米子・松江1泊2日旅行記の「(4) 「ブラタモリ 松江」をたどる」です。
これまでの旅行記とあわせてご覧ください。
- 米子・松江1泊2日旅行記 (1) ANA383便で米子空港へ、ル・プチ・トロケでランチ
- 米子・松江1泊2日旅行記 (2) 米子城跡を訪れてから、皆生温泉の「海色・湯の宿 松月」の立ち寄り湯に
- 米子・松江1泊2日旅行記 (3) 米子から松江に移動して、「呉竹鮨」で晩飯
- 米子・松江1泊2日旅行記 (4) 「ブラタモリ 松江」をたどる
目次
イマジン.珈琲店
翌日は12時過ぎに起床。
昼飯は前回気になった「イマジン.珈琲店」でトーストとコーヒーにしよう。
ドーミーインEXPRESS松江から歩いてすぐのところにあるおしゃれな喫茶店。
メニュー。
トースト・チーズ(300円)と本日のおまかせコーヒー(400円)をフレンチプレスで。朝はこれくらいでいいや、まぁ、もう昼だけどね。もう一軒行ってみたいカフェあるから、今日はカフェ巡りでゆっくり過ごそうかなとも考える。
トースト・チーズ旨い。コーヒーも、表現力がないので上手く言えないけれど(苦笑)、旨い。
地元の人達に愛されている感じの店。コーヒーおかわり(+250円)して、1時間位滞在。
帰りがけに店主に話しかけられた。「前回訪問時に気になってた店だったので、今回訪問できてよかった、また来ます」と伝えた。
トイレ行きたかったので一旦ホテルに戻った。ホテル確保しておくとこういう時便利だね。ドーミーインEXPRESS松江は裏からも入れることを知った。
「ブラタモリ 松江」をたどる
フロントにタクシーを呼んでもらい、松江城の入り口まで。ここから堀沿いに歩いて、「ブラタモリ 松江」で紹介されていた松江城北側の高台に行ってみたい。
3月という季節のせいなのか、前回来た時よりも空いてるなー。
堀川巡りの船。寒いだろうなーと思ったが、今の季節、こたつが稼働してるようだ。
堀沿いの民家の壁に貼られていた看板。島根原発まで8.5kmだそうだ。近いね。
松江と島根原発の位置関係はこんな感じ。
堀沿いを北へ歩いて行く。
船が橋の下を通過するところ。橋の正式名称は北惣門橋といって、家老屋敷(現松江歴史館)と場内を結ぶ重要な通路であったとのこと。
今ここね。
これが松江歴史館。
堀の北側にある「塩見縄手」と呼ばれる武家屋敷通りを西へ向かう。
この塩見縄手には、二百石から六百石程度の中級武士の家中屋敷がならんでいました。なかでもこの武家屋敷に一時住んでいた塩見小兵衛が、のちに異例の栄進をしたため、それをたたえてこの通りを塩見縄手とよぶようになりました。
島根県知事公舎
これは『ブラタモリ 松江』でも紹介されていた島根県知事公舎。タモリはこの趣ある建物をいたく気に入ったみたいで、「2、3年後に立候補しようかな」と言っていた。桑子アナに「動機が不純」と突っ込まれていた(笑)
場所はここね。
島根県知事公舎をぐるっと一周。公舎のすぐ隣には庶民的な民家が続いていた。表門には現知事の表札が。
松江北高校の入試日に遭遇
県知事公舎表門から塩見縄手一体に学生がぞろぞろ歩いていた。NTTドコモのスタッフがその学生たちにパンフレットを配っていた。ちょうど信号待ちしていた学生に聞いたら、今日は高校の入試日だったとのこと。
なるほど、松江北高校の入試日だったのか。
ラフカディオ・ハーンが英語教師として招かれた旧制松江中学が、松江北高校の前身らしいから、きっと偏差値も高いのだろうね。wikipediaで調べたら、学費が払えず退学してしまったらしいが若槻礼次郎(第25・28代内閣総理大臣)が通った学校らしいね。あと、竹下登も卒業生とのこと。
赤山から亀田山の松江城を眺める
県知事公舎がある場所から松江城の天守閣を眺める。松江北高校から一体の丘を「赤山」と呼ぶとのこと。
赤山の坂道を少し登ってみると、松江藩七代藩主=松平不昧公ゆかりの茶室「明々庵」が。
階段を登る。
明々庵がある高台からは松江城の天守閣がよく見える。
『ブラタモリ 松江』でやっていたのだが、この赤山の標高と城がある亀田山の標高はほぼ同じ。
赤山と亀田山の間にある(さっき通ってきた)塩見縄手=武家屋敷と堀の部分が谷になっている形だが、元々は赤山と亀田山は連続した山で、縦90メートル横240メートルの幅で山を切り崩して堀と武家屋敷を整備したらしい。
そして、切り崩した土は湿地帯の城下町の埋め立てに使ったんだとか。また、この工事によって城の西側にあった巨大な湿地の排水にも成功したんだとか。この話を聞いた時感心しちゃってね、この景色は是非見たいと思っていた。
百草亭でお抹茶と和菓子を頂く
明々庵の拝観料は500円。抹茶は?と聞かれたので、せっかくなので頂くことに。合計900円だったかな。
百草亭で抹茶とお菓子をいただく。最初、庭がよく見える部屋の真ん中に座っていたのだが、不昧流では、畳の一番手前でお抹茶をいただくのが流儀だそうだ。他の流派でもそうなのかな?
黄色いお菓子「菜種の里」は、不昧公の和歌「寿々菜さく 野辺の朝風そよ吹けは とひかう蝶の 袖そかすそふ」に因んだもので春の菜種畑に白い蝶の飛び交う様子を表しているんだそうだ。風流だね。黄緑色の若草も美味しかったな。帰りにおみやげに買って帰ったよ。
内観。
百草亭を外から。
明々庵
こちらが茶室の明々庵。消えかかっているが、扁額は不昧公直筆だそうだ。
躙口(にじりくち)と呼ばれる、茶室の入り口。日常と非日常を分ける境界。
こちらは貴賓口と書いてあった。
赤山にはここより高台があるのか?受付の人に聞いてみたが、この辺りが一番の高台とのこと。
実際に確かめに。
今ここね。
確かに、すぐ下り坂になった(笑)
赤山の坂道を抜けた先にあったローカルスーパー「みしまや北堀店」。
塩見縄手に戻って、西側にずんずん歩いて行ってみる。時刻は17時。既に閉館していたが、武家屋敷、小泉八雲旧居があった。
小泉八雲旧居前からいま来た道路をパシャリ。小泉八雲旧居前だけ歩道が広い。武家屋敷前の歩道は狭くて危険を感じた。
小泉八雲記念館は整備工事中。
さて、これからどうするか。行きたかったカフェに寄る時間はもうなさそう。
城内を横断して、表門からタクシーに乗って帰ることに。
昨年11月にも訪れた城山稲荷神社。息子の受験も無事終わったので、お礼参り。
本丸開門時間(4月1日~9月30日/午前7時~午後7時30分、10月1日~3月31日/午前8時30分~午後5時)も過ぎているので、城内は人気がなくひっそり。
表門付近でタクシーを拾い、18時前にホテルへ戻る。
シャミネ松江でお土産購入
松江駅発の米子空港行きのバスの出発時間は19:30。まだお土産も買ってなかったので19時位には松江駅に行こう。
松江駅のシャミネ松江内の「KAnoZA IZUMO」というお店でお土産を買う。あと、和菓子の店で不昧公お気に入りのお菓子3点セットを購入。
後日談だが、「KAnoZA IZUMO」のお菓子は本当に美味しかった。おすすめ。
松江駅からシャトルバスで米子空港へ
米子鬼太郎空港息のバスに乗車。
朝方の濃霧の影響か、機材変更&使用機材遅れのため出発遅延とのメールが。20:50出発予定が21:15に、その後さらに遅れて21:30に。
20:15頃、米子空港に到着。
米子空港の「山陰海鮮 炉端かば」で晩飯
出発まで1時間以上あるので、軽くご飯食べよう。
カフェなら旅行記の下書きもできるなぁと思って、カフェに入ったが、既にラストオーダー終了していた。
隣の「山陰海鮮 炉端かば」という居酒屋に。出発遅延の影響もあるのか混んでいた。
地ビールの大山Gビール。アジフライにしじみ汁。大山どりのつくね。カブの炊いたやつはお店の人がサービスでくれた。
これから飛行機乗るっていうのに既に出来上がっている私(笑)
空港の居酒屋だっていうのに「鬼嫁」(笑)という麦焼酎が何本もキープボトルされていた。出張族かね。
なお、「山陰海鮮 炉端かば」という居酒屋。安来に本店があって、島根、鳥取、及び東京にも支店があるようだ。
ANA390便で羽田空港へ
多少酒臭い状態で、チェックインカウンターへ。
機材はプレミアムクラス設定のないエアバスから、プレミアムクラス設定のあるボーイングに変更されている。
プレミアムクラスへのアップグレードも考えたが、既に晩ごはんも食べたし(=Premium GOZEN不要)、席数の多い機材に変更されたことで隣がいない席に変更できたので、アップグレードはせずに。
保安検査場に塗り壁。
優先搭乗で乗り込んだので、まだ人がぜんぜんいないよ。
普通席でも隣に人がいなければ、原稿書きも余裕だね。
23時近くにようやく羽田空港に到着。
今回も楽しい旅だった。