国立公文書館で「桜町殿行幸図(さくらまちでん ぎょうこうず)」が展示されていると知ったので、見てきました。
国立公文書館までのアクセスもちょっとした観光
国立公文書館までのアクセスもちょっとした観光になるので、紹介します。
公式サイト:国立公文書館
半蔵門線の九段下駅へ。
九段坂を登って、旧江戸城の田安門から北の丸公園へ入ります。
田安門は寛永13年(1636年)建築とされています。田安門と櫓門で枡形を形成。
左手に日本武道館を見ながら直進。
今日は欅坂46の初武道館ライブだそうです。
東京に住んでいると不足しがちな緑の中を散歩できるのがいいですね。
国立公文書館で「桜町殿行幸図」を鑑賞
国立公文書館に到着。
入館料は無料です。
結構賑わってます。
まず、目当ての「桜町殿行幸図」を見に行きました。
元気な内に鑑賞しないとね。
フラッシュを焚かなければ写真撮影もOKです。
「桜町殿行幸図」の説明です。
今日展示されているのは下巻の一部のようですね。
紫宸殿には、黒色の衣装を身にまとった一条関白(一条忠良)の下半身が描かれていました。
また、光格天皇が行幸の際に乗った鳳輦(ほうれん)が紫宸殿に戻ってきたところが描かれていました。
色鮮やかです。
残念ながら、行きの行幸の鳳輦は見ることができませんでした。
上下巻で45メートルもある絵巻物だそうですので、今回見られたのはそのごく一部です。
全体像は、国立公文書館のデジタルアーカイブで見ることができますよ。
光格天皇は「桜町殿=仙洞御所」に移って、仁孝天皇に譲位し、上皇となります。
仁孝天皇の後は、孝明天皇、明治天皇、大正天皇、昭和天皇と現在にまで皇統が続いていきます。
この他、光格天皇に関連する展示は、先日見たBSプレミアム『英雄たちの選択』ともかぶる内容ばかりでしたので、理解が深まりました。
小渕官房長官が掲げた「平成」の原本も見ることができました。
ホテルニューオータニ東京のガーデンラウンジ
国立公文書館の入口前にUber Taxiを手配。
紀尾井坂のホテルニューオータニ東京に向かいます。
10分ほどで到着。
ホテル内は、結婚式に出席すると思われる人が多数。
ガーデンラウンジへ。
窓側のいい席を案内してくれました。
ピエール・エルメのスイーツを紅茶とともにいただきます。
パッションフルーツにチョコレートムース、酸っぱさと甘さが絶妙で美味でした。
添えられたマカロンとチョコレートも旨し。
ピエール・エルメといえば、リッツカールトン京都ではピエール・エルメのクロワッサンが朝食で食べられます。
参考:家族旅行で「リッツカールトン京都→琵琶湖マリオットホテル」のはしご旅
ちなみにここホテルニューオータニ東京の敷地は、江戸時代初期は加藤清正の下屋敷として使われていました。
加藤家が2代忠広の代で改易されてからは、彦根藩・井伊家の中屋敷として使われています。
紀尾井坂という名前にも井伊家は関係していますね。
※紀伊徳川家の「紀」、尾張徳川家の「尾」、井伊家の「井」のそれぞれ一字ずつを取って紀尾井坂。
詳しくは、以下の記事をご覧くださいね。
あと、ホテルニューオータニ東京は、日本が舞台の『007は二度死ぬ』で、悪の秘密結社スペクターの日本拠点のロケ地としても使われていました。
1時間20分くらい滞在して会計。
料金はサービス料・消費税込みで2,732円。
ホテルニューオータニの日本庭園を散策
ガーデンラウンジの脇から日本庭園に出られたので散策してみました。
さっき座っていたのは、この正面くらいですかね。
庭園内には鉄板焼の店などいくつかのレストランが。
お手洗いもあります。
案内に従って進んでいくとダイナミックな滝が見られます。庭の中でこれだけの高低差って凄いですね。
巨大な赤い石もありました。
帰路へ
ホテルニューオータニのエントランスに再びUber Taxiを呼んで、表参道駅前まで。
今回のプチ旅行終了。
分類 | 細目 | 費用 |
---|---|---|
飲食 | ガーデンラウンジ | 2,732円 |
交通 | Uber(国立公文書館→ホテルニューオータニ) | 1,764円 |
Uber(ホテルニューオータニ→表参道駅) | 2,186円 | |
合計 | 6,682円 |
ホテルニューオータニ東京エグゼクティブハウス禅は、アメックスプラチナのファイン・ホテル・アンド・リゾート対象ホテルでもあります。
いつか泊まってみたいものです。
都内ショートトリップ「大嘗宮」編もあわせてどうぞ。