今回は仙台2泊3日旅行。2017年2月9日~11日。
きっかけは、昨年末に、酔った勢いで長澤まさみ主演『キャバレー』の仙台公演を予約したこと。
当初は1泊2日の予定だったが、せっかく仙台まで行くのだから福島の現状を見てみたいと思い、2泊3日に変更。
「原発 ツアー」で検索したら、NPO法人「野馬土」というところが「福島第一原発20km圏内ツアー」というものを実施していた。団体向けかなと思ったが、ダメ元で連絡。一人でも受けてもらえた。
要望として「津波による被害地の現状、6号線沿線の帰還困難地域の現状を知りたい。また、小高駅にも行ってみたい。」と伝えた。
その後、当日案内してくれるガイドの方から連絡があり、相馬駅待ち合わせということになった。仙台駅に着いたくらいに相馬駅到着時間を連絡してくれとのこと。
目次
1日目
- はやぶさ11号で東京駅から仙台駅へ
- 仙台駅から常磐線で相馬駅へ
- 相馬駅前の「ふくしまや」で昼飯
- 福島第一原発20km圏内ツアー
- 仙台に戻る
- ホテルグランテラス仙台国分町の禁煙エグゼクティブシングル(17平米)
- すし蓑
- ズー仙台へ
2日目
3日目
はやぶさ11号で東京駅から仙台駅へ
当日は2時間睡眠で起床。
8:20頃、家を出て、満員の小田急線に体力スポイルされつつ、9時に東京駅に到着。
時刻表を確認して、iPhoneのSuicaアプリで9:36発の「はやぶさ11号」の「モバイルSuica特急券」を買う。
その後、大急ぎで地下のグランスタでお土産を購入。
乗車。仙台は2013年のサッカー観戦以来。YouTubeで当時の動画を見てたら感動が蘇ってウルウル(笑)
0-1のまま迎えたロスタイム。はぁー、ここで今シーズンもおしまいかぁと半泣きだったのだが、前半でも惜しいフリーキックを蹴っていた太田がFK同点弾。歓喜の涙に変わった。四方のサポと抱き合って喜んだ。 pic.twitter.com/dqtCxd0W5h
— jun (@odakyu_de_go) 2013年12月22日
窓の外を見たら、いつの間にか雪景色だった。宇都宮を過ぎた辺り。
仙台駅から常磐線で相馬駅へ
11:07に仙台駅到着後、すぐに11:14発の常磐線に乗り換え。
原ノ町行き。
相馬駅到着予定は12:16。ガイドさんに連絡して、13:15待ち合わせでお願いした。
乗車時は立っている客もいたが、暫く進むとガラガラに。
海側の景色を見ながら、津波はこのあたりまで来たんだろうかと考える。遠くには堤防が見える。ここは宮城県亘理郡山元町。
これは貯水槽だろうか?
相馬郡新地町。堤防だろうか。
相馬駅前の「ふくしまや」で昼飯
12:16に相馬駅に到着。小雨が降っている。
なお、ここに来るまで、小田急線、JR中央線、東北新幹線、常磐線と乗り継いできたが、iPhoneにSuicaオートチャージを設定していて、iPhoneのSuicaアプリで「モバイルSuica特急券」も買ったので、全ての改札をiPhoneだけで通過できた。快適だ。
食べログで目星をつけていた駅前の「ふくしまや」という蕎麦屋へ。
サラリーマンで賑わっていた。「少しお待ちいただきますけど」とのこと。
「ざるそばセット」(1,080円)を注文。
暖房の利いてない洗面所に行ったら、鼻息まで白くなった。
注文から15分位で出てきた。
そばに焼きおにぎり、そんなに糖質食べられないよーと思ったが、完食。おいしかった。
相馬駅の駅舎。木造、瓦屋根で、相馬氏の城下町らしい駅舎。
福島第一原発20km圏内ツアー
今日案内してくれる村松さんと合流。挨拶をする。
ガイド料のこと
助手席に。ガイドブックを手渡された。
「お車代」(3,000円)と「お土産」を手渡す。また、ガイドブックに対する「資料代」として500円玉を渡したところ、苦笑いされた。「野馬土から聞いてませんか?大体ガイド料として5,000円ほど頂いているんですよ」と。言いづらそうだった。「あぁ、そうだったんですか。すみません(汗)」。「催促するみたいですみません」と。「いえ、こちらこそ」。
今日回るルートを教えられる。所要時間は4時間ほどだそうだ。17:14の相馬駅発の電車で仙台に帰りたいと伝える。
2011年開通予定だったが、東日本大震災と原発事故の影響で開通が遅れたという常磐道を通って南相馬市に向かう。
直前に買った線量計を持ってきたが、村松さんは市から渡された?10万円するくらい堀場製作所の線量計を持ってきていた。写真は私が持ってきた線量計。
南相馬市原町区の除染廃棄物の仮置き場
南相馬ICで高速を降りる。
ここは南相馬市原町区信田沢(しだざわ)。白い塀に囲まれているのは、除染廃棄物の仮置き場だという。窓を開けて写真を撮った。
福島第一原発が立地する双葉郡双葉町・双葉郡大熊町には、仮置き場に一時的に置かれている除染廃棄物を貯蔵する「中間貯蔵施設」の建設が予定されているようだ。
中間貯蔵施設の廃棄物は法律によって「中間貯蔵開始後三十年以内に、福島県外で最終処分を完了するために必要な措置を講ずるものとする」と定められているらしいが、最終処分先も確保されていない状況なので、村松さんは「中間貯蔵施設が最終処分場になるのではないか」と心配していた。
南相馬市小高区の除染廃棄物の仮置き場と削られた山
「馬事公苑」の脇を通り、南相馬市小高(おだか)区に入る。
大きな仮置き場があったので、停めてもらい、写真を撮った。
すぐ近くの山では、山が削られていた。汚染された土壌から表土を取り除いた後に、こうして山から削り取った汚染されていない土や砂利などを撒いて、除染前の高さや固さに復旧するんだそうだ。
上の写真を撮ってたら、作業員の人に声かけられてびっくりした。「勝手に撮るな!」と怒られるのかな、と思ったら、「旅行で来たの?!東京から?ご苦労様」と優しかった(笑)
希望の牧場
少し南に行くと、双葉郡浪江町の領域に入る。牧場があった。
牧場に大量のフレコンバッグが置かれていて、近くには牛が飼われていて、ショックを受ける。
車内での線量計の値は0.396と少し高い。
ここは「居住制限区域」だが、西側の山間部は「帰宅困難区域」になっており、放射線量が高いようだ。下図参照。ちなみに、DASH村があったのが山間部の浪江町津島地区だ。
引用:避難指示区域の状況 – ふくしま復興ステーション – 福島県ホームページ
「希望の牧場」というらしい。ここで話を聞くとのこと。
赤いプレハブの中で、ここの牧場主の吉沢さんの話を聞いた。
牧場で飼われている牛は汚染された出荷できない牛だそうだ。
ここは「居住制限区域」になっている。誰にも世話されず、餓死した牛の写真を見せられた。
吉沢さんは被爆の覚悟をしつつ、ここで「牛飼い」として生きてるとのことだった。
東京の電力消費のために、福島は犠牲にされていると言われた。東京から来た人間としては告発されているようで居心地が悪かった。
街が壊れていくのを見るのは辛いと言っていた。
絵本『希望の牧場』(1,500円)を購入。カンパ費用を含めて2,000円支払った。
佐藤貞利さんのお宅
南に向かう。
福島市の仮設住宅に避難している佐藤貞利さんのお宅。
猪が侵入し、布団をすみかにしていたらしい。荒れ果てている。
佐藤さんの家の前の農地。こういう赤っぽい土は、山から削り取って撒いた土らしい。
東に向かい、少し小高いところから浪江町の農地を見る。
農地に広大な仮置き場が広がっている。
浪江町の「避難指示解除準備区域」は今年3月31日に避難指示解除となる。人が住めるようにしっかりと除染をした結果、ここに行き場のない除染廃棄物が置かれている。ここで生業だった農業を再開できるだろうか・・・?
送電線と仮置き場という象徴的な写真になった。
浪江町の市街地
浪江町の市街地へ向かう。
下は常磐線の跨線橋からの写真。この辺りは浪江町の住宅地で、3月31日に避難指示解除となる地域だ。しかし、村松さんの話では元の住民の1割位しか戻ってこないのだそうだ。
ふるさと納税で貰った「RICOH THETA S」で360度写真も撮影してみた。⇒こちら
この後、浪江駅に。
駅前通り。工事中だった。
ここは家屋解体工事が住んだ場所のようだ。
浪江町役場
「トイレ休憩しましょう」と言われ、浪江町役場に。立派だ。
浪江町役場の隣には10店舗からなる仮設商店街「まち・なみ・まるしぇ」があった。
浪江町は『ポケット・モンスター』生みの親の田尻智さんの父親の出身地らしい。「平成23年度に開通する常磐自動車道」との文字が歴史を感じさせる。
「ポケモンGO」で知ったキャラクターがいるな。
浪江町役場の本体は現在二本松市にあるらしい。
これから海岸近くの「請戸(うけど)」地区に行くということで、東日本大震災前の請戸の景観を確認しておく。
請戸地区
現在の時刻は15:50。結構ゆっくり目で回ってもらっていたので、予定より時間がかかってるようだ。相馬駅17:14発の電車で帰りたいと思っているが、間に合うかな。村松さん「ここからは駆け足で回りましょう」。
請戸海岸に向かって走っていると、前方に白煙を上げている建物が。仮設焼却施設だそうだ。
請戸海水浴場へ向かう道。津波がすべてのものを押し流してしまったようだ。
基礎がしっかりしていたのかポツーンと残る建物。
今来た道を振り返ると寂寥感が。
南に向かい、請戸小学校へ。一階部分の窓ガラスは全て割れているが、2階は無傷。塔の一番下の階段の手すりはもぎ取られているが、上の部分は健在。津波の高さを物語る。
国道6号線を南下(1)双葉郡双葉町
浪江町から国道6号線を南下して、原発が立地する双葉郡双葉町に向かう。
双葉町は街のほとんどが「帰還困難区域」に設定されている。
浪江町の中心市街地は3月31日をもって避難指示解除になるということで田畑は除染をしてきれいになっていたが、ここ双葉町は手付かずで国道沿いのかつては田んぼだった場所は荒地になっているとのガイドさんの説明。
原発立地帯の国道6号線を南下。
浪江町の田畑は除染されてきれいになっていたが、双葉町は手付かずで荒れ地になっているとのガイドさんの説明。 pic.twitter.com/7JhuhRHg1l
— jun (@odakyu_de_go) 2017年2月26日
線量計の値は0.464。
双葉町の中心市街地。6号線の脇道にはバリケードが設置され、進入できないようになっている。通り抜けしかできない。
国道6号線の双葉町の中心市街地。脇道にはバリケードが設置され進入不可。通り抜けしかできない。 pic.twitter.com/NwCXjFj8dW
— jun (@odakyu_de_go) 2017年2月26日
線量計の値も1.7と高くなってきた。
国道6号線を南下(2)双葉郡大熊町
ここは双葉郡大熊町。ここは6号線沿線で原発から直線距離で最も近い地点。福島第一原発のクレーンがかすかに見えた。
線量計の値は0.503で意外と高くない。
村松さんによると、この先の中央台という交差点が6号線のホットスポットとのこと。
ここがその中央台という交差点。
国道6号線のホットスポット。もう少しあの場にいたら測定値上限の9.999μSv/hに達してそうだった。
ちょいビビリ気味。 pic.twitter.com/UHzggLLxvx
— jun (@odakyu_de_go) 2017年2月26日
7.5μSv/hというと世田谷区の線量の150倍だ。あの場にいたらさらに上っていただろう。
相馬駅へ戻る
6号線の避難指示地区をさらに南下。
富岡町に入ったところでようやく右折することができた。ガイドさんによると、17:14の電車にはもう間に合わないみたい。
常磐富岡ICから常磐道に入る。
緊張が途切れ眠くなってきた。村松さんは運転もしてさらに疲れているだろうな・・・
電車の時間を気にしてるのか、結構飛ばすので少し怖かった。
「百聞は一見に如かずで、現地まで来てよかった、ありがとうございました」とお礼を言った。
是非ここで見たことを伝えてほしいとのことだった。
相馬ICで常磐道を降り、相馬駅へ。
17:25頃、相馬駅まで戻ってきた。お礼を言って、村松さんと別れる。
仙台に戻る
「すし蓑」という寿司屋を20時から予約しているが、相馬駅18:13発、19:26仙台駅着なので、ちょっと厳しそうだ。21時からに変更してもらう。
50分近くの待ち時間。近くの相馬市図書館併設の喫茶店を時間を潰すことにした。
うつらうつらしながら仙台駅到着。
ホテルグランテラス仙台国分町の禁煙エグゼクティブシングル(17平米)
タクシーでホテルグランテラス仙台国分町まで。
禁煙エグゼクティブシングル(17平米)。
内装があまり好きではない。
料金は、楽天トラベルで予約して15,724円だった。
楽天トラベルはポイントサイト経由で利用すると2%ほどのポイントが戻ってくるので覚えておくと吉。
休憩して、シャワー浴びる。
すし蓑
予約時間より少し早いが、国分町を歩いて鮨屋に向かう。キャッチの兄ちゃんに何回か声かけられた。
靴を脱いで上がる。
L字カウンターに先客カップルが1組。
手がかじかんで、ビールグラスを持つ手が震える。
携帯NGシールが貼ってあったので、写真もダメか聞いたところ、音が出ない設定ならOKとのことだった。以下の写真は少し性能の劣る静音カメラで。
最初に出てきたのが暖かい白子丼。助かる。
右は「のれそれ」という穴子の稚魚らしい。初めて食べた。今が旬らしい。ところてんのような食感。左は白魚の醤油漬け。両方共量が多かった。
メカジキのお吸い物。旨い。
ホシガレイ。薄いのに弾力がある。
イカの握り。
ここで「ちょっとゆっくり目でお願いします」と言ったのだが、聞こえなかったのかハイペースで出てきた。
プレーンな蒸し鮑がとても美味しかった。
プルプルのコハダにしょうが。旨い。
焼き穴子に梅肉乗せ。
日本酒は地酒が中心で、純米吟醸などは置いていない渋めのラインナップだった。最初に飲んだ柔らかい日本酒が美味しかった。なんだったろう?
おみやげで巻物を用意してもらう。鉄火巻がよかったが、太巻きならできるという。2人前用意してもらった。
22時半前に店を出る。
ビール1杯、日本酒4合飲んで、料金は20,736円だった。
だいぶ酩酊。
車に雪が積もっていた。
一度ホテルに戻る。アルコールチェッカーで計測。0.4。
説明書によれば、こういうことらしいので、微酔いですな。
ズー仙台へ
せっかくの夜なので、23:30頃、再度外出。ZOO仙台へ。
入店した時はそこそこ客いたのだが、25時近くになるとガランと。今日は超暇と言っていた。
合計4人ついてくれて、みないい子だっけど、指名したい子はおらず、25:30に切り上げる。
付いてくれた子には一杯ずつ奢った。私は最初はウーロン茶だったけど、その後ビールかシャンディガフくらい飲んだのかな?覚えていない。
外に出たら、さっきよりも強く雪が降っていた。ほろ酔い&雪で気分が高揚。
仙台めっちゃ雪。楽しい。 pic.twitter.com/SH45BkJWwr
— jun (@odakyu_de_go) 2017年2月9日
帰り道にコンビニでビールとツマミを買って、ホテルでアルコール追加。
27:30くらいに寝た。
ぶらんどーむ一番町からサンモール一番町へ
13時頃起床。
昼飯は『ブラタモリ』に出てきた、井戸水で鰻を飼っているという「明ぼ乃」さんで食べたい。「いろは横丁」という一画にあるようだ。「14時頃訪問予定だが営業してるか?」と電話で確認する。大丈夫だった。
14時近くになってようやくホテルを出て、歩いて店まで向かう。
ホテルグランテラス仙台国分町の1階にはスターバックス。
あー、国分町の入口のホテル前で、RICOH THETA Sで全天球写真を撮ればよかったと思った。
「ぶらんどーむ一番町」というアーケード街を南に向かう。
LINE FRIENDS STOREがあったが、先月31日を以って閉店していた。
「藤崎」という百貨店があるところで、「おおまち」というアーケード街と繋がっていた。
青葉通りを超えて、さらに進む。
いろは横丁
「文化横丁」という昭和な路地に惹かれて、入っていく。
「文化横丁」を反対側に抜けると、駐車場の後ろに時代に取り残されたような一画が。ここが「いろは横丁」みたいだな。
1945年7月10日の「仙台空襲」で焦土と化した仙台の中心部で、1946年8月「中央公設市場」が誕生。これが現在の「いろは横丁」の前身とのこと。「いろは横丁」がある住所が、仙台市青葉区一番町2丁目3番地のため、「壱弐参」で「いろは」と命名されたらしい。
明ぼ乃
「明ぼ乃」発見。
メニュー。うな丼の上、ご飯半分でお願いした。
鰻を焼き始めると、煙といい香りが店の中に充満。
『ブラタモリ』出演時の記念写真が飾ってあった。写真見ながら「井戸水で飼ってるんですよね?」と聞いたら、「裏手で飼ってるんですよ」と。
来た。程よい柔らかさ。旨い。
この後は、これも『ブラタモリ』で紹介されていた若松城跡(現在は宮城刑務所)に行ってみよう。
これも「いろは横丁」の店。まさか2階で食べるとかはないよね?笑
町割りの傾き
「サンモール一番町」のアーケードを出たところで、タクシーを拾い、宮城刑務所に向かってもらう。
途中、地下鉄南北線五橋駅近くのファミリーマートに寄ってもらった。
ファミリーマート前からY字道路を眺める。
地図で言うと、ここで、街の区画が30度傾いていることが『ブラタモリ』で問題にされていた。仙台駅より西は青葉城を起点に碁盤の目できれいに道路が作られているが、駅の東側はそれとは30度傾いて碁盤の目が形成されている。なぜか?
実は、今から行く宮城刑務所は元は若松城という、伊達政宗の隠居のための城があったところで、若松城を起点にまた碁盤の目が形成されていたということだったのだ。
途中通った瓦町商店街がなかなかいい感じだった。
宮城刑務所
宮城刑務所前に到着。
お堀の跡と見られる小川。
宮城刑務所の北側に出ると、城の土塁がはっきり確認できる。
刑務所作業製品展示場のすぐ近くに、若林城跡の石碑と案内があった。
誰でも入れるそうなので、刑務所作業製品展示場へ。
どれもよくできた製品だった。お土産にするにはどうかと思ったので、何も買わなかったが。
しかし、このあたりの地名が「古城(ふるじろ)」というのも、若林城の城下町だからなんだね。
宮城刑務所の東側に。土塁がはっきり。
「ローソンお買物券」で買物
かじかんだ手を暖めるため近くのローソンへ。
そういえば、奥さんから贈ってもらった「ローソンお買物券」が2,000円分あるので、ここのloppiで発券して、「ローソンお買物券」で水を買おうとした。
が、「ローソンお買物券」はお釣りが出ない。何本も水を買うわけにはいかないので、体温計を買って、お釣りが出ないようにした。何をやっているんだ・・・笑
ヤマダ電機で双眼鏡を買う
行きのタクシーの運転手が、このあたりは結構流しのタクシーが通ると言っていたので、コンビニ前で待っていたが、なかなか拾えない。寒いので電話で配車依頼。ローソンの店名を伝えようとしたところで、目の前にタクシーが来たので、こちらに乗った。
夜、仙台サンプラザでミュージカル『キャバレー』を見るが、遠くからではよく見えないだろうということで、双眼鏡を買うことにした。ソフマップ仙台駅前店に向かってもらう。
ソフマップ仙台駅前店には双眼鏡が置いてなかった。近くのヤマダ電機に。こちらにはあった。オリンパスの双眼鏡を購入。
この後、近くでタクシーを拾い、ホテルグランテラス仙台国分町前へ。
晩飯は22時近くになる。1階のスターバックスでコーヒーとパンを購入。部屋で食べた。
なお、ホテルグランテラス仙台国分町からはスターバックスにダイレクトに行ける。これは翌日の昼に撮った写真。
今日の晩飯は夜遅くまで営業している「鮨一郎」にしよう。電話して予約する。
双眼鏡のピント調整の仕方を確認。
仙台サンプラザで『キャバレー』鑑賞
仙石線は仙台駅が始発ではなく隣の「あおば通」駅が始発という。面白い。「あおば通」駅から乗って、仙台サンプラザ前の「榴ヶ岡(つつじがおか)」駅まで行ってみたかったが、そんな余裕はなかった。
18時前にホテルを出て、タクシーで仙台サンプラザへ向かう。
運転手に行き先を伝えたら、「今日はミュージカルがあるんで?」と言われた。始業前に今日の主なイベントのブリーフィングがあるらしい。
想像以上に人がいる。何だこの行列は。
入場。
ポスター。くぅー、いいね。
「長澤まさみの良い身体が見られるミュージカル」以外の知識を何一つ持っていなかった。松尾スズキ台本・演出ということも今日初めて知った。『あまちゃん』の喫茶店のマスターだね。
高いS席を買ったのに、1階席の後ろから2列目の席だった。まぁ、早く買わないとね。双眼鏡買っておいてよかった。
暗転して上演開始。
長澤まさみ登場。
思ってたほどスリムじゃないな。というより、ムッチリしている。けれど、結果的には熟れてきた長澤まさみは今回の役にぴったりだった。
猥雑で、退廃的で、でも自由で豊かで、、、というドイツの都市が、ナチスの登場とともに変質する。
前半、よく笑っていた人たちが後半笑わなくなる。
その変質を実にドラマチックに描いていた。
カーテンコールは3回。最後はスタンディングオベーション。
実に良かった。
鮨一郎
舞台がはねた後は早々に退散。小走りでタクシー乗り場へ。待たずに乗れた。
国分町の「鮨一郎」へ向かう。場所は、昨晩訪れた「すし蓑」の隣だった(笑)
雑居ビル1階の奥まったところにある。
テーブル席では元野球部と思われる3人が大声で盛り上がっていた。
お通しのホタルイカとマツモという海藻。
「ここはどうして知ったんですか?」と聞かれたから「食べログで」と。
ご実家が気仙沼にあるそうで、津波で家屋の1階はめちゃくちゃになったと言っていた。
現在の住まいは観音様(?)の近くらしい。
お造り。
「三百年の掟やぶり」。いい名前だな。舌にピリピリ来たよ。
ほや。10年ぶりくらいに食べた。その時は美味しくないと思ったが、これはジューシーでグレープフルーツのような味で美味しかった。
元はこういう形。
握り3貫。
会計は9,000円だった。「安すぎない?」と思ったんだけど、今確認したら、大して量食べてないね。妥当か。
23:30頃、店を出る。
仙台ビゼ
昨晩は何も調べずに「ズー仙台」に行ったが、今日は少し下調べして、「ビゼ」という店に行くことにした。HPの写真で気になる子が3人いたので、その中の一人くらいは気にいる子がいるのじゃないかと。
その店を探していたのだが、なかなか見つからない。そうしたら、地元資本の店の店員が、「ビゼ」まで案内してくれた。ちなみにその人の店の名前は「リゼ」。感謝感謝。
ボーイに「3人の子を順番で付けてください」と伝える。「このさゆきさんって子は写真に靄がかかっているような感じだし、実際は30代?」と聞いたら、「そんなことないですよ、20代前半ですよ」と言われた(笑)
最初に付いてくれた子は、快活で、話していて楽しかった。『キャバレー』を見てきた話をしたら、彼女もお芝居が好きみたいで東京にもたびたび芝居目的で訪れていたらしい。
次についてくれたさゆきさんがかわいくてきれいで私好みの顔だった。あとで指名させてもらうかもと伝えた。
3人目、4人目に付いてくれた子もいい子だったが、最終的にさゆきさんを指名することに。
さゆきさん、最初硬い印象だったが、酔ったら色々話してくれて面白かった。
おみやげで買ってきた寿司を出してもらった。持ち込み料かかる(笑)
26時にお開き。
ホテルに戻って、12時までのレイトチェックアウトをお願いしてから、27時頃寝た。
※なお、この文章の公開については事前にさゆきさんに了承を得ている。
青葉城へ
3日目。
11時過ぎに起床。12時過ぎにフロントからコール。「もうすぐ出ます」と釈明したが、「はいはいはい」という感じのかなり適当な反応だった。
延長料金を支払ってチェックアウト。
今日の仙台は晴天だ。祝日なので人出も多そう。
時刻は12:30。ホテル前でRICOH THETA Sで撮影してみた。⇒こちら
タクシーを拾い、青葉城に向かう。
よく分からない神社があったから拝んでおいだ。
なんで、ここで戦艦大和?と思ったが、あとでここが宮城縣護國神社だったことを知る。
仙台城本丸大広間の復元。
逆光の伊達政宗騎馬像。
風が強くて寒いわ。
青葉城から仙台駅方面。その先には太平洋も。
こちらは北西方面。冠雪してる山は、Google Mapsによると「泉ヶ岳」という山だろうか?
ん、山の前に何かある。
拡大すると・・・観音様!?
そういえば、昨晩、「鮨一郎」の大将が「観音様の麓に住んでる」と言っていて、「観音様?」って思ったが、あれのことだったか!?
伊達政宗騎馬像の前からRICOH THETA Sで撮影してみた。⇒こちら
これは、1902年(明治35年)に設立された西南戦争・日清戦争等戦没者慰霊碑だそうだ。名前は「尚忠碑」。東日本大震災によって、塔上にあった「鵄(とび)」が落下・破損。修復後、基壇上に設置されたとのこと。
寒くてツイートする手がかじかむ。
本丸会館の売店で暖を取る。娘に「むすび丸」のポシェットを買う。乃木坂46の生駒里奈ちゃんも食べたという「ずんだ餅」を。生駒里奈ちゃんの色紙は札幌の元祖さっぽろラーメン横丁でも見たな(笑)
「美味しすぎてビックリしないでよ」とおじさんに言われた(笑)
枝豆感濃厚で、餅もふわふわで旨い。
伊達の牛たん本舗 青葉城店で牛タンカレー
「伊達の牛たん本舗 青葉城店」に入ったら、2階がレストランになっていた。ここで昼飯を食べることに。
牛タンカレー(1,080円)。「ご飯半分で」と伝えたが、半分でこれか。牛たん柔らかくって旨かった。カレーも。
こちらの「伊達の牛たん本舗 青葉城店」は、「dポイント加盟店」且つ「dカード特約店」だった。
iPhoneのdポイントアプリを見せてから、dカードGOLDを登録しているApple Payで支払い。ポイントカードもクレジットカードも持ち歩かず、iPhoneだけでdポイント2重取りだ。私は「おしゃれだ( ・´ー・`)ドヤッ」と思ってるんだけど、どうだろう・・・?
これは青葉城から東方向の景観。
広瀬川のヘアピンカーブが凄かった。
仙台市地下鉄東西線
この後は、『ブラタモリ』で紹介されていた、「クリスロード」と「ハピナ名掛丁」の境界(斜めになっているという)を見に行こう。
直接タクシーで行ってもいいが、2015年の12月6日に開業した仙台市地下鉄東西線に乗るのも面白そうだ。
本丸会館前のタクシー乗り場から乗車して、ここから一番近い「国際センター」駅に向かってもらう。
停車したのは、国際センターの出入り口で、Google Mapsを見ると、ここから駅まで250メートル位はある。「駅の入口前には着けられないんですか?」と聞くと「だいぶ遠回りする」という。「じゃ、次の『大町西公園』駅に行って」と伝えると無言で走り始めた。
その後、運転手、「東西線利用する人なんてほとんどいない、駅にもロータリーないし」と地下鉄東西線への文句を色々と(笑)
「大町西公園」駅の入口。
お、Suica使える。
ドアが開いてびっくりした。ホームと電車の間に、段差も隙間もほとんどない。
一駅隣の「青葉通一番町」駅で降車。下の写真を撮るためだけに一本電車を待った(笑)
「青葉通一番町」駅の入口。ここ、昨日、「いろは横丁」に行く途中に通ったな。
「クリスロード」と「ハピナ名掛丁」の境目
百貨店「藤崎」の角を右に曲がって、駅方面へ。祝日だから、人出が凄い。渋谷歩いてるみたい。
この広い「東二番丁通り」を越えると、「クリスロード」に。
この斜めのラインが、「クリスロード」と「ハピナ名掛丁」の境目のようだ。
『宮城県謎解き散歩』によれば、
藩政期の仙台城下では武士の住む地区(通りの名)を「丁」、商人・職人・足軽の住む地区を「町」と名付けていた。
とのこと。「クリスロード」はかつては商人の住む「新伝馬町(しんてんまち)」、「ハピナ名掛丁」は武士の住む「名掛丁(なかけちょう)」であったらしい。そして、その間を四ツ谷用水の支流が流れていて、その用水のラインがあの斜めのラインということらしい。いやぁ、面白いねぇ。
この後、「ハピナ名掛丁」を通って、仙台駅へ。
やまびこ216号で帰路へ
駅ビルの「エスパル仙台」に行って、お土産を探す。Twitter友達から仙台の美味しいおみやげ情報を聞いていたので、それを探す。見つけた。
この後、新幹線乗り場で時刻表を確認。それを元に、iPhoneのSuicaアプリで「やまびこ216号」の「モバイルSuica特急券」を購入。iPhoneで新幹線改札通過できる。便利だ。
16:00発のやまびこ216号に乗車。
3席ならびで、隣2席空席で快適。ここで旅行記も書いてしまおうと思ったが、Surface Pro 3の充電がなかった。普通席だからコンセントもないし。残念無念。
これは伊達郡国見町というところから撮った写真だけれど、あの阿武隈高地の山々の向こうに2日前訪れた相馬市や南相馬市があるのだなーと。
帰宅して、「黒砂糖まんじゅう」を頂いた。しっとりモチモチの皮に黒砂糖の上品な甘さ。あんこも上品で美味かったなー。