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高松1泊2日旅行記 (4) 丹下健三設計の香川県庁舎を見て回ってから、ANA540便で帰路に

高松1泊2日旅行記の「(4) 丹下健三設計の香川県庁舎を見て回ってから、ANA540便で帰路に」です。

これまでの旅行記とあわせてご覧ください。

今日の予定を考える

13時頃、フロントからの「お部屋の掃除はどうしましょうか?」コールで起こされるが、その後ベッドでうだうだして結局起きたのは14時近く。

昨日のこんぴらさん参りで相当歩いて、階段昇降したが、今日、それほどの疲れや筋肉痛を感じていない。これも2年近く続けている体幹トレーニングのおかげか。

今日の予定を考える。昼飯食べた後、丹下健三が設計したという香川県庁舎の東館を見にいこう。

食べログで現在地から近い昼飯場所を調べる。喫茶店かカフェが良かったがなかなか良いところが見つからない。カレーにしたら良さ気なところが見つかった。

「マサラ亭」でチキンカレーチーズ入り

14時半過ぎにホテルを出る。

いい天気だ。

晴天の高松市内

アーケードを南に歩いていく。アーケード内、いい感じに栄えてるなぁ。

高松中心部のアーケード街

ここは「トキワ街」と「田町」という2つのアーケードの結節地点。

「トキワ街」と「田町」の結節地点

ここで道を間違えた結果、「ねこカフェ肉灸」なるものを見つけた。

高松のねこカフェ肉灸

マサラ亭を発見。

高松のマサラ亭外観

入った瞬間、期待していた雰囲気とは違うものを感じる。学生街の定食屋のような雰囲気なのだ。

チキンカツカレーチーズ入り680円を注文。ご飯は半分で注文。チキンを揚げるので出てくるまで10分位かかった。

高松のマサラ亭のチキンカレーチーズ入り

カレーは、スパイシーなものを期待していたのだが、ココイチのカレーに似た感じのものだった。

チキンは揚げたてで中はジューシー外はさくさくでとても美味しかった。熱すぎて口の中をやけどした(笑)

おじちゃんは、乳児連れの夫婦にも気さくに話しかけていて、いい感じの人だった。

丹下健三設計の香川県庁を見て回る

店を出て、徒歩で香川県庁舎まで。

香川県庁に到着。

香川県庁舎前

これが丹下健三が設計した香川県庁の東館(旧本館)(1958年)。

香川県庁の東館(旧本館)

現在の本館はこの左側の建物で、こちらも丹下健三設計(2000年)らしい。

つまり、以下の写真は丹下健三が1958年に設計した建物と2000年に設計した建物が同時に写っていることになる。

香川県庁の本館

東館の南庭。

香川県庁の東館の前庭

東館の中に。

一階ロビーをちょうど人がいない時に撮影。

壁画は猪熊弦一郎の作品(「和敬清寂」)らしい。当時の香川県知事(金子正則)に建築家・丹下健三を紹介したのも猪熊弦一郎とのこと。

木製・陶製の椅子、木製棚、石テーブルなども丹下研究室のデザインで設計当時のママとのこと。

香川県庁の東館の1階ロビー1

香川県庁の東館の1階ロビー2

そして、この受付の庵治石の机も。

香川県庁の東館のロビーの庵治石の受付机

庵治石とは、香川県牟礼町(むれちょう)・庵治町(あじちょう)にまたがる五剣山(ごけんざん)の麓で採掘及び加工が行われている質の高い花崗岩のこと。

五剣山に抱かれた八栗寺を訪れたときのレポートも参考に。

参考:高知・高松2泊3日旅行記 (6) 八栗寺を訪れ、「うどん本陣山田家」でうどんを食べた後、ANA540便で帰路に

同じ一階ロビーに「香川県庁舎東館と瀬戸内の丹下建築 香川県庁舎建築ギャラリー」という展示があった。

東館の模型。

香川県庁の東館の模型

香川県庁建設関係者。

香川県庁建設関係者

芸術家たちのネットワーク。

芸術家たちのネットワーク

丹下研究室のメンバーには、磯崎新(左から2番目)や浅田孝(蝶ネクタイの人物)の名前も。浅田孝は『構造と力』の浅田彰の伯父に当たるらしい。

丹下研究室のメンバー

コア・システムについての説明。

「高層棟(旧本館)の中央に、コンクリートの耐震壁を置くことで、構造的に建築の「背骨」とする、日本初の試み。コア内部に階段・エレベーター・トイレなどの共用施設を収め、小梁に沿った間仕切り自由な執務空間とされた」。

へぇ。

今、オフィスビルといったらほとんどこのコア・システムを採用しているのではないかと思われるが(?)、当時としては画期的だったのは想像がつく。

香川県庁のコア・システム1

コア・システム?

香川県庁のコア・システム2

外観は木造建築をイメージさせる柱と梁の組み合わせだが、その柱もよく見ると、型枠に木材(杉)を使ったようで、木目が施されている。

香川県庁の木目デザインのコンクリート柱

竣工した香川県庁舎。1945年7月4日の高松空襲により、「市街地の約80%が焦土と化し」(高松空襲 – Wikipedia)、香川県庁も「戦災で庁舎が全焼」(香川県庁舎 – Wikipedia)したらしいので、この新しい香川県庁舎は復興の大きなシンボルとなっただろうな。

竣工した香川県庁舎

屋上のオープン・スペース。

香川県庁舎の屋上のオープン・スペース

本館の21階は展望室になってるらしい。今日は天気が良いから瀬戸内海もキレイに見えそう。行ってみることに。

本館1階に貼ってあったポスター。要潤さん大活躍。

香川県の要潤のポスター

21階の展望室。人気がない。誰もいなかった。

香川県庁舎の無人の展望室

こんな景色を独り占めである。

香川県庁舎の展望室独占

女木島?瀬戸内海を挟んで遠く岡山県も見える。

香川県庁舎の展望室から瀬戸内海

前回訪れた四国一高い(151.3m)高松シンボルタワーも見える。

香川県庁舎の展望室から高松シンボルタワー

展望室は4方向全てに用意されているようだ。

こちらからは屋島がくっきり。

香川県庁舎の展望室から屋島

※後記

この1年半後の2017年10月に屋島を訪れることになる。

参考:直島・高松旅行記 (4) 屋島寺へ行って、源平古戦場を見る

栗林公園、紫雲山が見えるこちら側はカフェになっていた。営業時間外だったが。

香川県庁舎の展望室のカフェ

香川県庁舎の展望室から紫雲山

さて、展望室のベンチに腰掛けてTwitterの更新などをしていたが、立ち上がった直後に腰に痛みが。ぎっくり腰になりそうなヤバイ感じ。

マッサージに行きたいが時間がギリギリだな・・・こんなことならもっと早く起きていればよかった。

癒家KUNIでマッサージ

香川県庁前でタクシーを拾い、前回も行ったマッサージ屋「癒家KUNI」に電話。すぐ入れるとのことだったので予約を入れた。

17時過ぎに高松ワシントンホテルに到着。

マッサージの前に足を洗ってくれるらしいのだが、前回同様、時間がないのでパス。

このアヤシイ雰囲気の中マッサージを受ける。

高松の癒家KUNIのマッサージ室

女性が優しくマッサージしてくれるので大変気持ちが良い。しかし、もうちょっと力が強い方がいいかな。

料金は3,990円。

ANA540便で羽田空港へ

17:50頃、ホテルに戻り、急いでシャワーを浴びて、荷物詰めてチェックアウト。

香川県庁前から空港行きのシャトルバスも出ているらしいがまた利用できなかった。

ホテル前でタクシーを拾う。小豆島出身のよく喋る好奇心旺盛なおっちゃんだった。

約30分で空港に到着。

チェックインカウンターでスーツケースを預ける。隣がいない席があったので座席変更してもらった。

和三盆のお菓子などをお土産に買って、搭乗。

席は3列のシートの通路側で真ん中が空席。隣がいないだけで相当パソコン作業がしやすくなる。この旅行記の下書きも機内で書いた。

ANA540便の普通席の通路側

次の旅行記は、白浜・和歌山です。

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