こんにちは。
ポイントとマイルを貯めてあちこち旅行するのが好きな、jun(@odakyu_de_go)と申します。
松江を舞台に展開されている今期の朝ドラ『ばけばけ』が面白い!髙石あかりちゃん、演技上手すぎる!愛くるしい!
ということで、影響されて、9年ぶりに松江に行ってきました。通算3度目の松江です。
日程:2025年11月18日(火)~19日(水)
これまでの旅行記は以下をご覧ください。
- (1) 源助柱記念碑を見て、松江大橋を渡り、「手打ち蕎麦 鷦庵」でしじみご飯&しじみ汁と出雲そば
- (2) 堀川遊覧船に乗り、塩見縄手の武家屋敷、『ばけばけ』オープニングに登場する宇賀橋を見る
- (3) 「グリーンリッチホテル 松江駅前」にチェックインして、ハイコスパ寿司の「赤べこ」で晩飯
- (4) 9年ぶり再訪の「イマジン珈琲」で朝食、遊郭があった和多見町、ハーンが泊まった富田旅館跡地を訪れる
ハーンがビールを購入していた山口薬局の「まちかど博物館」を見学
松江大橋北詰からすぐ近くの山口薬局(正式名称:橘泉堂山口卯兵衛商店)へ。昨日の『ばけばけ』に出てきた松橋薬舗のモデルはここらしい。

昨日見た「國暉酒造」と同様、松江の登録歴史的建造物に指定されている。創業は1772年で、現在の建物は明治時代中期に建てられたものとのこと。
山口家は安永元年(1772)の開業と伝える商家です。本建造物は、間口4間弱の細長い敷地に道路に東面して建つ、木造2階建の町家です。外観は、屋根に左桟瓦や来待石製の棟石を用い、腕木の先端に繰り形を施した出桁造の意匠を施すなど、松江の明治の町家建築を代表する建築物といえます。地域の歴史的景観に寄与するとともに、商人の町として栄えてきた末次本町の歴史を語る良質な建物です。
中に「まちかど博物館」があるみたいなので入ってみる。

蔵から出てきたという古い薬瓶・ガラス製品、及び、持ち込まれた雑貨を販売している店だった。
上がらせていただき、店の奥にある「まちかど博物館」を見学させてもらう。


ビール瓶とラベル。


『ばけばけ』を見ているという店の人がつきっきりで解説してくれた。私が東京から来たと言ったら驚いていた。
ビール引換券。この店の正式名称は「山口卯兵衛 橘泉堂」らしい。半打の「打」は「ダース」のこと。

これは当時売り出し中の「カブトビール」の販売風景。

写真に写っている販促用の布が現在ここに展示されている。
明治24年改架の十五代松江大橋の写真。トラス橋である。『ばけばけ』のタイムラインは現在明治23年。この後、ドラマ内の松江大橋もかけ替えられるのか?!

なお、橋の向こうの緩やかな屋根の家が今いる山口薬局のようである。
『松江に於ける八雲の私生活』の記述が紹介されていた。

この記述から、ハーンがビールを購入していたのが山口薬局であると推測されるという。
[桑原]先生はお酒を召上がりましたか、日本酒ですか、洋酒でしたか。
[高木]先生は夕食後には必らず朝日ビールを二本づゝ飲まれました。そのビールは當時松江大橋詰の山口卯兵衛薬店だけにあつたかと思います。始終朝日ビール何ダースか取置きまして毎晩差上げました。
『松江に於ける八雲の私生活』は入手困難だが、国会図書館のデジタルライブラリーで読むことができるので参考に。
解説付きで楽しませてもらったので、1,000円のコーヒーバッグを購入させてもらった。来て良かったな。
50分くらい滞在したので、店を出たらもう12時半を過ぎていた。
再び、松江城へ向かう
京橋川を西へ。川沿いに「珈琲館」というレンガ造りの洒落た喫茶店があった。あの「珈琲館」ではないのだろう。

松江城近くの駐車場に立て札。景観を破壊するマンション建設が批判されていた。


あれのことか。

山陰・松江の天気は変わりやすい。大粒の雨が降ってきた。

お堀端の秋。

雨が強くなってきたので、堀川遊覧船の待合所に。ここは暖房も効いているのでありがたい。
続きは以下をご覧ください。
