ANA SFC修行18回目の行き先は香川県の高松。
羽田-高松の往復でかかった費用、および、獲得したマイル、プレミアムポイントは以下の通り。
39,680円で2,216プレミアムポイント獲得なので、いわゆる「PP単価」は17.90円(39,680/2,216)。
利用日 | 便名 | 運賃種別 | 費用 | プレミアムポイント |
---|---|---|---|---|
11/30 | ANA533 | ※P | 22,840円 | 1,285 |
12/1 | ANA540 | 16,840円 | 931 |
※黄色い券は、株主優待割引運賃。
※Pは、プレミアムクラス。
39,680円の内、39,480円分はANA SKYコインを充当したので、実質的な負担は200円のみ。
そして、そのANA SKYコインは、ANAマイルから交換したもの。
ポイントサイトでANAマイルを貯めて、ほぼ無料で旅行する方法については、以下の記事をご覧ください。
目次
ANA533便のプレミアムクラスとPremium GOZEN
前日は泥酔しながら旅支度。明け方4時過ぎに寝て、6時に起床。眠いし、二日酔いだし。
kmタクシーの羽田空港定額タクシーは7:25に予約してある。7:40頃乗車。運転手が言うには、三軒茶屋で事故があったらしく、川崎から三軒茶屋まで11キロの渋滞だという。いつもは用賀インターから乗っているが、今回は三軒茶屋から乗ることにした。
三軒茶屋までも混んでいて35分位かかった。首都高に乗ってしまえばスイスイで、三軒茶屋から羽田空港まで15分しかかからなかった。
8:35頃、羽田空港到着。
今回も往復ともに株主優待割引運賃での搭乗だが、往路は提示が必要な旧タイプの株主優待券で購入し、復路は提示の必要のない新タイプの株主優待券で購入してある。
ANA PREMIUM CHECK-INで、往路の分の株主優待券を渡し、スーツケースを預ける。
65番搭乗口付近のISETAN HANEDA STOREに寄ってから、503番のバスラウンジに向かったので大分歩いた。1km弱。
ISETAN HANEDA STOREでは、モルトン・ブラウンのライム&パチョリの携帯用ハンドジェルを買いたかったのだが、ハンドジェルではライム&パチョリはないようだった。自宅でライム&パチョリのハンドローションを使っているので同じ香りのが欲しかった。
高松行きは、ダイヤモンドメンバー優先搭乗で乗る人が結構いた。1台目のバスは優先搭乗者でいっぱいだった。
ANA533便はANA STAR WARS JETの塗装。機内でもSTAR WARSの音楽がかかっていた。
座席は左側の1A。既に隣の客が座っていたので写真撮れず。
機内で『るるぶ 香川』を見て予習しようかと思っていたのだが、持ってくるのを忘れてしまった。
それでは音楽聴きながら寝ようかと思ったものの、ANA533(羽田-高松)の左側の座席からは、陸側からの太平洋の沿岸線が見られて、飽きないのである。
江ノ島と湘南海岸。
知多半島と渥美半島。10月にANA995(羽田-那覇)に搭乗した時は海側から知多半島を見たが、今回は陸側から。
Premium GOZENが供されたので、一応味見。ほとんど食べずにさげてもらったら、「お口に合わなかったですか?」と言われてしまった。「いえいえ、向こうで昼飯食べたいから」と。
ANA533(羽田-高松)便は琵琶湖の南端をかすめて、ちょうど京都の頭上を通る。京都御所、二条城が見えた。
その後、姫路あたりで左に旋回し、淡路島を左に眺めつつ四国へ。
さぬき市上空で今度は右旋回し、高松空港へ降り立った。
風景鑑賞が楽しくて、睡眠を取りそこねたよ。
高松空港からシャトルバスで高松市内へ
高松空港からはシャトルバスで高松市内へ。宿泊先のダイワロイネットホテル高松最寄りの瓦町(かわらまち)までは710円。
昨日休業日だったので予約が取れなかった「鮨舳(すしとも)」に電話。無事予約取れた。なお、「香水はご遠慮させていただいております」と言われた。
車窓から、ポコッとした小さな山が左右に見えた。阿蘇の米塚みたいなかわいい山。
11:40分頃、瓦町の駅に到着。意外に大きな駅だ。
ダイワロイネットホテル高松にアーリーチェックイン
そこからタクシーでダイワロイネットホテル高松へ。写真の右の建物(丸亀町グリーン)の8階にフロントがあり、8階から12階までが客室。
本来のチェックインは14:00。2時間前のチェックインなので、追加料金2,000円払った。なお、今回の宿泊料金は全て楽天キャッシュで支払ったので無料。
8階のお部屋。21平米と広めのモデレートルーム。
入った瞬間、悪い匂いではないんだけどあまり得意ではない匂いを感じた。恐らく、オイルマッサージの何かかな。
「風月」でかしわ天おろし
食べログで昼飯場所を調べる。『るるぶ 香川』を忘れて、うどん以外の選択肢が思い浮かばなかったのでうどんに。昼のランキングで1位の「風月」へ。
ホテルから歩いて7-8分らしいので、街感覚覚えるために歩いて行った。
並ばずに入れた。
メニュー。
一番人気と書いてあった「かしわ天おろし」700円を注文。量は普通の量(小)で。中で1.5玉(70円増し)、大で2玉(100円増し)になる。
湯がいているので9分くらい時間がかかると言われた。
つゆぶっかけ後。
コシが強くて、噛みごたえがある。カツオ出汁のスープに大根おろし、ネギ、刻みショウガが入ってとても良いハーモニー。かしわ天、美味しかったけど、ちょっと血なまぐさいのがあった。
晩飯のこともあり、全部食べると苦しそうだったので少し残した。
隣のサラリーマンはみんな中を頼んでいたし、大を頼む人もいた。
食べログに「麺がなくなり次第終了」と書いてあったが、私が店を出た時にはもう既に「本日終了」となっていた。
高松城跡の石垣と琴電
この後の予定を何も決めていない。
港の方になにか高いタワーがあった気がしたので、そちらに歩いて行く。高松城跡の玉藻公園近くに高松築港駅があって、琴電が走っている。
高松城跡の石垣に琴電。向こうは瀬戸内海なので開けている。見たことのない風景でいいですな。
位置関係はこんな感じ。
このまま高松城跡に行こうかとも考えたが、天気がいいので、先に高層タワーの展望室へ行くことに。
高松シンボルタワー
四国一高い(151.3m)という高松シンボルタワー。
総合案内で聞いたら、タワー棟の29階と30階が無料の展望スペースになっているという。
29階と30階のエレベーター前の踊り場で無料で展望できる。ただし、街方面が。
レストラン側からは瀬戸内海サイドが見られるようなので、コーヒー飲みがてら景色を楽しもう。
いい景色だ。
店員さんに、小豆島や直島の方角を聞く。「小豆島はあの屋島の後ろ」と言う。どれが屋島ですか?と聞くと、あの台形の山の部分が屋島だという。源平合戦の舞台の屋島って島じゃなかったんだ(゚ロ゚ノ)ノ 昔は島だったらしいのだが、今は陸続きなんだとか。
コーヒーを飲み終わった後、高松城跡方面の景色も見に行く。
高松城跡へ
そして、高松城跡へ。
和船「玉藻丸」で内壕を遊覧できるらしい。
12月から2月までは運休とのこと。ということは今日(11月30日)までか。せっかくだし乗ってみるか。
真鯛が追いかけてくる! 高松城跡内濠遊覧、和船「玉藻丸」の城舟体験(じょうせんたいけん)は本日11月30日が年内の最終日になります。玉藻公園へお急ぎください! 「城舟体験」→https://t.co/AiHRhZP1BY pic.twitter.com/SaPoIbyziN
— 史跡高松城跡【玉藻公園】 (@tamamokoen) 2015, 11月 30
ちょうど15時の回にすぐ乗れた。乗船者は私一人。浮き輪を腰の周りにつけて、三度笠をかぶるように言われた。あと、魚の餌を渡された。
餌を求めて鯛がめっちゃついてくる。
船頭さんが高松城の歴史についてレクチャーしてくれる。お殿様は、濠に船を浮かべて、魚に餌を上げて楽しんだという。つかの間の「お殿様」気分を楽しんでください、と。
餌を投げると入れ食い状態。餌は一個一個投げてくださいと言われたが、餌100個以上あるし、疲れちゃうよw 途中からは放置したw
この野面積みの天守台は、かつてあったものを一度解体してから元の状態に戻したという。
船着場に戻る。写真左奥に見えるのが水門。潮の干満によって、海からこの濠に水が入ってきたり、出て行ったりするらしい。
「残った餌はいっぺんにまいちゃってくださいねー」と言われた。なんだよ、いいのかよw
乗船時間は20分位だった。いい体験した。
その後、高松松平家の別邸だったという披雲閣の日本庭園を少しだけ見学。
外堀に面した、月見櫓、水手御門、渡櫓を見る。重要文化財。
説明書きにはこうあった。
月見櫓は、松平氏入封以後新たに海面を埋立てて作られた郭の隅櫓として延宝4年(1676年)2代賴常公の時代に、完成されたものです。ことに渡櫓は生駒氏築城による海手門を改修して建てられました。かつて、これらの櫓の外まで海であって、船からこの水手御門を経て、直ちに城内へ入れるようになっていたところからみて、この櫓は海手出入りの監視防護のための隅櫓であったものとおもわれます。
水手御門は全国唯一の現存例だそうだ。
先ほど濠から見た天守台に登る。
高松城の天守台から瀬戸内海方面。
説明書きにはこうあった。
天正15年(1587)年に讃岐1国を与えられた生駒親正は、翌16年「野原」と呼ばれていた当地を「高松」と改め、高松城の築城を開始しました。天守も生駒時代に造られており、天守台石垣からは生駒家の家紋が彫られた石材が見つかっています。生駒氏の治世は寛永17(1640)年のお家騒動による転封まで4代54年間にわたりました。
ちなみに、天守台を造った生駒氏の転封先というのが秋田県由利本荘市矢島の地。由利本荘市出身で同市の「ふるさと応援大使」にも任命されている生駒里奈(乃木坂46)はこの生駒氏の子孫だとか。
JR高松駅を見学
ただいまの時刻は午後4時。朝から活動して大分疲れましたな。タクシーに乗るためにJR高松駅の方に向かう。
JR高松駅。ちょうど夕日がガラス張りの駅舎の向こうに沈んでいた。
高松駅は終着駅だった。
wikipediaによれば、
徳島・松山・高知といった四国地方の全県庁所在地を結ぶ特急列車が発着する当駅は、80年間にわたり四国と本州を結ぶ鉄道連絡船「宇高連絡船」の接続駅であったため、その名残で線路が全て当駅で行き止まりになる終着駅構造になっている
駅前のタクシー乗り場からダイワロイネットホテル高松に戻る。
癒家KUNIでマッサージ
俺にしては大分歩いたから疲れた。晩飯前にマッサージを受けたい。ホテルのマッサージを頼もうと思ったが21時以降じゃないと空きがないという。
google mapに「マッサージ」と入れて検索したら、すぐ近くの高松ワシントンホテルが入っている建物に「癒家KUNI」というマッサージ屋さんがあった。17:30から30分コースを予約した。
ホテル前にある案内。
対応してくれた人は笑顔が素敵な30代なかばくらいの人。結構体にフィットする服を来ていて、かがむと胸の谷間が見えそうなシャツ(^_^;)
店内は薄暗い。
ここで施術を受ける。本来だったら、マッサージの前に足湯サービスがあるらしいのだが、晩飯まであまり時間がなかったのでカットした。なお、施術中はさらに照明を落とす。
まずうつ伏せ。まず最初に体全体を優しくなでてくれるのだが、お尻の下の方も撫でるし、なんかエロい(^_^;)
一般的なマッサージだと、施術する人はベッドの横からマッサージするのだが、馬乗りになられた時があった。びっくりした。
あと、腿のマッサージに関しては、一般的なマッサージ屋の場合、腿の下半分くらいしかしないが、ここは腿の付け根までしてきた。いやいや、ちょっと困るよw
いやいや、勃起しないか心配だった(^_^;)
最後は仰向けで寝て、頭から胸のマッサージだったのだが、気持よくて寝そうだった。
若干微エロ要素も感じたのだが、施術してくれる人は笑顔が素敵でハツラツとした健康的な女性なので、劣情を催すほうが悪いような気分になってくる(^_^;)
ホテルに戻る。
鮨舳(すしとも)で寿司
晩飯は19時から「鮨舳」を予約してある。20分位遅れそうだったので電話しておいた。
目立たない外観なので一度素通りしてしまった。
席はカウンターのみで7席。私が最初の訪問客となった。後から同伴っぽい男女、家族連れ(3人)が来た。
まず、生ビール(中)を。薄い繊細なグラスで出てきた。木村硝子というところのグラスだそうで、洗うのも凄く気をつけるらしい。当然、食洗機では洗えないそうだ。
おつまみ、握りをおまかせでお願いした。
タイ。
シャコ。見た目はあれだが、身がつまってコクがあって旨い。
甘鯛を焼いたもの。少し寝かしたらしく、ねっとりと旨い。
サワラのヅケ。とろける。旨ぇ。今回一番のヒットだった。
サワラのからすみ。
タイの肝を焼いたもの。これは少し泥臭さを感じた。
コアジ。なかにネギと生姜を刻んだものが巻いてある。旨かったな。
ここから握り。
ヒラメの昆布締め。
ハリイカ。関東で言うところのスミイカ。
チャリコ。タイの稚魚をこちらの漁師はそう呼ぶらしい。
煮蛤。
コハダ。
ビール2杯飲んだので、日本酒に変える。スッキリ系のものをお願いしたが、挙げてくれたものが四国でも他県の酒だったので、香川のものがいいなと伝えたら、「凱陣」(がいじん)というお酒の中に比較的スッキリ系のものがあるいうのでそれにしてもらった。
スッキリだけど、まろやかで良い芳香がある。
なお、後日知ったのであるが、この凱陣、高杉晋作も飲んだらしい。
マグロ赤身。ここからネタによって赤酢のシャリになったら普通のシャリになったり。
中トロ。
アジ。
イクラ。
「凱陣 金毘羅大芝居」を飲み干したので、同じ凱陣で冷で飲めるもう一種類を出してもらった。
鰆の皮の部分を炙ったもの。美味しい。
バフンウニ。
煮穴子。塩とタレで。ふっくらしててホロホロと溶けて旨い。
見た目チーズケーキのような卵焼き。何かのすり身が入っているのかな。これで全部。
おかわりで、鰆の漬けと皮の部分をオーダー。
ツマミ8、握り15、握り+2、ビール2、日本酒2で、確か18,000円位だった。
19時15分位に入店して、約2時間楽しんだ。
高松ドレス
さて、夜のフィールドワークはまだ終わらない。
繁華街っぽいライオン通りに。
あ、さっき行ったマッサージ屋のポスターが。
お目当ての店はこれ。CLUB DOLES。全国展開しているオスカー系列の店なのでハズレはないだろうということで。
日本酒で酩酊して上機嫌な私。店外に立ってたボーイに話しかける。女の子の出勤は20名位だが、ただいま16名様の団体客が入っているという。なんと迷惑なw
まぁ、でも、すぐ入れて、すぐ女の子付けてもらった。
日本酒で顔が火照っているので私はウーロン茶。付いてくれた子には「香川初訪問記念」と言って、一杯ずつおごった。
4人目までずっとウーロン茶飲んでた。付いてくれた子はみんないい子だった。
5人目に付いてくれた子が私の好みだったので、指名させてもらって、いろいろ話した。オチがわかりづらいと定評のある私の話によく笑ってくれる子だ。
私の旅の大きな目的の一つに、その土地で育った子と知り合って、その土地のことを教えてもらったり、次回以降は一緒にご飯食べたりして、仲良くなりたい(笑)というのがある。
観光名所を回るのも大事だけど、その土地の女の子から恋の悩みを聞いて、そこから透けて見えるかもしれないその土地の社会感じるのも大事じゃない?えっ、違う?(笑)
そんなこんなで閉店時間まで飲んだ。前半ずっとウーロン茶飲んでたし、シャンパン1本空けただけなのでシラフのままホテルへ戻った。
途中、コンビニでビールとチーズ買って、部屋で追加アルコール。気づいたらベッドの上で寝ていた。
高松丸亀町商店街を散策
2日目。11時過ぎにフロントからのチェックアウトコールで起きる。もう一泊する旨伝えて、また寝る。結局起きたの15時10分。
もうどこも観光できない。今日中に片付けなければいけない仕事もあったので、起きてからしばらく仕事。
16:30頃、散策に。
ホテルに隣接している高松丸亀町商店街を含む高松中央商店街は総延長では2.7kmあり、総延長では日本一なんだとか。
北に向かって歩いて行く。
ここは兵庫町商店街との交差部分。
天井はガラスドームになっている。
北に行って、三越側から見るとこんな感じ。
さらに北に行くと、昨日行った高松城跡にぶつかる。
来た道を戻る。行きは気付かなかったが、とても古い建物があった。
百十四銀行高松支店で、かつては高松百十四銀行の本店だったそうだ。Wikipediaによれば、「1945年7月4日の高松空襲から被害を免れた数少ない建物である」とのこと。
ANA540便の普通席
ダイワロイネットホテル高松に戻り、フロントで延泊手続き。9,600円をクレジットカード払い。
空港行きのシャトルバスに間に合わなかった。タクシーで空港へ向かう。途中、ANAから「ANA540座席変更のお知らせ」メールが届いた。機材変更のため。
19:10頃、高松空港到着。ホテルから高松空港までのタクシー料金は4,800円だった。
チェックインカウンターでスーツケースを預ける。機材はエアバス320からボーイング777への変更のようだ。
売店でお土産を買う。なお、今回買った「幽玄プレミアム」というさぬきうどんと「瀬戸内レモンケーキ」はかなり当たりだった。
ANA540便に搭乗。席数の多い機材への変更で、4人がけ席に1人だけ。
最後尾の座席から撮影。
CAさんがいたので、ボーイング777の中でも772なのか773なのか777なのか、聞いてみた。席数405の772とのこと。非常口の数や非常口席の数で見分けがつくんだそうだ。「詳しく調べられているんですね」と言われたので、「旅行記書いてます」と伝えた。
なお、当初のエアバス320にはプレミアムクラスの設定がなかったが、このボーイング772には設定がある。プレミアムクラスは空席のままとなった。
飛行中はずっとこの記事の下書きを書いていた。
途中CAさんが「さきほど写真を撮られていた方ですよね?」と言って、ポストカードと飴をプレゼントしてくれた。良いサービスだな!
次回の修行記は以下になります。
[後記] 高杉晋作も飲んだ悦 凱陣
「鮨舳」で飲んだ「悦 凱陣 金毘羅大芝居」が美味しかったので、後日、通販で同じものを頼んでみた。
その中に蔵元の丸尾本店が書いたこんな説明書きが入っていた。
こんぴらに続く榎井は天領地で参詣客にまぎれて勤王家が出入りしました。桂小五郎(のちの木戸孝允)、藤本鉄石等、特に高杉晋作は愛人「おうの」をつれて当家に滞在し、こんぴらにも遊びました。私方本宅は江戸中期商家の建物で高杉晋作の時代より酒造りをつづけております。
重要文化財金毘羅大芝居で大歌舞伎も復活され、古い酒蔵での手づくりの酒を、又高杉晋作も飲んだ酒をご賞味していただけたらと存じてつくらせて頂きました。
高杉晋作もこの酒を飲んだのかー!? そう思うと、よりこのお酒を飲むのが楽しくなった。
『香川県の歴史』(山川出版社)によれば、
長州藩討幕派の中心人物の高杉晋作が慶応元(一八六五)年に反対派の手を逃れて榎井村にやってきたが、このとき燕石は晋作を金毘羅の金山寺町にかくまった。
とあるが、この際に、高杉晋作は地元の酒を飲んだということのようである。
なお、燕石というのは日柳(くさなぎ)燕石のこと。日柳燕石が高杉晋作をかくまった話は司馬遼太郎の『世に棲む日日』にも2章を費やして書かれている。