JCBカードのプロパーカードのラインナップは、「JCB ORIGINAL SERIES」と呼ばれます。
「JCB ORIGINAL SERIES」には、
- JCB CARD W
- JCB一般カード
- JCBゴールド
- JCBプラチナ
の4種類あります。
高い年会費を出して、JCBゴールド、JCBプラチナを作る意味はあるのか?
高い年会費を出すと、どのようなサービスが受けられるのかを紹介したいと思います。
JCB CARD WとJCB一般カードの違い
JCB CARD WとJCB一般カードの違いは、以下の4点です
年齢制限(上限)があるか
JCB CARD Wに申込可能な年齢は、満18歳以上から39歳までとなっています。
一方、JCB一般カードは、満18歳以上であればどなたでも申込みできます。
年会費が永年無料か実質無料か
満18歳以上39歳以下限定のJCB CARD Wは、年会費が永年無料です。1年目も2年目以降も無条件で無料です。
一方、JCB一般カードは、初年度こそ年会費は無料ですが、2年目以降は1,250円(税別)必要となります。ただし、前年度に以下の条件を満たしていた場合は次年度も無料となります。
- MyJチェックの登録(年会費支払い月の前々月19日まで)
- 年間合計50万円(税込)以上のショッピングの利用
基本のポイント還元率が違う
ここが一番肝心なところです。
JCB CARD Wの基本的にポイント還元率は、JCB一般カード(およびJCBゴールド、JCBプラチナ)の2倍あります。
ショッピング利用金額に対して、「1,000円=2ポイント」のOki Dokiポイントが貯まります。
18歳から39歳までの若年層を大変優遇しているのですすね。
海外旅行傷害保険の補償金額が違う
JCB CARD WにもJCB一般カードにも、海外旅行傷害保険が付帯しています。
JCB CARD Wでは、「搭乗する公共乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金を事前にJCB CARD Wで決済した場合に、海外旅行傷害保険が適用されます。
JCB一般カードでは、MyJチェック登録した上で、「搭乗する公共乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金を事前にJCB一般カードで決済した場合に、海外旅行傷害保険が適用されます。
補償内容は以下のようになっています。
JCB CARD W | JCB一般カード | |
傷害死亡 | 2,000万円 | 3,000万円 |
傷害後遺障害 | 最高2,000万円 | 最高3,000万円 |
傷害治療費用 | 100万円 | 100万円 |
疾病治療費用 | 100万円 | 100万円 |
賠償責任 | 2,000万円 | 2,000万円 |
携行品損害 | 20万円 | 20万円 |
救援者費用等 | 100万円 | 100万円 |
国内旅行傷害保険が付くか付かないか
JCB CARD Wには、国内旅行傷害保険が付帯しません。
一方、JCB一般カードには、最高3,000万円の国内旅行傷害保険が利用付帯します。
JCB一般カードとJCBゴールドの違い
JCB一般カードとJCBゴールドの違いは、以下の3点です。
Oki Dokiポイントの有効期限の違い
JCB一般カードとJCBゴールドでは、Oki Dokiポイントの有効期間が違います。
JCB一般カードは24ヶ月(2年間)、JCBゴールドは36ヶ月(3年間)です。
「Gold Basic Service」が付くか付かないか
JCBゴールドには、「Gold Basic Service」というゴールドカード特典が付きます。
JCB一般カードには付きません。
「Gold Basic Service」の詳細については、以下の記事をご覧いただきたいですが、主なものを挙げれば、「空港ラウンジサービス」です。
付帯保険の補償金額の違い
JCB一般カードとJCBゴールドでは、付帯保険の補償金額が大きく異なります。
海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険、ショッピングガード保険に分けて比較していきます。
海外旅行傷害保険
JCB一般カードの保険対象者は本人会員・家族会員のみで、付帯条件は「利用付帯」となります。
JCBゴールドには「家族特約」が付いていて、保険対象者は本人会員・家族会員に加えて、本人会員の家族です。付帯条件は「自動付帯」です。
JCB一般カード | JCBゴールド | ||
---|---|---|---|
本人会員・家族会員 | 本人会員・家族会員 | 家族特約 | |
利用付帯 | 自動付帯 | ||
傷害による死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 | 最高1億円 | 最高1,000万円 |
傷害による治療費用 | 100万円 | 300万円 | 200万円 |
疾病による治療費用 | 100万円 | 300万円 | 200万円 |
賠償責任限度額(1事故) | 2,000万円 | 1億円 | 2,000万円 |
携行品損害 | 1旅行につき20万円 | 1旅行につき50万円 | |
救援者費用等 | 100万円 | 400万円 | 200万円 |
国内旅行傷害保険
JCB一般カードの付帯条件は「利用付帯」です。
JCBゴールドの付帯条件は「自動付帯」です。
JCB一般カード | JCBゴールド | |
---|---|---|
付帯条件 | 利用付帯 | 自動付帯 |
保険対象者 | 本人会員・家族会員 | 本人会員・家族会員 |
傷害による死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 | 最高5,000万円 |
入院日額 ※8日以上の治療から対象 | – | 5,000円 事故日から180日限度 |
手術 ※8日以上の治療から対象 | – | 入院日額×倍率 (10倍、20倍または40倍) 1事故につき1回限度 |
通院日額 ※8日以上の治療から対象 | – | 2,000円 事故日から180日以内90日限度 |
海外・国内航空機遅延保険
JCBゴールドには、海外・国内ともに航空機遅延保険が自動付帯します。
JCB一般カードには付帯しません。
保険金額 | |
---|---|
乗継遅延費用保険金(客室料・食事代) | 2万円 |
出航遅延費用等保険金 (食事代) | 2万円 |
寄託手荷物遅延費用保険金 (衣料購入費等) | 2万円 |
寄託手荷物紛失費用保険金 (衣料購入費等) | 4万円 |
ショッピングガード保険
JCB一般カードのショッピングガード保険は、海外で購入した商品のみに適用され、年間補償限度額は「100万円」で、自己負担額は「10,000円」です。
JCBゴールドのショッピングガード保険は、国内・海外で購入した商品に適用され、年間補償限度額は「500万円」で、自己負担額は「3,000円」です。
JCBゴールドとJCBプラチナの違い
JCBゴールドとJCBプラチナの違いは、主に以下の3点です。
Oki Dokiポイントの有効期限の違い
Oki Dokiポイントの有効期間が違います。
JCBゴールドは36ヶ月(3年間)、JCBプラチナは60ヶ月(5年間)です。
「JCBスターメンバーズ」の「Oki Dokiボーナスアップ」の違い
「JCBスターメンバーズ」のメンバーになると、Oki Dokiポイントが通常より多く貰えますが、JCBゴールドとJCBプラチナでは「Oki Dokiボーナスアップ」が異なります。
JCBゴールド | JCBプラチナ | |
---|---|---|
ロイヤルαPLUS | 60%アップ | 70%アップ |
スターαPLUS | 50%アップ | 60%アップ |
スターβPLUS | 20%アップ | 30%アップ |
スターePLUS | 10%アップ | 20%アップ |
JCBプラチナ限定サービス
JCBプラチナには以下の特典が付きますが、JCBゴールドには付きません。
- プラチナ・コンシェルジュデスク
- プライオリティ・パスのプレステージ会員が無料
- グルメ・ベネフィット
- JCB Lounge 京都
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の「JCB LOUNGE」が利用できる
海外旅行傷害保険の補償内容
JCBプラチナになると、傷害治療費用と疾病治療費用の限度額が1,000万円になります。
JCBゴールド | JCBプラチナ | |
傷害死亡 | 1億円 | 1億円 |
傷害後遺障害 | 最高1億円 | 最高1億円 |
傷害治療費用 | 300万円 | 1,000万円 |
疾病治療費用 | 300万円 | 1,000万円 |
賠償責任 | 1億円 | 1億円 |
携行品損害 | 50万円 | 100万円 |
救援者費用等 | 400万円 | 1,000万円 |
年会費25,000円[税別]のクレジットカードで、傷害治療費用と疾病治療費用が1,000万円まで補償されるというのは破格です。
年会費130,000円[税別]のアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードと同等です。
参考:「傷害治療費用・疾病治療費用」保険が付帯するクレジットカードを「補償金額別」に紹介
上記のJCBプラチナ特典の詳細については、以下の記事をご覧ください。