こんにちは。
ポイントとマイルを貯めてあちこち旅行するのが好きな、jun(@odakyu_de_go)と申します。
2024年11月に続き、「どこかにビューン」利用で新幹線旅をしてきました。前回は盛岡でしたが、今回は仙台。
期間:2025年2月11日(火)~12日(水)
これまでの旅行記は以下をご覧ください。
目次
朝食はキャンセルして、朝風呂に
2日目。
9時に起床。昨晩、映画見ながらビール飲んでたので、朝食はキャンセル。
9:30に2階の大浴場へ。
コンパクトな風呂だった。洗い場4つ。
※写真は公式サイトからの引用。
それでも6人くらいは入れるサウナと水風呂もあった。
朝の時間はピルクルのサービスあり。2本ゴクゴク。
帰りの新幹線は17:30。それまでに閖上(ゆりあげ)に行ってこよう。
11時にチェックアウト。
電車とバスを乗り継いで閖上へ
前回の記事でも述べたが、ドーミーインEXPRESS仙台広瀬通のすぐ近くに地下鉄南北線「広瀬通駅」に通じるエレベーターがあり、とても便利。
仙台駅から東北本線で南下し、12時過ぎに名取駅に到着。
そこからバス(なとりん号閖上線)に。
※閖上線は1時間に1本のペース。時刻表はこちら参照。
20分弱乗車して、「かわまちてらす閖上前」で下車。私の他にも家族連れを含む何組かが降りた。降りたところはちょうど公民館の前。
「浜や食堂 かわまちてらす閖上店」で海鮮丼
名取川の方へ歩いていく。
名取川の土手の高低差を利用して飲食店が連なっている。これが「かわまちてらす閖上」か。
「浜や食堂 かわまちてらす閖上店」という店に。一緒に降りた家族連れもこちらの店に来ていた。
「かわまち海鮮丼」(1,200円)と追いいくら(300円)とせりの天ぷら(600円)を注文。せりは昔から名取市の名産品らしい。
せり天ぷらから。なんか根まで揚げられていた。藻塩で食べる。旨い。せりと鴨肉の鍋のメニューもあり、こちらも頼んでみたかった。
海鮮丼。とろっとしたしらすが甘くて旨い。
「北限のしらす」らしい。
黒潮に乗って仙台湾(閖上沖)へやってくるカタクチイワシの稚魚。魚体が透明なことからしらす(白子)と呼ばれます。これまでシラス漁の北限は福島県相馬市でしたが、2016年11月より宮城県の許可を受けて仙南地区でも漁獲がはじまりました。それが、北限のしらす「閖上しらす」です。獲れたてのしらすは、そのほとんどが閖上で加工されています。
最後に追いイクラを一気に食べて満足。
赤貝を売りにしたメニューがなかったので店員に聞いてみたところ、「今日は赤貝の入荷がなかった」とのこと。恐らく他店も同様だろう、と。どうしても赤貝が食べたい場合は予約をしてほしいとのことだった。水揚げしてから1週間位は持つそうだ。
「かわまちてらす閖上」にはちゃんとトイレも用意されているので安心。
掲示板に「鶴瓶の家族に乾杯」のポスター。3月3日の放送で閖上が取り上げられるらしい。
津波が街ごと流された閖上の街を歩く
土手から降りて、閖上の街を歩く。
東日本大震災の前、名取川河口の閖上地区は宮城県海沿いでは唯一の市街化地域で、約5,700人の人が暮らしていたらしい。
津波は街ごと押し流し、この地区だけで700人以上が犠牲になったとのこと。
津波が町を飲み込む映像が以下である。今いるところも映っている。
閖上地区は「現地再建」という道を選び、「居住地域」と「非居住地域」に分け、居住地域には高さ5メートルの盛土をして、以下のような災害公営住宅や学校、公共施設、先ほど訪れた「かわまちてらす閖上」などの商店を再建したとのこと。
災害公営住宅のすぐ近くに「東禅寺」というお寺があった。
2018年3月7日付けの以下の記事によれば、こちらの住職夫妻と檀家235人も犠牲になったという。
400基あった墓はすべて流された。過去帳も流失し、ご先祖の名を一軒一軒確かめた。檀家の中には、誰も残らなかった「絶家」も10軒ほどある。
伊達政宗が作った運河「貞山堀」
再び、名取川沿いの土手に。河口に向かって歩いていく。
名取市震災復興伝承館があったが、休館日だった。残念。
これは閖上水門と「貞山堀」という運河。
伊達政宗が作った運河だそうで、名前は伊達政宗の諡号(瑞巌寺殿貞山禅利大居士)に由来するという。これを利用して、閖上の水産物を仙台城下に運んだそうだ。
以下のドキュメンタリーによれば、住民の間では「貞山堀を越えて津波が押し寄せることはない」と信じられていたそうで、海側(貞山堀の東側)に広がる旧閖上3丁目・4丁目よりも、貞山堀の西側の旧閖上2丁目のほうが被害が多かったそうだ。
巨大津波 その時ひとはどう動いたか(2011年10月2日放送)|災害|NHKアーカイブス
「ゆりあげ港朝市」の会場へ
貞山堀を越えて、日曜と祝日には「ゆりあげ港朝市」が行われているらしい場所まで行ってみることに。
貞山堀の東側の旧閖上3丁目・4丁目は、現在は非居住地域に指定されているが、震災前は下図のように人家が密集。
現在は水産加工場などが点在している。
名取市震災メモリアル公園にある富主姫神社。
津波は、日和山と呼ばれるこの小山の頂上のさらに2メートル上のところにまで達していたらしい。
14:50くらいに朝市会場に到着。
閖上海岸の防潮堤へ
まだ帰りのバスの時間まであるので海岸近くまで行ってみる。
工事をしてるらしく、ダンプが行ったり来たりしている。
防潮堤の上から。
未だに行方不明の方も多いという。
閖上公民館まで戻る
帰りのバス停へ向かう。
災害公営住宅が建つこのあたりに旧閖上公民館があったらしい。
同じ仕様の戸建て住宅が並ぶ。これも災害公営住宅のようだ。
参考:災害公営住宅が完成しました(名取市)(東日本大震災関係) – 宮城県公式ウェブサイト
こっちは分譲住宅かな。
閖上湊神社。
通りを挟んで反対側に多くの住民が避難した旧閖上中学校があったそうだ。
◆住民避難の閖上中学校解体作業始まる
https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0026040729_00000
その旧閖上中学校から撮影された映像。
映像には赤い屋根の建物が見える。ここはクリニックだったらしく、ここに逃げ込んで九死に一生を得た方の証言が以下になる。
◆おさな子を抱えて
https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0026020108_00000
バス停近くにあった公民館が見えてきた。
私の前を小学生女児がじゃれ合いながら歩いていて、通り過ぎるときになぜか、「こんにちわんこそば」と挨拶された・・・笑
公民館の中に入ったら、小学生と中学生がそれぞれカードゲーム(?)などをして興じていた。小学生がトイレの場所を教えてくれた。
街歩き最中に全く見かけなかった子どもたちの姿を見て、ちょっとホッとした。
バスの中から閖上小中学校が見えた。近くの公園では子どもたちが元気に遊んでいた。無邪気に遊ぶ子どもの姿には元気をもらう。
「こまち34号」で東京に戻る
仙台駅地下の「エスパル」でお土産購入。
「こまち34号」に乗車。
今日は歩き回って、疲れた。
ビール飲んで休息。
仙台1泊2日旅行でかかった費用
往復の新幹線は「どこかにビューン」利用。JRE BANK特典のクーポン使って、4,000ポイントで。
宿代は1,435円。アメックスのトラベルクレジット(5,000円割引)を利用。
飲食費の合計は、10,412円。
交通費の合計は、2,616円。
トータルで18,613円。
iPhone接続ケーブル2,200円は無駄だった・・・苦笑
分類 | 細目 | 費用 |
---|---|---|
新幹線 | こまち17号 | – |
こまち34号 | – | |
宿泊 | ドーミーインEXPRESS仙台広瀬通 | 1,435円 |
飲食 | かきと海鮮料理 旬海 | 2,700円 |
牛たん炭焼 利久 本町店 | 2,789円 | |
セブンイレブン | 1,216円 | |
浜や食堂 かわまちてらす閖上店 | 2,480円 | |
Newdays | 1,227円 | |
交通 | 電車 | 438円 |
仙石線 | 418円 | |
仙石線 | 418円 | |
仙台地下鉄 | 210円 | |
仙台地下鉄 | 210円 | |
東北本線 | 242円 | |
東北本線 | 242円 | |
電車 | 438円 | |
その他 | Newdays | 2,200円 |
コインロッカー | 600円 | |
松島遊覧船 | 1,350円 | |
合計 | 18,613円 |