米国のCHASE発行のWorld of Hyatt Credit Cardのスペックを紹介します。
目次
年会費
年会費は95ドル。
約1万円です。
AMEXとMarriott Bonvoyの提携カード「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード」の年会費31,000円(税別)と比べると1/3です。
国際ブランド
Visaです。
入会ボーナス
以下の2つで、最大50,000ポイントのボーナスポイントを獲得できます。
- World of Hyatt Credit Card入会後「3ヶ月」以内に、「3,000ドル」利用すると、「25,000ボーナスポイント」。
- World of Hyatt Credit Card入会後「6ヶ月」以内に、「6,000ドル」利用すると、さらに「25,000ボーナスポイント」。
カテゴリー1のホテルなら10泊分です。
もちろん、通常のカード利用ボーナスポイント(後述)も貯まります。
無料宿泊特典
カード継続で「無料宿泊」特典プレゼント
毎年、World of Hyatt Credit Cardを更新すると、カテゴリー1-4のハイアットホテルで利用できる「無料宿泊」特典がプレゼントされます。
ちなみに、2020年1月31日現在、日本でカテゴリー4以下のホテルは、以下の7ホテルです。
- ハイアットプレイス東京ベイ
- ハイアットリージェンシー東京
- ENSO ANGO FUYA II
- ハイアットリージェンシー大阪
- グランドハイアット福岡
- ハイアットリージェンシー那覇沖縄
- ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄
カード利用で「無料宿泊」特典プレゼント
World of Hyatt Credit Cardを年間15,000ドル利用すると、カテゴリー1-4のハイアットホテルで利用できる「無料宿泊」特典がプレゼントされます。
ボーナスポイント還元率
World of Hyatt Credit Cardを使うと、以下のボーナスポイントを獲得できます。
支出項目 | ボーナスポイント積算率 |
---|---|
World of Hyatt参加ホテル ※Small Luxury Hotels of the Worldも対象 | 1ドル=4ポイント |
レストラン | 1ドル=2ポイント |
航空会社から直接購入した航空券 | 1ドル=2ポイント |
公共交通機関(電車、バス、タクシーなど) | 1ドル=2ポイント |
フィットネスクラス、ジム | 1ドル=2ポイント |
その他 | 1ドル=1ポイント |
支払手段を問わず、World of Hyatt参加ホテルに泊まったときに付与される「1ドル=5ポイント」のベースポイントとは別ですよ。
ですから、World of Hyatt参加ホテルの宿泊料金をWorld of Hyatt Credit Cardで支払うと、
- 1ドル=5ポイントのベースポイント
- 1ドル=4ポイントのボーナスポイント
が同時に貯まるわけですね。
1ドルで合計9ポイントは大きいですね。
World of Hyattのベースポイントとボーナスポイントの違いについては、以下の記事を参考にしてください。
上級会員資格
ディスカバリスト(Discoverist)のステータス付与
World of Hyatt Credit Cardに入会すると、「ディスカバリスト(Discoverist)」のステータスが付与されます。
Discoveristのステータスを得ると、以下の特典が受けられます。
- 10%のボーナスポイント
- 午後2時までのレイトチェックアウト(空室状況に応じて)
通常は、World of Hyatt加盟ホテルに10泊、もしくは、25,000ベースポイントの獲得をしないと得られないステータスです。
会員資格 | 条件 |
---|---|
メンバー | – |
ディスカバリスト | 1暦年内に資格取得対象となる宿泊10泊、25,000ベースポイントの獲得、または対象となるミーティング/イベントの3回以上の開催 |
エクスプローリスト | 1暦年内に資格取得対象となる宿泊30泊、50,000ベースポイントの獲得、または対象となるミーティング/イベントの10回以上の開催 |
グローバリスト | 1暦年内に資格取得対象となる宿泊60泊、100,000ベースポイントの獲得、または対象となるミーティング/イベントの20回以上の開催 |
エクスプローリスト/グローバリストに向けての宿泊クレジット付与
World of Hyatt Credit Cardに入会すると、毎年、5泊分のエリート会員向けクレジットが付与されます。
エクスプローリストになるには年間30泊の宿泊が必要ですが、World of Hyatt Credit Card会員は25泊で済むということです。
さらに、World of Hyatt Credit Cardを5,000ドル利用するごとに、2泊分のエリート会員向けクレジットが付与されます。
保険サービス
World of Hyatt Credit Cardには、以下の補償・保険が「利用付帯」します。
手荷物遅延補償
到着後6時間以内に手荷物が届かなかった場合に購入した衣服や生活必需品などについて、1日につき最大100ドルまで補償されます。
手荷物紛失補償
World of Hyatt Credit Cardの会員および家族の寄託手荷物・機内持ち込み荷物が紛失または損傷した場合、3,000ドルまで補償されます。
旅行キャンセル・中断保険
病気や天候などを理由として旅行を中止もしくは中断した場合、前払いした運賃・ホテル宿泊料金・ツアー代金に対して最大5,000ドルまで補償されます。
ショッピング保険
World of Hyatt Credit Cardで購入した商品が偶然な事故によって損害を被った場合、または、盗難にあった場合、1事故につき500ドルまで補償されます。
海外事務手数料が無料
日本で発行されているクレジットカードの場合、外貨決済をすると、通常1.6%~3.0%程度の為替手数料がかかります。海外事務手数料と言われます。
World of Hyatt Credit Cardはこの海外事務手数料が無料です。
World of Hyatt Credit Cardで外貨建て(USD以外)決済をしても手数料はかかりません。
紹介プログラム
World of Hyatt Credit Cardには、「紹介プログラム(Refer Friends)」があります。
友達を一人紹介するごとに5,000ポイントのボーナスポイントを獲得できます。
年間最大25,000ポイントまで獲得できます。
ちなみに、AMEXとMarriott Bonvoyの提携カードであるスターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カードの場合、友達を一人紹介するごとに30,000ポイントのMarriott Bonvoyポイントを獲得できます。
参考:SPGアメックス(マリオットボンヴォイアメックス)のメリット・デメリットを紹介
まとめ
以上、米国で発行されているWorld of Hyatt Credit Cardのスペックについて紹介してきました。
なかなか良いスペックをしているので同条件のまま日本に導入されたら話題となるでしょう。
問題は、World of Hyattに参加しているホテルが、Marriott Bonvoyと比較すると、少ないことです。
2019年9月時点で、World of Hyatt参加ホテルは全世界で850軒程度です。国内では20軒。
Marriott Bonvoyの6,500軒に遠くおよびません。
最近は、Small Luxury Hotels of the World(SLH)の一部ホテルをWorld of Hyattに引き込んでいますね。