こんにちは。
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のマイルを、100万マイル以上保有しているjun(@odakyu_de_go)と申します。
BAマイルを使って、結構、国際線に乗っています。
2018年5月には、80,000BAマイルで、キャセイパシフィック航空の羽田-香港のファーストクラスを利用。
2018年6月には、150,000BAマイルでJALの成田-モスクワのビジネスクラスに搭乗しました。
はい、2018年6月といえば、サッカーのロシア・ワールドカップ。
その直前のモスクワを楽しんできました。
ロシア美女は神がかってましたよ・・・
ま、それはともかく♪
BAマイルは、「国際線」以上に「国内線」で使っています。
大体、2ヶ月に1回くらいのペースで使っているんじゃないでしょうか。
BAマイルは、JALの国内線の特典航空券に交換することができます。
ブリティッシュ・エアウェイズとJALが同じ「ワンワールド」という航空連合に加盟しているから、それが可能です。
国内旅行しようと思ったときは、真っ先に、この「BAマイル⇒JAL国内線特典航空券」という手段を考えます。
それくらい私にとっては重要なオプションとなっています。
以下では、私が感じる「BAマイル⇒JAL国内線特典航空券」のメリット・デメリットを紹介したいと思います。
是非、皆さんにもBAマイルを有効活用してほしいと思っています。
「BAマイル⇒JAL国内線特典航空券」のメリット
「BAマイル⇒JAL国内線特典航空券」のメリットを紹介します。
メリットをかいつまんで言うと、「BAマイルは比較的調達しやすくて、案外使い勝手がいい」となります。
どういうこと?
BAマイルは比較的調達しやすい
BAマイルは比較的調達しやすいです。
どこから調達しやすいかと言うと、アメックスのポイントです。
アメックス、アメックスゴールド、アメックスプラチナのポイントは「100円=0.8マイル」でBAマイルに交換できます。
アメックススカイトラベラー、アメックススカイトラベラープレミアのポイントは「100円=1.0マイル」でBAマイルに交換できます。
いずれも年間のマイル移行上限はありません。
アメックスは、常時、「入会後○ヶ月以内に○万円使うと、○万ポイントが貰える」という新規入会キャンペーンを行っています。
例えば、アメックスプラチナカードは、入会後のカード利用で一気に70,000ポイント稼げる新規入会キャンペーンを実施しています。
このキャンペーンを使って、一気にアメックスポイント=BAマイルが獲得できます。
個人事業主なら、税金の支払い前に、アメックスカードに入会して、税金をアメックスカードで支払って、大量のアメックスポイント=BAマイルを獲得できます。
夫婦でやれば、2倍稼げます。
翌年はまた別のアメックスカードで同じことができます。
会社員でも、アマゾンギフト券(有効期限10年)、ふるさと納税、固定費の支払いなどでキャンペーン条件をクリアできるでしょう。
もちろん、JALカードも新規入会キャンペーンを実施していますが、アメックスのキャンペーン内容と比べると相当見劣りします。
この比較的調達しやすいBAマイルが、(JALマイルと比べてもそれほど遜色ないレベルで)使いやすいという点がポイントになります。
特典航空券(普通席)に必要なマイル数が意外と少ない
「JALの国内線の特典航空券は、JALマイルで手配するのが一番マイルの消費量が少なく済むのでは?」と思う人が多いかも知れません。
意外にそうでもないんです。
BAマイルを使って、JALの国内線の特典航空券(普通席)に交換する場合、必要マイル(片道)は以下のようになります。
シーズンを通して、必要マイルは不変です。
区間マイル | 必要マイル(片道) |
---|---|
1-650 | 6,000マイル |
651-1150 | 9,000マイル |
1,150- | 11,000マイル |
羽田空港を起点とした場合の必要マイル数を、BAとJALで比べてみました。
BA | JAL | |
伊丹 | 6,000 | 6,000 |
札幌 | 6,000 | 7,500 |
女満別 | 6,000 | 7,500 |
福岡 | 6,000 | 7,500 |
鹿児島 | 6,000 | 7,500 |
奄美 | 9,000 | 7,500 |
那覇 | 9,000 | 7,500 |
石垣 | 11,000 | 10,000 |
宮古 | 11,000 | 10,000 |
意外に悪くないでしょ?
なお、「デメリット」の項目で後述しますが、「クラスJ」に関しては、JALマイルを使ったほうがお得です。
家族以外の第三者にも特典航空券を発券できる
これ大きいです。
BAマイルを使った特典航空券の利用者は、誰でもOKです。
家族以外の「第三者=他人」にも特典航空券をプレゼントすることができます。
一方、JALマイルを使った特典航空券は、家族にしか発券できませんね。
より正確に言えば、「会員本人、会員の配偶者・同性パートナーおよび2親等以内の家族」のみ発券可能となっています。
マイルの有効期限が実質無期限
BAマイルの有効期限は、マイルの増減があるたびに36ヶ月延長されます。
アメックスポイントをBAマイルに移行したり、BAマイルを特典航空券に換えるたびに、有効期限が36ヶ月延長されます。
実質、BAマイルの有効期限は無期限になります。
一方、JALマイルはどうでしょう?
有効期限は獲得日から36ヶ月後の月末です。
いつかは消えてしまうので資産になりません。
マイレージ・プログラム別のマイルの有効期限については、以下も参考にしてください。
特典航空券のオンライン予約は搭乗日の3日前まで可能
「BAマイル⇒JAL国内線特典航空券」のオンライン予約は、搭乗日の3日前まで可能です。
案外自由でしょ?
もちろん、JALマイルなら搭乗日前日までオンライン予約が可能ですが。
ちなみに。
「BAマイル⇒JAL国内線特典航空券」の予約は、電話でしたら、出発時刻の24時間前まで可能です。
そして、この場合の電話予約発券手数料(2,000円)はかかりません。
積極的に使っていきましょう。
電話番号:03-3298-5209
Fax:03-3298-5248
月~金(09:00-12:00/13:00-17:00)
24時間前までキャンセルできて、キャンセル手数料も安い
「BAマイル⇒JAL国内線特典航空券」は、出発時刻の24時間前までキャンセルが可能で、キャンセル手数料も安いです。
これがあるので、予定がはっきりしてなくても、気軽に飛行機を仮押さえできます。
どういうことか?
BAマイルを使った特典航空券のキャンセル手数料は、以下のようになっています。
- 諸税が5,740円を上回る場合、5,740円。
- 諸税が5,740円を下回る場合、諸税の金額。
「BAマイル→JAL国内線特典航空券」の場合、諸税は数百円しかかかりません。
よって、キャンセル手数料は数百円で済みます。
「BAマイル⇒JAL国内線特典航空券」のキャンセル手数料は数百円で済むということです。
例えば、BAマイルで、羽田-那覇のJAL特典航空券(片道)を予約する場合、
BAマイル | 9,000マイル |
---|---|
諸税 | 290円 |
が必要ですが、出発24時間前までにキャンセルすれば、9,000マイルは返却されます。
諸税は戻りません。
といっても、諸税は290円です。
失うのはたった290円♪
この290円が実質のキャンセル手数料になります。
キャンセル手数料が爆安ですので、予定がはっきりしていない状態でも軽い気持ちで仮押さえができます。
一方、JALマイルを使ってJAL国内線特典航空券を予約した場合は?
キャンセル手数料は1名・1特典につき3,100円です。
2名分予約していると、6,200円かかります。
BAマイルを使ってJALの「国際線」の特典航空券を発券する場合、諸税は燃油サーチャージによって比較的高額となります。
多くの場合、5,740円を上回るでしょう。
以下は、「羽田-北京」のキャンセル例です。諸税は燃油サーチャージを含んで9,730円。
- 諸税が5,740円を上回る場合、5,740円。
- 諸税が5,740円を下回る場合、諸税の金額。
というキャンセルルールに従い、キャンセル手数料は5,740円となり、差額の3,990円(9,730円-5,740円)が払い戻されます。
BAマイル⇒JAL国内線特典航空券のデメリット
多少デメリットもありますよ。
ワンワールド未加盟のJALグループ便の特典予約ができない
「BAマイル⇒JAL国内線特典航空券」のデメリット。
それは、ワンワールド未加盟のJALグループ便の特典航空券が取れないことです。
どういうことか?
以下はJALグループの航空会社です。
- 日本航空(JAL)
- 日本トランスオーシャン航空(JTA)
- ジェイエア(J-AIR)
- 北海道エアシステム(HAC)
- 日本エアコミューター(JAC)
- 琉球エアーコミューター(RAC)
JALマイルを使えば、以上のJALグループすべての航空会社の特典航空券を予約することが可能です。
ところで、以上のJALグループの航空会社の内、
- 北海道エアシステム(HAC)
- 日本エアコミューター(JAC)
- 琉球エアーコミューター(RAC)
は、ワンワールドに未加盟です。
BAマイルを使って、(ワンワールド未加盟の)ジェイエア、北海道エアシステム、日本エアコミューター、琉球エアコミューターの特典航空券は予約することはできません。
JALとのコードシェア便の特典予約ができない
JALは、以下の提携航空会社とコードシェアしています。
- フジドリームエアラインズ(FDA)
- ジェットスター・ジャパン(JJP)
- 天草エアライン(AMX)
JALマイルを使って、以上の航空会社とのコードシェア便の特典航空券を予約することができます。
しかし、BAマイルを使って、以上の航空会社とのコードシェア便の特典航空券を予約することができまません。
JAL運航便のオンライン予約は搭乗日の3日前までしかできない
ブリティッシュ・エアウェイズのマイルを使った特典航空券は、本来、搭乗日の1日前までオンライン予約可能です。
例えば、明日のブリティッシュ・エアウェイズ運航のドーハ⇒ロンドンの特典航空券をオンラインで予約することが可能です。
しかし、JAL運航便については搭乗日の3日前までの便しかオンラインでは予約できません。
搭乗日の2日前、1日前にJAL運航便を予約したい場合は、ブリティッシュ・エアウェイズの電話予約センターに連絡しなければなりません。
BAのサイト上に出てこない便を予約するため、電話予約発券手数料はかかりませんが、多少不便ですね。
電話番号:03-3298-5209
Fax:03-3298-5248
月~金(09:00-12:00/13:00-17:00)
「クラスJ」特典航空券の必要マイル数が多い
BAマイルを使って、「クラスJ」の特典航空券を予約しようとすると、必要マイル数が跳ね上がります。
区間マイル | 「クラスJ」必要マイル(片道) |
---|---|
1-650 | 12,500マイル |
651-1150 | 16,500マイル |
1,150- | 調査中 |
JALマイルを使って、「クラスJ」の特典航空券を予約した場合、必要マイル数は「普通席」必要マイル数の+2,000マイルで済みます。
変更手数料が高い
JALマイルを使って、JAL国内線の特典航空券を予約した場合、日付・便・クラスの変更であれば、変更手数料は無料です。
一方、BAマイルを使って、JAL国内線の特典航空券を予約した場合、5,740円の手数料がかかります ズサーッε=ε=ε=c⌒っ゚Д゚)っ
ここで振り返り。
「BAマイル⇒JAL国内線特典航空券」のメリットの一つとして、キャンセル手数料が安いこと(数百円)を確認しましたね。
キャンセル手数料は数百円、一方、変更手数料は5,740円なわけです。
変更するくらいなら、キャンセルしてもう一度新たに予約し直したほうが全然安いので、特典航空券の変更は厳禁です!!!
座席指定が少し面倒くさい
「JALマイル⇒JAL国内線特典航空券」の場合、特典予約画面からスムーズに座席指定の画面に移ることができます。
一方、「BAマイル⇒JAL国内線特典航空券」の場合、座席指定が少し面倒くさいです。
「BAマイル⇒JAL国内線特典航空券」の場合の座席指定の方法については、後述します。
「JALタッチ&ゴー」サービスを利用するのが少しめんどくさい
搭乗日当日、直接保安検査場に向かうことができる、「JALタッチ&ゴー」サービス。
「JALマイル⇒JAL国内線特典航空券」の場合は簡単ですね。JALのマイレージカードを持って、直接保安検査場に向かうだけです。
一方、「BAマイル⇒JAL国内線特典航空券」の場合、一度、JALのカウンターに向かって、バーコードの入った搭乗券を発行して貰う必要があります。
でも、BAのマイレージ番号とJALのマイレージ番号を紐付ける必要があります。
すると、JALのマイレージカードを持って、直接保安検査場に向かうことができます。
その方法は最後に案内します。
まとめ
BAマイルを使って、JALの国内線の特典航空券に交換することができます。
BAマイルは「比較的調達しやすく、案外使いやすい」ので、JALの国内線航空券手配のオプションとしておすすめです。
実際にBAマイルを使って、JALの国内線特典航空券を予約する方法については、以下の記事をご覧ください。
- 予約方法
- 座席指定方法
- キャンセル方法
- BAのマイレージ番号とJALのマイレージ番号を紐付け方法
について具体的に解説しています。
JALのステータス会員の方はいますか?
BAのマイレージ番号とJALのマイレージ番号を紐付けることで、「BAマイル⇒JAL国内線特典航空券」発券時にもJALのステータス特典を利用できますよ。
例えば、座席指定の幅が一般会員より広がりますし、JGCカウンターも使えます。
サクララウンジも使えますし、優先搭乗も利用できますし、優先手荷物取り扱いも受けられます!
BAからJALの予約は2ヶ月前にならないと予約出来なくなったみたいです。
carp様
情報提供、感謝申し上げます。
おっしゃる通り、現時点(4月27日)では6月28日までの予約しかできませんでした。
記事を訂正いたしました。
ありがとうございました。