タイトルの通りなのですが、
「MileagePlusセゾンカードでユナイテッド航空のマイルを貯めて、ANAの特典航空券に交換する」
という選択肢もあるよという話です。
- MileagePlusセゾンカードのマイル還元率は、ANAカードの1.5倍
- ユナイテッド航空のマイルを使うと、より少ないマイル数でANAの国内線特典航空券に交換できるケースが多い
という点がポイントとなります。
後ほど詳しく触れますが、
MileagePlusセゾンカードを使った場合、合計60万円決済で、稚内-羽田-石垣の特典航空券に交換できます。
一方、ANAカードを使った場合、合計175万円決済しないと、稚内-羽田-石垣の特典航空券に交換できません。
その差は大きいです。
目次
MileagePlusセゾンカードのマイル還元率は、ANAカードの1.5倍
ユナイテッド航空とクレディセゾンの提携カード「MileagePlusセゾンカード」には、
の3種類ありますが、いずれもマイル還元率が1.5%です。
ANAカードのマイル還元率は1.0%ですから、その1.5倍です。
一般 | ゴールド | プラチナ | |
年会費 | 7,150円 | 22,000円 | 55,000円 |
還元率 | 1.5% | 1.5% | 1.5% |
入会キャンペーン | 最大3,450マイル | 最大30,000マイル | 最大39,000マイル |
ジェーシービーが毎年行っている「クレジットカードに関する総合調査」(2018年)によれば、「「1番多く使う」クレジットカードの月平均利用金額は5.2万円」とのことです。
仮に月の利用金額を5万円(年間60万円)とした場合、MileagePlusセゾンカードなら年間9,000マイル貯まりますが、ANAカードでは6,000マイルしか貯まりません。
その差3,000マイル。
還元率が高いクレジットカードを使うに越したことはないですね。
2020年8月3日~10月31日まで、新規入会キャンペーン中です。
入会後のカード利用で、
■MileagePlusセゾンカードは、最大3,450マイル
■MileagePlusセゾンゴールドカードは、最大30,000マイル
■MileagePlusセゾンプラチナカードは、最大39,000マイル
獲得できます。
ユナイテッド航空の「MileagePlus」の特徴
ユナイテッド航空のマイレージプログラム「MileagePlus」の特徴を確認しておきましょう。
ユナイテッド航空のマイルは有効期限なし
ユナイテッド航空のマイルには有効期限がありません。永久不滅マイルです。
有効期限がないマイレージ・プログラムを提供しているのは、私が知る限り、ユナイテッド航空とデルタ航空くらいです。
参考:有効期限のないマイル、実質無期限のマイル、有効期限のあるマイル
ANAマイルの場合、有効期限はおよそ3年(獲得日の36ヵ月後の月末)ですね。
搭乗日当日でも特典航空券の予約が可能
ユナイテッド航空「MileagePlus」においては、搭乗日当日でも特典航空券への交換が可能です。
後ほど紹介しますが、ユナイテッド航空のマイルを使って、搭乗日当日のANA国内線特典航空券への交換が可能になります。
国際線の特典航空券の片道発券も可能
ANAマイレージクラブでは、国際線の特典航空券は「往復」でしか発券できません。
ユナイテッド航空の「MileagePlus」においては、国際線の特典航空券の「片道」での発券が可能です。
より自由な旅程を組むことができます。
マイルの購入が可能
ANA、JALに慣れたわたしたちからすると信じられませんが、ユナイテッド航空の「MileagePlus」では、マイルの購入が可能です。
「特典航空券必要マイル数まであと少し足りない・・・」という場面で用いることができます。
なお、ユナイテッド航空のマイルを購入する際には、TopCashbackというキャッシュバックサイトを経由すると、2.5%お得になりますので、覚えておいてください。
参考:【2021年最新】マイルを購入する「4つの方法」まとめ
ユナイテッド航空のマイルを使って、ANAの国内線の特典航空券に交換するメリット
それでは、ユナイテッド航空のマイルを使って、ANAの国内線の特典航空券に交換するメリットについて紹介したいと思います。
より少ないマイル数でANA国内線特典航空券に交換できることが多い
より少ないマイル数で、ANA国内線特典航空券に交換できることが「多い」です。
微妙な表現になっているのは、ユナイテッド航空の「MileagePlus」においては、必要マイル数は受給に応じて変動するからです。
ですが、だいたい、必要マイル数(片道)は以下のようになっています。
1-800マイル | 5,500マイル |
---|---|
801マイル以上 | 9,000マイル |
ANAマイレージクラブの必要マイル数(片道)と比較すると以下のようになります。
MileagePlus | ANAマイレージクラブ | |
---|---|---|
羽田-札幌 | 5,500マイル | L 6,000マイル R 7,500マイル H 9,000マイル |
羽田-福岡 | 5,500マイル | L 6,000マイル R 7,500マイル H 9,000マイル |
羽田-那覇 | 9,000マイル | L 7,000マイル R 9,000マイル H 10,500マイル |
羽田-石垣 | 9,000マイル | L 8,500マイル R 10,000マイル H 11,500マイル |
※L=ローシーズン、R=レギュラーシーズン、H=ハイシーズン
乗り継いだ場合の必要マイル数は「出発地と最終目的地の直線距離」で決まる
これが一番のメリットかも知れません。
ユナイテッド航空のマイルを使って、ANA国内線特典航空券(乗り継ぎを含む)に交換する場合、必要マイル数は「出発地と最終目的地の直線距離」で決まります。
例えば、稚内-羽田-石垣島と日本縦断する場合でも、9,000マイルで交換できます。
ANAマイルを使って、稚内-羽田-石垣島の特典航空券に交換する場合、「稚内-羽田」と「羽田-石垣」の2区間合計のマイル数が必要になります。
MileagePlus | ANAマイレージクラブ | |
---|---|---|
稚内-羽田-石垣 | 9,000マイル | L 14,500マイル R 17,500マイル H 20,500マイル |
これだけ差が付きます。
マイル還元率1.5%のMileagePlusセゾンカードを使えば、合計60万円決済で、稚内-羽田-石垣の特典航空券に交換できます。
マイル還元率1.0%のANAカードを使った場合、稚内-羽田-石垣の特典航空券必要マイルを獲得するために、合計175万円の決済が必要になります(Rシーズンで計算)。
ユナイテッド航空のマイルを使ったお得な発券例は、以下の記事でも紹介していますので、御覧ください。
搭乗日当日でもANA国内線特典航空券を発券できる
ANAマイレージクラブの場合、特典航空券の予約締切は、搭乗日の前日です。
ユナイテッド航空のMileagePlusの場合、搭乗日当日でも特典航空券への交換が可能です。
「思い立ったが吉日」の特典旅行が可能になります。
他人にも特典航空券を発券できる
ANAマイレージクラブの場合、特典航空券の搭乗者となれるのは、「会員本人と配偶者・同性パートナー、及び、二親等以内の家族」に限られます。
一方、ユナイテッド航空のMileagePlusの場合、誰にでも特典航空券を発券することができます。
友達、結婚前の恋人にも発券できますよ。
その具体的な手順については、以下の記事を参考にしてください。
まとめ
まとめです。
MileagePlusセゾンカードを使うと、ANAカードの1.5倍の速度でマイルを貯められます。
そして、MileagePlusマイルを使うと、より少ないマイル数でANAの国内線特典航空券に交換できるケースが「多い」です。
マイル還元率1.5%のMileagePlusセゾンカードを使えば、合計60万円決済で、稚内-羽田-石垣の特典航空券に交換できます。
一方、マイル還元率1.0%のANAカードを使った場合、合計175万円決済しないと、稚内-羽田-石垣の特典航空券に交換できません。
ユナイテッド航空のマイルを貯める生活も一考してみてください。