3歳未満の「幼児」が飛行機に乗る場合、同伴者の膝の上に乗るのなら無料です。
- 幼児:搭乗日の年齢が生後8日~2歳の子供
- 小児:搭乗日の年齢が3歳~11歳の子供
双子の赤ちゃんを膝の上に乗せて、前後座席で座っていた夫婦
先日、沖縄からの帰りで、JAL914便の「クラスJ」に搭乗したら、隣の席が乳児を抱えたお母さんでした。
離陸してから気づいたのは、そのお母さんの前の座席に座っていたのが、旦那さんだったということです。
旦那さんも乳児を抱えていました。
赤ちゃんは双子。パパ・ママそれぞれが赤ちゃんを膝の上に乗せていたわけですね。
下図で言うと、
「7H」に「パパ(幼児連れ)」
「8H」に「ママ(幼児連れ)」
「8K」に「私」
という状況でした。
お母さんに「(離陸前に)席を変わればよかったですね」と言ったところ、「膝上幼児同士は隣同士の座席に座れないルールがあるらしい」と言われました。
そんなルールがあるとは知りませんでした。
酸素マスクの個数制限が理由
「膝上幼児同士は隣同士に座れない」理由はなんだろうと思って、調べていたら、ANAのホームページに次のように書いてありました。
また、座席列の酸素マスクの個数制限により他の幼児連れの方と同じ座席列にはご着席いただけません。幼児連れのお客様が複数の場合は、前後の列または通路を挟んで並びの列の座席をお選びください。
システム故障など、客室内に充分に酸素が供給されない時に自動的に出てくる酸素マスク。
この酸素マスクは、座席列に対して、「座席数+1」しか装備されていないらしいです。
「8H」「8K」の座席列の酸素マスク数は「3」ということですね。
「膝上幼児同士が隣同士」に座ると、人数分の酸素マスクが用意できなくなってしまうんですね。
そのため、「膝上幼児同士は隣同士に座れない」というルールがあるようです。
酸素マスクが足りなくなるため、膝上幼児同士は隣同士では座れない。
「膝上幼児」同士が隣同士で隣同士の座席に座りたい場合は、通路を挟んで
もし、隣同士で座りたかったら、通路を挟んで座るしか無いようですね。