東京から呉日帰り旅行記の「(3) 両城の200階段を登った後、「アレイからすこじま」から潜水艦・駆逐艦を見る」です。
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両城の200階段を登る
フレンドリーな運転手と話しながら、両城の200階段へ向かう。
両城の200階段の上には両城中学校があり、運転手はそこの中学に通っていたのだとか。
ここで降ろしてもらった。「これが両城の200階段?」と聞くと、そうだと。
右下にあるのは呉空襲を体験した防空壕とのこと。今は資材置き場になっていた。
「よーし頑張るぞー」と登っていったら、民家にぶつかった(笑) 運転手さんちょっと(笑)
本当の両城の200階段は写真のもう少し右側にあった。
脇の案内板によると、映画『海猿』で潜水士たちの訓練シーンに使われたとのこと。愛媛県松山市の伊佐爾波(いさにわ)神社の石段を思い出した。映画『がんばっていきまっしょい』でボート部員たちの訓練シーンに使われた階段だ。
伊佐爾波神社(いさにわじんじゃ)。『がんばっていきまっしょい』でこの石段がトレーニング場所として登場した。
頑張って登る。 pic.twitter.com/NczjHA9E5Y— jun (@odakyu_de_go) 2014年12月12日
案内板には、「当時、呉市の平坦部は、軍の土地使用になっていたため、新しく来られた海軍関係者や職工さんをはじめとする住民の居住場所は、急傾斜地区が中心となりました」と書いてあった。なるほど。
さて、気を取り直して再チャレンジ。
凄い急階段。
まだ50段くらいしか登ってないと思うが、既にして充分良い眺めだ。
下に見える青い芝生は両城小学校の校庭のようだ。
上に誰かいるぞ。
また少し登って振り返ったところ。ふらつくと危ないぞ。
小学生たちが社会科実習をしていた。「上にまだ何かある?」と聞いたら、「海が見える。墓だけど」とのこと(笑)
一番上まで登ったぞ。山の頂上の白い部分は灰ヶ峰気象レーダー観測所のようだ。
小学生が言っていた墓からの眺め。呉港が望めてジーンと来た。
この急坂を降りるのは膝に負担をかけそう。
タクシー運転手が、階段の上の両城中学校にもタクシーで行けると言っていたので、両城中学校まで配車手配した。
10分以上待った。寒かった。
「アレイからすこじま」から潜水艦・駆逐艦を見る
タクシーに乗り込むやいなや、運転手が腹の底からしぼり出すような声で「はぁ~、大変だった」と。
狭い急坂を苦労して登ってきてくれたらしい。私が思ってた以上に大変だったみたいだ。申し訳ない。
現在の時刻は15:45。「アレイからすこじま」までの所要時間を聞く。10分位とのことなので向かってもらった。「帰りはタクシーは捕まえづらいですよね」と言ったら、「メーター止めて待ってますよ」とのこと。ありがたい。
両城小学校がある通りから、先ほど登った両城200階段が見えたので、写真撮影のため降ろしてもらった。「せっかく来たんですから、是非撮ってきてください」とのこと。
両城小学校越しに両城200階段を撮影。しかし、凄い崖だな。
タクシーに戻ると、「自衛隊の方ですか?」と聞かれた(笑) 「いや、違います。旅行で来ました」と。
「一人で?彼女連れてくればよかったのに」と。「いやぁ、妻は仕事で子どもたちは学校なんで一人で」と言ったら、「結婚してたんだ・・・」と小声で言われた(笑)
「何泊されるんですか?」と聞かれたから、「いや、日帰りで」と応えたら、「ぷぷぷぷぷ」と笑っていた(笑)
大変な思いさせて崖の上まで来てもらったから不機嫌なのかなぁと思っていたが、そんなこともなく、人懐っこいおっちゃんであった。そのうち、今年の春から東京で一人暮らししている娘のことを語りだした(笑)
「アレイからすこじま」に行く途中、IHI系列のジャパン・マリンユナイテッド(JMU)の造船所、戦艦大和を建造したドックがあった。
「アレイからすこじま」に近くになると、海上自衛隊の駆逐艦、潜水艦が見えて興奮。
到着。「潜水艦桟橋」ってなんか凄い。
潜水艦に護衛艦。潜水艦を見るのは初めてだ。潜水艦から吹き出る水蒸気が物々しい。
艦番号から、手前が小型護衛艦「あぶくま」(DE-229)、奥が護衛艦「うみぎり」(DD-158)と分かる。
なお、今ここにいる。
最寄りのバス停は「潜水隊前」。
遊歩道を移動しながら、色々撮影した。
音響測定艦「ひびき」(AOS-5201)。
15分位滞在した。
タクシーに戻って、先程見てきた戦艦大和建造ドックが見られるところに行ってもらう。
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