ANA銀聯カードのメリットと意外なデメリット（落とし穴）

ANA銀聯カードは、銀聯（UnionPay）ブランドのANA提携カードです。

三井住友カードが発行しています。

今のところ、ANA銀聯カードを発行できるのは、「三井住友カードとANAの提携カード限定」となっています。

つまり、以下の4カードの会員のみです。

ANA銀聯カードの年会費は無料です。カード発行手数料はかかりますが、それも現在はキャンペーン中につき無料となっています。

また、現在、ANA銀聯カードにしては珍しく新規入会キャンペーンも行っています。入会するならこの期間中がお得です。詳しくは以下の記事へ。

ANA銀聯カードのメリットは、なによりも、「Visa、MasterCardがリーチできない中国国内の地方都市の中小小売店でも使えること」です。

逆にデメリットは、海外事務手数料が2.5％と高いこと（Visa/MasterCardは1.63％）、お買物安心保険（動産総合保険）が付帯していない、ことです。

以下で詳しく見ていきましょう。

中国の大都市から地方都市までカバーする銀聯加盟店で利用できる

ANA銀聯カードの最大のメリットは、中国の大都市から地方都市までカバーする約650万店（2013年9月末時点）の銀聯加盟店でもカード決済ができることです。

ANA銀聯カード利用分についてもワールドプレゼントのポイント対象です。

銀聯は中国発祥の国際ブランドで、中国国内ではVisa、MasterCardを上回るネットワーク網を持っています。

ANAマイル還元率は0.5％

ANA銀聯カードを銀聯加盟店で利用すると、1,000円につき1ポイントのワールドプレゼントのポイントが貯まります。

このポイントは、1ポイント＝5マイルでANAマイルに手数料無料で移行できます。

ANA銀聯カードで貯めたポイントは、ANA VISAカード、ANA VISA Suicaカード、ANA VISA nimocaカード、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードで貯めたポイントは合算できません。

そのため、10ポイントコースを選択していても、1ポイント＝5マイルの移行レートになります。

ANA銀聯カードは海外事務手数料が高い

Visa、MasterCardがリーチできない地方都市の零細小売店でも使えて、万々歳のようですが、ANA銀聯カードには意外なデメリット（落とし穴）があります。

その一つ目は、海外事務手数料が高いことです。

ANA銀聯カードを銀聯加盟店で利用した際の海外事務手数料は2.5％です。

ANA VISAカード、ANA VISA Suicaカード、ANA VISA nimoca、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードを海外のVisa/MasterCard加盟店で利用した際の海外事務手数料は1.63％です。

そのため、銀聯しか使えない加盟店ならANA銀聯カードを使うのも良いですが、Visa/MasterCardが使えるのにANA銀聯カードを使うのは手数料がもったいないです。

ANA銀聯カードにはお買物安心保険（動産総合保険）が付帯しない

これも大きな落とし穴です。

ANA VISAカード、ANA VISA Suicaカード、ANA VISA nimocaカード、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードには、お買物安心保険（動産総合保険）が付帯します。

しかし、ANA銀聯カードには、お買物安心保険（動産総合保険）が付帯しません。

お買物安心保険（動産総合保険）は、カードを利用して購入した商品が壊れたり、盗難の被害に遭ったときに保険です。

ANA VISAカード、ANA VISA Suicaカード、ANA VISA nimocaカード、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードを海外で利用すると自動的に付帯され、年間100万円を上限に補償されます。

ANA銀聯カードには、このお買物安心保険（動産総合保険）が付帯しないということですから、お土産などを買うには適していません。

年会費とカード発行手数料

ANA銀聯カードの年会費は無料です。

新規入会時のカード発行手数料はかかりますが、それも現在はキャンペーン中につき無料となっています。

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陸マイラーです。ポイントやマイルを貯めて、毎月特典旅行しています。このブログでは、マイル獲得術、旅を快適にする知識・アイテム、実際の旅行記、搭乗記などを紹介しています。