Uber Eats（ウーバーイーツ）配達パートナーに適用の2つの保険（対人・対物賠償責任と傷害補償）

Uber Eats（ウーバーイーツ）配達パートナーには、

の2つの保険が適用されます。

Uber Eats 配達パートナーであれば、特別な手続きは必要なく、自動的に適用される保険です。

どんな内容なのか紹介します。

Uber Eats（ウーバーイーツ）配達パートナー向け保険制度 (1) 対人・対物の賠償責任保険

1つ目は、対人・対物の賠償責任保険です。

どんな場合に適用される保険かというと、

「『配達中』の事故により、他人を死傷させてしまったり、他人の物品を壊してしまったりして、法律上の損害賠償責任を負った場合」

です。

最高1億円まで補償されます。

「配達中」とは、自転車・原付バイク・バイク・軽自動車を利用するウーバーイーツ配達員が、配達リクエストを受諾した時点から配達が完了、またはキャンセルされるまでの間という意味です。

具体的な補償事例としては、以下のようなケースが想定されます。

ただし、配達の車両を125cc以下のバイクで登録している場合、対物賠償責任の補償請求に際して、5万円の自己負担金が設定されます。

対物の賠償責任の補償金額から5万円マイナスされるということです。

2つ目は、傷害補償としての見舞金制度です。

配達中の事故により配達パートナー自身が傷害を負った場合に、医療費や入院費などの見舞金が支払われます。

想定される具体例は、以下です。

見舞金名称	見舞金支払額と限度額（デリバリーパートナー1名、1事故あたり）
医療見舞金	25万円
死亡見舞金・葬式費用	死亡見舞金：1,000万円葬式費用：100万円限度
後遺障害見舞金	最大1,000万円
後遺障害認定の確定に要する費用	実際に要した金額
1日あたりの入院に伴う見舞金	7,500円／1日あたり（30日を限度とする）
配偶者・被扶養者への見舞金	配達パートナー死亡時に配偶者ならびに18歳以下の子供に対して、1名あたり15万円支払い（最大45万円が限度）

各見舞金について説明します。

■医療見舞金

配達中に事故が発生した際、救急車、Ｘ線検査、手術、投薬、診断書取得等の必要な医療費用について、25万円を上限とした医療見舞金が支払われます。

死亡見舞金、葬式費用

配達中の事故により、配達パートナーが死亡した場合、被扶養者や相続人に、1,000万円の死亡見舞金が支払われます。また、葬式費用も100万円を上限として支払われます。

後遺障害見舞金

配達中の事故により、配達パートナーに後遺障害が生じた場合、最大1,000万円の後遺障害見舞金が支払われます。金額は、後遺障害の「等級」によって決定されます。

「等級」の詳細については、傷害見舞金規定 (201909271630).pdfをご覧ください。

後遺障害認定の確定に要する費用

後遺障害が発生した場合に、配達パートナーが自身の後遺障害等級を提示するために要する専門機関への委託費用等が支払われます。

1日あたりの入院に伴う見舞金

配達中の事故により、配達パートナーが入院（日帰り入院を含む）した場合、または入院後当該事故による怪我により就業不能および自宅療養となった場合、30日を上限として、見舞金が支払われます。医者によって、医学的見地により就業が困難であることの証明が必要になります。

配偶者・被扶養者への見舞金

配達中の事故により、配達パートナーが死亡した場合、配偶者ならびに18歳以下の子供に対して、1名あたり15万円の見舞金が支払われます。

配達中に事故に遭い、補償の対象だと思われる場合は、下記の方法より事故内容を報告してください。

傷害見舞金申告書等の書類が送られてきます。

必要事項を記入し、必要書類を取り揃えた上で、「Uber Eats 見舞金サポートデスク（ジャパンアシストインターナショナル社）」へ送付します。

請求が認められれば、傷害見舞金申告書で指定した口座に、三井住友海上から見舞金が支払われます。

請求する見舞金	必要書類
医療見舞金	・医師法に定める医師、または柔道整復師によって行われた治療で、病院の窓口で実際に支払った治療費の領収証（本紙）・診断書本紙（柔道整復師による治療の場合は、施術証明書も可）
死亡見舞金	・死亡診断書または死体検案書・法定相続人を確認する書類（出生から死亡までの連続した戸籍謄本）・委任状（法定相続人全員から代表者に対する信任）・法定相続人全員の印鑑証明書
葬式費用	・葬儀に要した費用がわかる書類（領収証等）
後遺障害見舞金	・後遺障害診断書・後遺障害診断のための画像、検査結果等
後遺障害認定の確定に要する費用	・領収証本紙
1日あたりの入院に伴う見舞金	・病院の窓口で実際に支払った治療費の領収証・診断書本紙（就業不能かつ自宅療養が必要な期間の明記があるもの）
配偶者・被扶養者への見舞金	・配偶者／被扶養者がいることを証する書類（戸籍謄本、法定相続情報一覧図など）