4 | -15,000 | +15,000 | +45,000 |
5 | -15,000 | +15,000 | +45,000 |
6 | -75,000 | -15,000 | +45,000 |
7 | -75,000 | -15,000 | +45,000 |
8 | -105,000 | -45,000 | +15,000 |
7連泊+100,000マイルの場合
ホテルカテゴリー | オフピーク | レギュラー | ピーク |
---|---|---|---|
1 | -60,000 | -45,000 | -30,000 |
2 | -30,000 | -15,000 | 0 |
3 | 0 | +15,000 | +30,000 |
4 | +30,000 | +60,000 | +90,000 |
5 | +30,000 | +60,000 | +90,000 |
6 | -30,000 | +30,000 | +90,000 |
7 | -30,000 | +30,000 | +90,000 |
8 | -90,000 | 0 | +90,000 |
⇒Marriott Bonvoyのトラベルパッケージの詳細はこちら
トラベルパッケージへの交換はボーナスマイルキャンペーン中がお得?!
マリオットボンヴォイのポイントからBAマイルへの交換レートが期間限定でアップすることがあります。
これを書いている今がまさにその時期で、2019年3月1日から3月31日までは、Marriott BonvoyポイントからBAマイルへの交換レートが30%アップします。
旧トラベルパッケージでは、ボーナスポイントキャンペーンが適用されたので、新トラベルパッケージでも適用されると考える人多そうですが(私もそうでした)、そうではないのでご注意下さい。
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